みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回はノルウェーの首都オスロにあるムンク美術館が、どこにあるのかその場所と、ムンク美術館を訪れる時の注意点について、紹介していきたいと思います。
オスロ・ムンク美術館 移転とリニューアル
オスロのムンク美術館は、オスロの有名な観光地の1つで、ムンクの作品を扱う美術館としては最大規模の美術館です。
右側の上階がガラス張りの建物がムンク美術館
このムンク美術館ですが、2021年10月にリニューアルオープンしており、場所もそれに伴いオスロの地下鉄のトゥーエン駅近く(オスロ植物園の近く)からオスロ中央駅の南側の湾岸エリア(オペラハウス近く)に移転しました。
地球の歩き方でも、ムンク美術館が移転したことや移転先の場所がどこなのかという情報は載っていましたが、基本的には古いムンク美術館についての情報が載っていました。
そのため、ガイドブックからムンク美術館の情報を得る際には、リニューアルオープン後のムンク美術館についての記載であるか、注意が必要となります。
ムンク美術館の開館時間と入場料
ムンク美術館の基本的な開館時間は、日曜日から火曜日までは10時から18時まで、水曜日から土曜日までは、10時から21時までとなっています。
もっとも、ムンク美術館の開館時間はノルウェーの祝日は、祝日によって上記時間と開館時間が異なることがあります。そのため、ムンク美術館に行く日があらかじめ決まっているのであれば、ムンク美術館のHPで美術館の開館時間を確認するようにしてください。
ムンク美術館の入場料は、大人1人180NOK、18歳から25歳以下が100NOKです。
またムンク美術館のHPから美術館の入場券の事前予約もできますが、仮にその日にムンク美術館に行けなくなってしまった場合は、チケットの払い戻しは出来ません。もし事前にチケットを買うのであれば、注意してください。
もっとも、ムンク美術館では当日券も美術館内で販売しています。確かに事前予約であればチケットを買う列に並ぶ時間が省けますが、個人的には値段が同じであれば当日券でもいいように思います。
また、ムンク美術館の中はフラッシュ(スマートフォンのカメラのライトを含む)を使わなければ、カメラ撮影を行うことができます。
ムンク美術館の注意点➀(美術館への持ち物)
ムンク美術館を訪れる際には、いくつかの注意点があります。
まず、40 x 35 x 10 cm以上のかばんを持ち込むことは出来ません。そのため、それ以上のカバンを持っている場合には、美術館内にあるクロークに預ける必要があります。
ムンク美術館の中にあるクロークの様子
また、飲食物(乳幼児食や摂取が必要な薬を除く)も持って入ることは出来ません。飲食物も上記カバンと同様、クロークに預けるように言われます。
ちなみに私は、上記の大きさの範囲内のカバンを持っていたのですが、水を入れた水筒を持っており、入り口を入った後の手荷物検査で、ムンク美術館の職員から中身の水を捨てて空の水筒を持っていくか、クロークに預けるか選択させられました。
また傘についても、普通の傘は上記サイズ以上のカバン同様美術館のクロークに預ける必要がありますが、40 x 35 x 10 cm以内のカバンにすっぽりと収まる折り畳み傘であれば、美術館内でカバンに入れておくことを条件に、美術館内に持ち込むことができます。
ムンク美術館の注意点➁ (絵画「叫び」が見れる時間)
ムンク美術館には、ムンクの代表作である叫びの絵画が展示されています。もっともこの叫びの展示方法が、ムンク美術館では非常にユニークであり、注意が必要となります。
叫びの展示エリアにある叫びの解説パネル。このパネルの反対側がテンペルがの叫び。
ムンクの叫びの絵画はムンク美術館の4階に展示されています。ムンク美術館に展示されている叫びの絵画は、5枚あるムンクの叫びの作品の内、パステル画の叫び、リトグラフの叫び、とテンペラ画の叫びの3枚です。
ムンクの叫びの展示の配置は、ムンクの叫びの解説パネルから時計周りに、リトグラフの叫び→テンペラ画の叫び→パステル画の叫びです。
リトグラフの叫び
パステル画の叫び
テンペル画の叫び
しかし、この3枚はムンク美術館の同じ展示室にあるのですが、30分おきに3枚の内の1つの作品の前の扉が開閉し、見れる作品が変わります。
つまり、30分おきに叫びの作品の前の扉が開閉するため、1度に3枚の叫びを見ることはできず、叫びは1枚づつしか見ることは出来ません。
叫びのテンペラ画の前の扉が開く途中の様子。
叫びの作品の扉が開閉されるのは、各時間の00分と30分です。
またこの展示方法の厄介なところは、開閉される扉の順番にあります。
ムンク美術館では、➀リトグラフの叫びが見れる状態であれば、次は➁テンペラ画の叫びが見れる状態になります。ここで次にパステル画が見れる順々になれば、すべての作品を見るには90分で足りますが、➂もう1度リトグラフの叫びが見れる状態になります。そして、➃その後にパステル画の叫びが見れる状態になります。
つまり、リトグラフの叫び→テンペラ画の叫び→リトグラフの叫び→パステル画の叫びというように、必ず、テンペラ画の叫びとパステル画の叫びの間にリトグラフの叫びが挟まります。
そのため、ムンク美術館に展示されている「叫び」3作品すべてを見るには、120分近い時間がかかります。
ムンク美術館を訪れたのであれば、せっかくなので3種類全ての作品を見たいところですが、すべてを見るには2時間くらいは、ムンク美術館での時間を見ておく必要があります。
その他
ムンク美術館には、途中階に欠番はあるものの、12階までの階があります。その最上階の12階にはレストランとバーがあります。
さらにムンク美術館の11階と12階からはオスロの街並みをガラス越しに見渡すことができるところもあります。
ムンク美術館の11階にある展望スペース
また6階にはムンクの晩年の作品があり、ムンクの作品でも少し違ったものを見ることができます。合わせて同じ6階にはゲームで遊べるエリアもあります。
そのため、叫びの作品が見れる開閉の時間を潰すにはそれなりに困りません。
まとめ
ムンク美術館の移転により美術館の場所が変わっていることには、注意が必要ですが、やはり、ムンク美術館の叫びの展示方法は、他の美術館にはないシステムのため、もっとも注意が必要です。
ムンク美術館を訪れる際には、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
ヨッシー
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