ロンドン・3空港比較 それぞれのメリットとデメリット

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ロンドン・3空港比較 それぞれのメリットとデメリット イギリス

 

みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今日はロンドンにある空港のメリットデメリットについて比較をしたいと思います。

 

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ロンドンはヨーロッパでもっとも空港が多い都市

 

イギリス・ロンドンは、確実にヨーロッパの都市の中でも多くの空港を持つ都市だと言えます。

 

ちなみにみなさんは、ロンドンにある空港は全部でいくつか知っていますか?(民間旅客機が定期便として就航している空港に限りますが)

実はロンドンには、6つも空港があります。ロンドンといえば、ヨーロッパ随一の大規模空港であるロンドン・ヒースロー空港が有名ですが、それ以外にもガトウィック空港シティー空港ルートン空港スタンテッド空港サウスエンド空港があります。

 

サウスエンド空港は、ロンドン・サウスエンド空港という名前ですが、もはやロンドンにあるとは言い難いほど遠いため、ロンドンの空港と言えるかは怪しいです。

 

その中でも今回は、ロンドンから近い上位3つのロンドンの空港である、ヒースロー空港、ガトウィック空港及び、シティー空港の3つについてメリットとデメリットと、それらの空港の比較を中心に今回は紹介したいと思います。

 

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ロンドン・ヒースロー空港

 

ロンドン・3空港比較 それぞれのメリットとデメリット

 

ロンドンの主要空港といえばまず、思い浮かぶのがロンドン・ヒースロー空港です。日本からロンドンへの直行便は現時点で全て、このロンドン・ヒースロー空港から発着します。

 

そのためロンドンのみならず、イギリスに空路で入る日本人の大多数が利用するのが、このロンドン・ヒースロー空港です。

 

 

ロンドン・ヒースロー空港は、1日の平均利用者がなんと21万人で、1日の平均フライト数が1303便という、ヨーロッパ屈指の大規模空港です。

(数字はともに2018年のもの)

 

ちなみにこの数がどれだけ大きいかですが、日本で国際線の利用者が最も多い成田空港であっても、1日の利用者の平均は12万人ほどと、ヒースロー空港の半分です。

 

さらにロンドン・ヒースロー空港のすごいところは、1日1000便を超える飛行機が離発着するにも関わらず、なんとこの空港には滑走路が2本しかないということです。(現在ヒースロー空港では、3本目の滑走路建設計画がありますが、建設を巡っては、ガトウィック空港の拡張の有無を巻き込んで、かなり揉めているので、ヒースロー空港に3本目の滑走路が本当にできるかはかなり怪しいです。)

 

ロンドン・ヒースロー空港のメリット

 

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やはりヒースロー空港のメリットとして挙げられるのが、免税店などが圧倒的に充実していることです。ヒースロー空港はターミナルが4つあり、ターミナル5に至っては、ヒースロー空港を拠点とするブリティッシュエアウェイズの専用ターミナルです。実際のところ、空港内はかなり広いため他のロンドンの2つの空港と比べても免税店などが、充実しています。

 

また本当にヒースロー空港には、ブリティッシュエアウェイズをはじめ、多くの航空会社が多くの路線が就航しています。そのため乗り継ぎでの行き先が多いというメリットがあります。

 

やはりヒースロー空港は日本からの直行便が就航する唯一のロンドンの空港です。よって、日本からロンドンに行くのには利便性は高いと言え、これもこのヒースロー空港のメリットの1つです。

 

さらにヒースロー空港へは、テムズ川の上空を進みイギリスの西部から入るため、ロンドンの都心上空を通ります。もちろん天気及び飛行ルートには寄りますが、ヒースロー空港への着陸前には飛行機の進行方向に向かって右側の窓からは、ビックベンやタワーブリッジ、バッキンガム宮殿などを見ることができます。これは他のロンドンの空港では見ることのできない、メリットだと思います。

 

 

ロンドン・ヒースロー空港のデメリット

 

個人的には、今回紹介したロンドンの空港で、デメリットが多いのは、ヒースロー空港です。

それでも日本からイギリスに空路で行く場合には、殆どの場合ヒースロー空港着となるため、仕方なく使っている空港というところです。

 

まずヒースロー空港のデメリットとして挙げられるのが、空港使用料の高さです。日本への長距離便ではエコノミークラスで1万円ほど、プレミアムエコノミーなどそれ以上のクラスでは、2万円ほどかかります。

ヒースロー空港は、航空会社への発着料を安くする代わりに、空港を利用する乗客から高い空港使用料を取る方式を採用しているため、このように空港利用料が高額です。

 

またヒースロー空港はとにかく大きい空港です。そのため乗り継ぎのための移動距離が大きく、空港内の移動かなり大変です。

 

