みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回はコロナ禍の旅行のキャンセルに対するリスクヘッジのおすすめ方法を紹介します。
コロナ禍の旅行と旅行のキャンセルリスク
コロナ禍の影響で旅行の様子も様変わりしました。gotoトラベルで、より旅行がお手頃になりました。他方でコロナ感染症の拡大により、旅行を取りやめるリスクもあります。特にgotoトラベルキャンペーンは、当然ですが、コロナが拡大すれば中止になります。
またgotoトラベルが中止にならなくとも、突発的に特定地域でコロナによる感染が爆発的に増えるリスクは、コロナ禍の旅行では常につきまといます。そのため高額のキャンセル料を支払わなければならなかったり、キャンセル料が勿体無くて、コロナが流行している地域に嫌々旅行せざるおえない危険性もあります。
このことから、コロナ禍の旅行においては、常にキャンセルのリスクを考えなければなりません。そのためここでは、私が思うキャンセルのおすすめリスクヘッジを紹介したいと思います。
パッケージツアーは、お得だがリスクもある
まず、gotoトラベルキャンペーンでは、ホテルの宿泊費のみが原則対象です。そのため、ホテルと飛行機などの交通手段を別々に取ったのでは、交通手段の予約については、gotoトラベルキャンペーンの割引は適用されません。
他方で、宿泊と移動手段がセットになったパッケージ商品、いわゆるダイナミックパッケージであれば、その全額がgotoトラベルキャンペーンの割引対象となるため、交通費も割引されます。
また、ダイナミックパッケージ以外のパッケージツアーであっても同様に、gotoトラベルキャンペーンによる割引が、交通費にもされます。
そのため、gotoトラベルキャンペーンを使うと交通手段とホテル等の宿泊を別々に予約したよりも、パッケージツアーの方が安いです。しかし、このパッケージツアーは、旅行商品によりますが、だいたいの物が、遅くとも1ヶ月前には、キャンセル料がかかります。それも、旅行代金全額にキャンセル料がかかるため、そのお値段はかなりのものになります。
例えば、10万円のパッケージツアーに予約をして、キャンセル料が旅行代金の50%とします。この場合、キャンセル料金は、5万円となります。
けっしてgotoトラベルキャンペーン適用後(地域共通券部分を除く35%引き)の6万5千円の半額がキャンセル料金とはなりません。
ましてや、旅行期日の1週間前であればキャンセル料は安くても旅行代金の80%、下手をすれば100%全額が発生します(しかもgotoトラベルキャンペーン適用前の価格です)。
こうなれば、旅行を予定している日から1ヶ月を切れば、例え旅行先がコロナの感染が拡大している地域であっても、旅行をキャンセルするとの決断をするのが難しくなります。
もちろん、この場合でもgotoトラベルキャンペーン自体が一時停止となれば、キャンセル料が免除される可能性は高くなります。現に、2020年末からのgotoトラベルキャンペーン停止時には、国がキャンセル料を負担するとの形が取られました。
言い換えれば、パッケージツアーでは、gotoトラベルキャンペーンが停止されない限りは、かなり高額なキャンセル料が発生するリスクがあると言うことです。
そのため、たしかにパッケージツアーはgotoトラベルキャンペーンによって安いですが、コロナ禍の旅行方法としては、リスクが高いです。それゆえあまりおすすめできません。
コロナ禍のリスクヘッジとしておすすめなのは、個別の手配
やはりキャンセルのリスクを考えるとおすすめなのは、交通手段とホテル等の宿泊との個別手配です。
たしかに個別手配では、先ほど述べたようにパッケージツアーよりは、gotoトラベルキャンペーンの適用が宿泊費にしかないため値段は高いです。しかし、この場合だとキャンセル料をかなり安く抑えれます。そのため、突発的なコロナの感染拡大による旅行のキャンセルにも対応できます。
例えばホテルのキャンセル料は、キャンセル可能の予約を選べば、宿泊の前々日までキャンセル料は無料です。もちろん、キャンセル不可能な料金もありますが、ホテルの予約の場合はキャンセル不可能の料金とキャンセル可能な料金ではそれほど値段が大きく異ならないことが、多いです。
実際の値段の差は、10%ほどで1泊あたり2000〜3000円程のことが多いです。
個別手配の注意点
いくら個別手配の方が、キャンセル料のリスクが少ないとしても、キャンセル可能な料金をホテルの宿泊予約では選ぶ必要があります。
また、移動手段についてもキャンセル可能なものやキャンセル料金が安いものを選ぶ必要があります。ここでは具体的に飛行機についてのチケットについて紹介していきたいと思います。
飛行機のキャンセル料金
飛行機のキャンセル料金は、その運賃の種類によって異なります。早期購入チケットであればキャンセル料金は、おおよそ50%であることが多いです。
他方で、LCCであればキャンセルが出来ない運賃も多いです。
現時点では、JALの国内線ではキャンセル料金は、運賃の種類によらずキャンセル料金がかかる運賃はすべて1区間500円程の料金でキャンセルできます。
