みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回はバルセロナの郊外にある、アントニ・ガウディの地下聖堂(コロニア・グエル教会)の行き方について紹介していきたいと思います。
ガウディの地下聖堂(コロニア・グエル教会)とは
バルセロナに多くの建築物が残るアントニ・ガウディですが、やはりその中でもっとも有名なのは未だ完成しておらず、今なお工事が続くサクラダファミリアです。
他にもバルセロナには多くのガウディが建築した建物が残っています。その中でもバルセロナの郊外にあるのが、ガウディの地下聖堂として有名なコロニア・グエル(Colònia Güell)教会です。
ガウディの地下聖堂(コロニア・グエル教会)の外観
ガウディの地下聖堂自体は未完成のガウディの作品ではありますが、地下部分は出来上がっており、中はステンドグラスやその他の装飾が綺麗な教会となっています。
このコロニア・グエルにあるガウディの地下聖堂もガウディの作品群として世界遺産に登録されており、サクラダファミリアほどではありませんが、有名なガウディの建築物の1つです。
ガウディの地下聖堂(コロニア・グエル教会)への行き方
ガウディの作品の多くがバルセロナの街中にあるのに対して、ガウディの地下聖堂(コロニ・アグエル教会)は正式名称の通り名前の通り、コロニア・グエルにあります。バルセロナからコロニア・グエルまでは電車で25分ほどかかります。
コロニア・グエル行きの電車が出るのは、バルセロナのスペイン広場の地下にあるカタルーニャ鉄道のスペイン広場駅です。ちなみにバルセロナの郊外にある有名な観光地であるモンセラットも、この駅からカタルーニャ鉄道に乗って行きます。
スペイン広場駅の入り口、駅は地下にある
バルセロナのスペイン広場駅から、コロニア・グエルまでは片道2.40ユーロです。ちなみにコロニア・グエルはゾーン1にあるのでゾーン1の10回券(T₋casual)も使えます。
カタルーニャ鉄道のスペイン広場駅からコロニア・グエル駅までは、スペイン広場駅から出るSが付いている電車(S3、S9、S8、S4の電車)であればどの電車でも行くことができます。(他方でスペイン広場駅から出るL8、R6、R60、R5、R50の電車は地下教会があるコロニア・グエル駅には止まらないので注意してください。)
上記のコロニア・グエル駅へ行く電車であれば、どの電車に乗ってもスペイン広場駅からガウディの地下聖堂の最寄駅であるコロニア・グエル駅は11つ目の駅です。
コロニア・グエルの駅
コロニア・グエル駅に電車で着くと、2階の改札へ上がり改札を出て駅の外に出ると青い足跡があるので、それに沿って10分ほど行くとコロニア・グエルの町の中心にあるガウディの地下聖堂のインフォメーションセンターに付きます。
コロニア・グエル駅から地下聖堂のインフォメーションセンターまではこの足跡を辿っていけば良いので、駅からの行き方としては極めてシンプルです。
コロニア・グエルの駅前からある青い足跡、これを辿れば地下聖堂のインフォメーションまで行ける。
迷えば、上記のインフォメーションへの看板を探せばよい。
帰りはコロニア・グエル駅の反対側のホームから電車に乗るため、来た時と同じ改札までは戻る必要はなく、手前の改札から駅に入ることができます(ここにしか電車の切符の券売機はありません)。
ガウディの地下聖堂(コロニア・グエル教会)の見学方法
ガウディの地下聖堂のインフォメーションセンターに行き、ガウディの地下聖堂のチケットを買うとオーディオガイドと地下教会のチケットを渡されます(チケットは地下教会に入る際に提示が求められるため無くさないように注意してください)。
コロニア・グエル教会のチケットは1人、9.50ユーロです。オーディオガイドは日本語があります。オーディオガイドを借りるには1グループに付き1つ身分証明書が必要です。身分証明書はオーディオガイドを返却すると返されます。
ガウディの地下聖堂のインフォメーションセンターが開いている時間は、10:00から15:00までで、借りたオーディオガイドは14:30までに返却しなければなりません。ガウディの地下聖堂が開いている時間も同じ時間です。
他のバルセロナの観光地と比べて、ガウディの地下聖堂が閉まる時間が早いので、訪れる際には時間に注意するようにしてください。個人的にはバルセロナの観光の中心地からコロニア・グエルまでも移動に時間がかかるため、午前中にガウディの地下聖堂を訪れる方が良いと思います。
オーディオガイドはガウディの地下聖堂のみならず、他のコロニア・グエルの町の建築物についての解説が入っています。元々想定されているガウディの地下聖堂の見学コースは、オーディオガイドを聞きながらコロニア・グエルの町を歩き、ガウディの地下聖堂に立ち寄るというものです。
もっとも、以下は個人的な意見ですがコロニア・グエルの町をオーディオガイドを聞きながら歩き回るのはなかなか大変です。その割に、ガウディの地下聖堂以外にはコロニア・グエルの町にはそこまで見るべき建築物はありません。またオーディオガイドの内容も地下聖堂以外の内容はイマイチです。また昼以降にコロニア・グエルに到着すると時間内に最後まで見切ることができない可能性もあります。
ガウディの地下聖堂(コロニア・グエル教会)の入り口。
そのため、時間が十分ありコロニア・グエルの町の街歩きを楽しみたい方以外は、オーディオガイドのガイドコースを無視して、インフォメーションセンターからガウディの地下聖堂を直接訪れる方が、私としてはおすすめです。特にオーディオガイドのガイドツアーを無視してもガウディの地下聖堂の見学には支障はありません。
ガウディの地下聖堂(コロニア・グエル教会)の様子
ガウディの地下聖堂は、ガウディの建築物にしてはこじんまりとしたものとなっています。しかし外の柱や入り口、中の装飾にはガウディらしい独特の特徴がみられます。
ステンドグラスの窓の空き方がとても印象的
また地下聖堂の水受け(?、表現が合っているかは分かりませんが)が貝殻の形をしているのもかなり印象的でした。
地下聖堂の中には貝殻のような装飾がいくつか見られる
また地下聖堂には中に入るだけでなく、聖堂の入口を右奥に進むと聖堂の側面に回れ、聖堂の上にも上がることができます。地下聖堂を訪れた際には地下聖堂の中だけではなく、聖堂の上にも上がってみてください。
ガウディの地下聖堂の屋上部分
ガウディの地下聖堂の側面部分
まとめ
どうしても、バルセロナのガウディの建築物はバルセロナの街中にあるため、郊外にあるガウディの地下聖堂は行きにくいように思ってしまいます。
しかし降りる駅さえ間違わなければ、ガウディの地下聖堂は、それほど行きにくい場所にはありません。最寄り駅からもそこまで遠くはありませんし、コロニア・グエル駅からの道には目印の足跡や看板も多くあります。
是非バルセロナを訪れた際には、バルセロナの街中だけでなく、ガウディの地下聖堂(コロニア・グエル教会)を訪ねに、コロニア・グエルを訪れてみてはいかがでしょうか。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
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