さらにロンドンの中心地から空港へのアクセスが、あまり良くありません。これは正直なところ、今回紹介するロンドンの3空港それぞれにも言えることです。

もっとも、とりわけヒースロー空港はアクセス手段は多いものの、それほど良いとは言えません。実際のところ、ヒースローエクスプレスはターミナル4には止まりません。逆にTfLレイル(旧ヒースローコネクト)はターミナル5には止まりません。

2022年現在、TfLレール(現エリザベスライン)はターミナル5にも停車します。

 

さらに、運賃の高いヒースローエクスプレスを除けば、ヒースロー空港からロンドン市内までは、およそ40分から1時間20分ほどかかります。

 

また空港の最寄りの地下鉄の駅もヒースロー空港のそれぞれのターミナルまでは、意外と歩かされます。

 

ロンドン・3空港比較 それぞれのメリットとデメリット

ヒースロー空港の上空で待機させられた時の座席のモニターの画面

 

先に述べたように、ヒースロー空港には多くの便が就航しています。それにも関わらず、ヒースロー空港には滑走路が2本しかありません。実はこれでも、他のロンドンの空港と比較すれば、滑走路は多い方です。(多くのロンドンの飛行場では滑走路が1本しかないことが多いです。)

そのためヒースロー空港への着陸は、多くの場合にロンドン近くで上空待機を強いられ、飛行機が遅延する可能性が高いです。

 

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ロンドン・ガトウィック空港

 

次に紹介するのが、ロンドン・ガトウィック空港です。

 

ロンドン・3空港比較 それぞれのメリットとデメリット

 

ロンドン・ガトウィック空港自体は、ロンドン・ヒースロー空港と比べて、それほど日本人にとってはメジャーでないロンドンの空港だと思います。

どちらかといえば、ロンドンからヨーロッパへの都市への便が中心に発着する空港です。しかし他方でガトウィック空港は、ロンドンの空港の中で第2の規模を誇る空港です。

 

 

ガトウィック空港の場所は、ロンドンの中心地から南に50kmほど行ったところにある、ブライトンとロンドンのおよそ中間にある空港です。

このガトウィック空港もこれだけ離れていると、ロンドンの空港と言えるかも怪しいと言えば怪しいです。→これを言ってしまえば、純粋なロンドンの空港はロンドン・シティー空港のみがロンドンの空港と言えることになってしまうような気もします。

 

またイギリスのLCCであるイージージェットが拠点を置いているのが、このガトウィック空港です。

 

ロンドン・ガトウィック空港のメリット

 

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ロンドン・ガトウィック空港のメリットとして挙げられるのは、ヒースロー空港ほど人が多くないことです。とはいえ、ガトウィック空港にはそこそこ人はいますが、ヒースロー空港ほど多くはなく、あまりごちゃごちゃはしていません。

 

また全体として空港使用料が、ヒースロー空港より安く、またブリティッシュエアウェイズなどの航空会社の運賃も、今回紹介する3空港の中で比較すると1番安いのが、ガトウィック空港です。

 

正直なところ、ヨーロッパ諸国からロンドンに飛行機で行くのであれば、ガトウィック空港がおすすめです。

 

実際ロンドンに在住のイギリス人の中にも、多くの人がヒースロー空港よりガトウィック空港の方が良いと言う人います。

 

またガトウィック空港はターミナルが2つしかないため、それほど空港内でも迷うことはありません。また搭乗口までの移動距離がそれほどない、というメリットがあります。また基本的にはガトウィック空港から最寄りの駅が近いため、電車での移動は少しロンドンの中心部まで時間がかかるにせよ、楽です。

 

ロンドン・ガトウィック空港のデメリット

 

ロンドン・3空港比較 それぞれのメリットとデメリット

 

まず挙げられる、ガトウィック空港のデメリットは、日本からの直行便がないことです。そのためガトウィック空港を日本からの便で利用するには、他のヨーロッパの都市の空港もしくは、香港やドバイ、ドーハなどで乗り継ぎをしなければなりません。

 

またガトウィック空港もロンドンで第2の規模を誇る大空港であるにも関わらず、滑走路は1本しかありません。そのため、離陸の際には滑走路の前でかなりの時間待機を求められるというデメリットがあります。

 

さらにアクセスについても場所がロンドンの南部というか、(むしろ)イギリスの南部のためロンドンのヴィクトリア駅に行くのには、それほど苦労しません。しかし、ロンドンでもセントパンクラス駅など北のエリアに行くには、便利が悪いです。

この辺りはヒースロー空港とガトウィック空港とのどちらが良いかは、イギリスやロンドンの到着後の目的地によって異なってくると思います。

 

