みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回は国内線のカードラウンジと航空会社のラウンジの違いについて紹介していきたいと思います。
国内線・空港ラウンジ
日本の国内線には、大きく分けて2種類の空港ラウンジがあります。
1つは航空会社とは関係のない会社が運営する、カードラウンジです。羽田空港ではPOWER LOUNGE、伊丹空港であればラウンジオーサカが、このカードラウンジに当たります。
もう1つは、主に航空会社が運営・提供する航空会社のラウンジです。JALのサクララウンジやANAのANAラウンジがその代表例です。
カードラウンジ
カードラウンジは、提携するクレジットカード会社のゴールドカード以上を保有しており、その日に乗る航空券のチケットがあれば、無料で利用できます。(但し、同じ空港のカードラウンジでも、提携するクレジットカードが異なる場合や、提携先が少なかったりする場合があるので、注意が必要です。)
羽田空港POWER LOUNGE が無料で利用できるクレジットカードの一覧(羽田空港 POWER LOUNGE HPから引用)
また、仮に提携するゴールドカード以上のクレジットカードを持っていなかったとしても、1000円から1500円程度(カードラウンジによって値段は異なる)を支払えば、多くのカードラウンジでは、ラウンジを利用することができます。
カードラウンジで、無料で提供されるのはほとんどのラウンジでソフトドリンクのみです。提供されるソフトドリンクの種類はラウンジごとで多少異なりますが、コーラ、ジンジャーエール、オレンジジュースなどのソフトドリンクに加えて、コーヒー、紅茶などのラインナップが一般的です。
また、提供される容器も紙コップであることがほとんどです。
カードラウンジの中の、ソフトドリンクサーバーの様子。
他方で、アルコールについては、ラウンジ内に生ビールサーバーがあることもありますが、有料(だいたいおつまみ付きで500円程度)となります。
カードラウンジにビールサーバーがあるが、有料。
また、ラウンジによってはサンドウィッチやパンなどの販売があります。他方で、多くのカードラウンジでは、飲食の持ち込みが禁止されています。
そのため、空港の空弁を買ってカードラウンジ内に持ち込むということは出来ません。ここが航空会社のラウンジとのもっとも大きな違いです。
また羽田空港のPower Lounge、福岡空港のラウンジTIMEサウスなどの一部のラウンジを除けば、多くのカードラウンジは、保安検査場の前の非制限エリアにあります。ここも、航空会社のラウンジと大きく異なる点です。
他方で、航空会社のラウンジにはない利点は、カードラウンジはラウンジによっては、到着時に、その空港でラウンジを利用できる点です。
航空会社のラウンジ
航空会社のラウンジは、その航空会社のマイレージサービスのステータス(いわゆる上級会員)もしくはJALであれば国内線ファーストクラスの利用客、ANAであればプレミアムクラスの乗客でなければ利用できません。
そのため、提携するゴールドカード以上のカードを持っていれば利用できるカードラウンジとは異なり、利用できる乗客が限られます。
もっともサクララウンジやANAラウンジであれば、ラウンジを運営する航空会社の搭乗券を持っていれば、カードラウンジほど安くはないものの、3000円でラウンジを利用することができます(但し航空会社によって利用できる空港に限定がある)。
航空会社のラウンジでは、カードラウンジと異なり、基本的にソフトドリンク、アルコール、おつまみなどのスナックが全て無料で提供されます。また上位のラウンジ(JALであればダイヤモンド・プレミア ラウンジ、ANAであればANA SUITE LOUNGE)では、パンやおにぎりなどのスナック以外の軽食も無料で提供されます。
ANAラウンジで提供されている、スナック。
航空会社のラウンジでは、ビールサーバーのビールも無料。
また、一部ラウンジでのお土産の販売を除けば、食べ物の販売はありません。
関西国際空港国内線の航空会社の共同ラウンジ、ラウンジKANSAIでは関西のお土産が売られている。
そして、個人的にはもっとも大きな違いは、飲食物を自由にラウンジに持ち込むことができることです。そのため、夜にお弁当だけ持ち込んで、無料のアルコールと一緒に食事を楽しんだり、アイスクリームを持ち込んだりすることができます。
たまに羽田空港のJALサクララウンジでは、マクドナルドのセットを持ち込んで食べている人もいます。
また航空会社のラウンジは、保安検査場を抜けた制限エリアにあります。そのため、保安検査場を抜ける時間を考えずにラウンジでは、ゆっくりすることができます。
一部例外のラウンジ
空港によっては航空会社のラウンジがなく、カードラウンジを航空会社のラウンジとして扱っている場合もあります。そのため、同じラウンジをゴールドカード以上のクレジットカードの保有者として、もしくは航空会社のステータスの保有者としても利用することができます。
そのような例外的なラウンジの例が、熊本空港のASOラウンジと青森空港のエアポートラウンジです。
AOSラウンジでは、カードラウンジとしの利用客にはビールは一杯まで、航空会社ラウンジとしての利用客にはビールは無制限など、どちらのラウンジとして利用するかによって多少サービス内容が異なる点もあります。
まとめ
今回は、国内線のカードラウンジと航空会社のラウンジの違いについて紹介してみました。
どうしても、航空会社のラウンジはマイレージサービスのステータスというハードルが高いことからサービスは、カードラウンジより充実していますが、空港に到着時でも使用できる点は、航空会社のラウンジにはないメリットだと思います。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
ヨッシー
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