他方でANAの国内線では、期間限定で無料で航空券の日にちを変更できます。ただし変更後の運賃の差額については支払う必要があります。
またソラシドエアー、スターフライヤー、AIRDOについても、ANAと同様、期間限定で無料で変更することができます。ただしそれぞれの航空会社によって、期間があるので詳しくはそれぞれの航空会社のHPで確認をしてみてください。
そのため現在のところは、スカイマークを除けば主要なフルキャリアの航空会社では、変更が無料かキャンセル料金がかなり安い金額かのどちらかです。
よって、キャンセル料金を考えるとJAL、もしくは旅行の予定の変更も考えるのであれば、ANAやソラシドエアー、AIRDO、スターフライヤーのどれかの予約を取ると良いと思います。
他方で、上記のキャンペーン以外で、フルキャリアの航空会社の変更可能な航空券や払戻しのかからない航空券は、ほとんど正規料金に近くなることから、かなり高額となります。そのためリスクヘッジとしては、完璧ですが、費用対効果がよくありません。
株主優待券というリスクヘッジ方法
ここでもう一つ航空券を購入する際に、リスクヘッジの仕方として考えて良いのが、航空券の株主優待券です。
主にJALとANAでは、株主優待券として、航空券の割引券を出しています。
この株主優待を使うと、普通運賃の半額で、国内線に乗ることができます。(ANAはJALと異なり、普通運賃がないため、優待価格となる)
そしてこの株主優待券ですが、キャンセル料金や変更ですが無料です。また特に株主優待の除外日もありません。(ただし座席に数には限りがあるため注意が必要。)
そのため株主優待券それ自体は、コロナ禍の旅行のリスクヘッジとなります。
もっともこの株主優待券ですが、コロナ禍でない通常の時期では、早期予約割引があり、そちらの運賃の方が半額以上の割引率となることが多いため、離島や便数が少なく他社との競合となっていない割引率が低い路線でしかその威力を発揮しません。
また、JALやANAの株主でなければ、金券ショップでこれらの株主優待券を購入することになりますが、通常の時期であれば、1枚5000円以上ということも珍しくないため、あまり有効な割引ではありません。
もっとも、このコロナ禍においては、株主優待券の需要が低いため金券ショップでは、1000円代半ばで売られています。そのため、キャンセル料金がかからないという点では、1500円程度の出費であれば、十分な保険料と言えます。
また株主優待券を使えば、座席さえ有れば、早期割引が適用されない直前に変更をしても、同じ値段でまた新しく航空券を購入することができます。(ただし、株主優待券については、利用期限があるため注意が必要です。)
航空会社の株主優待のリスクヘッジとしてのデメリット
もっともこの株主優待を使った、コロナ禍のリスクヘッジとしても、デメリットがいくつかあります。
まず挙げられるデメリットは、やはりその値段の高さです。航空会社の主要路線では、他社との競合が激しいため、早特(JALであれば先特割引、ANAであればsuper value など)の方が運賃は安いです。そのため、どうしても株主優待運賃は、割高になってしまいます。
また株主優待運賃は、その販売数に制限があります。そのため、座席数自体に空席のある特定の便であっても、株主優待運賃の座席が空いていないこともあります。そのため、年末年始やゴールデンウィークの人気路線でかつ人気の時間帯では、予約が取れない可能性があります。
さらに、注意したいデメリットは、株主優待の期限です。株主優待の期限は、通常7月からもしくは11月からの1年間です。そして、飛行機の搭乗日はその期間内でなければなりません。たまに、金券ショップなどではかなりギリギリの期間のものが売られているため、注意が必要です。
まとめ
コロナ禍での旅行計画を立てるにあたっては、どのようにgotoトラベルを使い、コロナの感染拡大リスクによる旅行のキャンセルリスクをヘッジするのかが重要になります。
コロナ禍終息後の旅行であれば、キャンセル料金を意識しない、旅行計画もよいですが、当面はキャンセル料金のリスクヘッジが、新しい旅行用式になると思います。
私のおすすめの旅行計画の仕方ですが、航空券にはgotoトラベルの割引は適用されませんが、航空券とホテルを別に取ることです。
そうすれば、もちろんホテルの予約の内容にもよりますが、万が一旅行開始の1週間前であっても、ホテルのキャンセル料金はかかりません。
他方で航空券については、現在はキャンセル料金についての減免制度があるため、キャンセル料金や予約変更手数料がかなり安く抑えられます。また航空券については、上記で紹介した株主優待を使えば、キャンセル料金は、株主優待券を金券ショップで購入した価格のみに抑えることもできます。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
ヨッシー
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