例えば、オックスフォードへは、ヒースロー空港からバスが出ているため、ヒースロー空港の方がガトウィック空港より便利です。しかし他方で、ポーツマスやブライトンといったイギリス南部の街へは、ガトウィック空港の方が便利です。

 

 

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ロンドン・シティー空港

 

ロンドン・シティー空港は、ロンドンの他の空港と比較して、最も中心部にある空港です。そもそもロンドン・シティー空港は、ヒースロー空港やガトウィック空港など他のロンドンの空港があまりにもロンドンの中心部から遠いため、無理やりテムズ川のど真ん中に作られた空港です。

 

そのため滑走路は短く、中型機以上の飛行機はシティー空港を発着できません。またシティー空港は、ロンドンの金融街であるシティーに近いため、金融関係のビジネスマンが多く利用しているという特徴があります。

 

 

一言で言えばシティー空港は、ヨーロッパからのビジネスマン向けのロンドンの空港といえます。

 

ロンドン・シティー空港のメリット

 

シティー空港は小さいため、ボーディングブリッジはなく、歩いて移動する。

 

ロンドン・シティー空港の最も大きなメリットは、他のロンドンの空港と比べて、ロンドンの中心部に近いという点です。しかしあくまでも、シティー空港はロンドンの金融街向けに作られた空港であり、ロンドンの金融街のシティーエリアは、ロンドンの中でもかなり西部にあります(観光地で言えば、セントポール大聖堂よりまだ西で、ロンドン塔やタワーブリッジの近く)。

そのため観光のためにロンドンを訪れるのであれば、ガトウィック空港の方が、ヴィクトリア駅に近いことから、シティー空港よりガトウィック空港の方が便利なこともあります。もっともこの辺りは、ヒースロー空港が遠いことから、それに比べれば圧倒的にシティー空港の方が近いです。

 

東京の空港で言えばイメージとしては、東京からの距離感はシティー空港が羽田空港ぐらいの距離感であるのに対して、ヒースロー空港は成田空港ぐらいの距離感です。

 

またシティー空港は本当にコンパクトな空港であるため、それほど空港内を歩くことはなく、空港内の移動はかなり楽です。

 

さらに利用者の多くが、ヨーロッパのビジネスマンと言うこともあり、荷物を預ける人が少ないです。そのため他のロンドンの空港と比較して、ターンテーブルで預けた荷物が出てくるのに時間がかかることが少ないです。

 

私の経験では、ダブリンからロンドン・シティー便では預かり荷物はわずか3つで、シティー空港のターンテーブルに流されておらず、到着時には既にターンテーブルの外に並べられていました。

 

ロンドン・シティー空港のデメリット

 

既に述べたようにシティー空港は、他の空港と比較してコンパクトであるという特徴があります。そのためこの空港のデメリットは、空港内に何もないことです。

 

国際線は、ニューヨーク線のみで、それ以外はEU域内線がほとんどです。そのため、もちろん免税店はほとんどありません。また飲食店もカフェやバーなどの軽食が売られている店が数件ある程度です。さらに空港内には、ラウンジがありません

そのため出発する空港としては、デメリットが大きいためあまりおすすめしません。

 

さらに、シティー空港には入国審査のブースの数が少ないです。また私がシティー空港を利用したときは、まだ自動ゲートは設置されていませんでした。そのためシティー空港での入国審査は、他のロンドンの空港と比較しても、時間がかかることが多いというデメリットがあります。

(2022年時点で、ロンドン・シティー空港では入国審の自動ゲートが設置されているという情報があります。そのためこれによりこのデメリットは、解消されている可能性が高いです。)

 

もう一つのシティー空港のデメリットは、ビジネス客向けの空港ということもあり、他のロンドン空港の路線と比較して運賃が高いです。ガトウィック空港と比べれば、路線にもよりますが1.5倍ほど運賃が高いです。ロンドンの運賃は、シティー空港>ヒースロー空港>ガトウィック空港の順です。

 

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まとめ

 

私の中で今回紹介したロンドンの3空港の使い分けとしては、日本からの直行便利用や経由便であればヒースロー空港、ロンドンから出発して他のヨーロッパへの移動であれば、ガトウィック空港、他のヨーロッパからのロンドンへの移動であれば、シティー空港という感じです。

 

またどうしても、このロンドン3空港の位置がばらばらということもあり、ロンドンのどこに行くかによって、もしくはイギリスのどの都市に行くかによって、どの空港が良いかは異なってくると思います。

 

ロンドンの空港を利用をする際には、今回紹介したロンドンの空港の比較やメリットよデメリットを参考にしてもらえれば、幸いです。

今日は最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。

ヨッシー

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