みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今日はスペイン・バルセロナ空港での免税手続き(タックスフリー)の手続きの方法について、紹介していきたいと思います。
バルセロナ空港での免税手続きの対象
ヨーロッパでは、EU加盟国での免税品の免税手続きは、EUの加盟国からの出国地の空港で手続きをすることになります。
つまり、フランスで免税品を購入しても、その後スペインに移動して、スペインから日本に帰国する場合は、スペインで免税手続きをすることになります。
もっともこれに関しては、重要な例外があります。仮に、ドイツ・ミュンヘン空港で乗り換えがあり、バルセロナからミュンヘン経由で日本に帰国する場合、出国手続きをするのは、ミュンヘンです。しかし、乗り継ぎの際にミュンヘンで免税手続きをするのは困難なことが多いです。
またスーツケースに免税品を入れると、ミュンヘンで免税手続きをすると乗り換え先のミュンヘンでスーツケースを出さなければならず、現実的ではありません。
そのため、EU加盟国内で乗り継ぎをして日本を帰国する場合でも、乗り継ぎ先で十分な免税手続きをする時間がない場合には、出国手続きをする空港ではなく日本に帰国するために手荷物を預ける空港で、免税手続きをすることができます。
もっとも、多くの場合はEU加盟国内で乗り継ぎをして、日本に帰国する際にはせいぜい乗り継ぎは2時間もあれば多い方です。そのためEU加盟国内で乗り継ぎをして日本に帰国する際には、この免税手続きの例外が適用されます。
(流石に、ヨーロッパでの空港での乗り継ぎ時間が5時間以上となれば、乗り継ぎ先で免税手続きをしろと、空港の税関の職員から言われる可能性も否定できません。ただこの辺りは、現場の免税手続きをする税関職員の判断に任せられます。）
免税手続きの対象商品
免税手続きができるかどうかは、1回の支払いの最低金額が設定されている場合もありますが、その最低金額の有無及び内容はEU加盟国の中でも大きく異なります。この辺りは、店で購入する際に店で聞くようにしてください。また店によっては免税手続き自体をしていない店もあります。
実際に(大手のブランド店や百貨店以外の）中小規模の店であれば、観光客の多いバルセロナであっても、隣の店は免税手続きを扱っているが、こちらの店では免税手続きを扱っていないということもよくあります。
また、食料品についてはEUでは免税手続きの対象外です。
加えて免税手続きをするためには、EU加盟国から出国するまで、その物を使用しないことが求められます(そのため、場合によっては免税品の呈示を求められその時に未使用であることを確認されることもあります）。
バルセロナ空港に行くまでにしておくべきこと
バルセロナに限らず、EU加盟国で免税になる商品を購入する際に、購入店舗でタックスフリーをしたい旨を店員に伝えます。そうすると会計が完了した後に、パスポートの呈示が求められます（免税手続きを利用する際にはパスポートを店に持って行くのを忘れないように）。パスポートを店員に提示すると、名前、パスポート番号を機械に入力してくれ(ここでEメールアドレスを聞かれることも）ます。多くの場合はレシート状の免税手続きの申請用紙をくれます。
その後、この免税手続きの申請用紙の記入欄を記載していくことになります。多くの場合で記載内容は、住所、返金方法の選択、電話番号、Eメールアドレス、署名です(若干国によって様式が異なることがあるため、記載内容が変わることもある）。
これらの記載は、できるのであればホテル等で記入してバルセロナ空港に到着する前までに済ませておく方が無難です。また空港の税関では免税手続きの際に、免税品の呈示を求められることもあるのですぐに出しやすい位置に持っておくようにしてください。
バルセロナ空港での免税手続きの流れ(外観）
バルセロナ空港では、以前と比べて免税手続きの手続き内容が大幅に緩和された部分があります。
以前であれば、多くの場合、税関職員のいるバルセロナ空港の免税手続きのカウンターに並び、免税を認める手続きの認証のスタンプをもらわなければなりませんでした。しかし、現在は全ての免税手続きの申請用紙に記載されているバーコードを機械にかざし、機械が税関職員のいるブースに行くように指示した場合のみ、免税手続きの認証のスタンプをもらいにいかなければならないという方式に変わりました。
仮に機械が税関職員のブースに行くことが不要であると判断したのであれば、免税手続きの申請対象商品の呈示を求めらることもありません。
バルセロナ空港での免税手続きの流れとしては、記載が完了した免税手続きの申請用紙のバーコードを、機械にかざす。機械が税関職員のチェックが不要と判断した場合は、免税手続き自体は認証され税金の払い戻し手続きに入る。仮に機械が税関職員のチェックが必要と判断した場合は、隣の税関職員のいるブースに行き、免税手続きのスタンプをもらいその後払い戻し手続きに入る。という免税手続きの流れになります。
そのため、バルセロナ空港で行う、免税手続きは大きく分けて、免税手続きの認証手続き(機械のみか、税関職員の認証も含むのか2通りがある）と払い戻し手続きの2つに分かれます。
バルセロナ空港での免税手続きの認証手続き
ここからは、バルセロナ空港でも特に日本人観光客が多く利用するバルセロナ空港ターミナル1での免税手続きについて紹介したいと思います。
まずバルセロナ空港、ターミナル1の免税手続きカウンターは空港ターミナル入って各航空会社のチェックインカウンターを抜けて保安検査場手間を左手奥に進んだ1番端にあります。
分からなければ、バルセロナ空港を入って左手奥まで進み入口側(空港バスが止まる道側）とは反対側、空港の奥に進むようにしてください。大きくTAX FREE という看板が見えて来ると思います。
バルセロナ空港の左端にはTAX FREEの案内がある。免税手続きカウンターは325のチェクインカウンターの近く
そしてまず、1番手前のブースで免税手続き申請用紙のバーコードを全て機械にかざします。バルセロナ空港にある免税手続きの機械は日本語にも対応していますし、分からなければその場にいる係員の人がやってくれます。
写真手前のブースの中に、免税手続きの機械があるので、まずはその場所に行く
もしここで機械に税金職員のカウンターに行くように指示された場合には、その隣の税関職員のカウンターに行きます。この場合はおそらくパスポート以外にも旅程が分かるEチケットなどの確認がされるので、それらを免税手続きの申請用紙と一緒にもっていくようにしてください。
写真左のカウンターが、税関職員のいるカウンター
逆に機械に税関職員のカウンターに行くように指示されなければ、機械に免税手続き申請用紙をかざすだけで免税手続きの認証手続きは完了です。
バルセロナ空港での免税手続きの払い戻し手続き
上記の免税手続きの認証を受けると免税手続きの払い戻し手続きにに入ります。
ただこの払い戻し手続きですが、バルセロナ空港での払い戻し手続きにはバルセロナ空港でのカウンターで直接払い戻しを受ける場合、アプリをダウンロードしてアプリ上で手続きをする場合、そして書類を記載して免税手続きカウンターの反対側のチェックインカウンターの脇にある黄色いポスト、申請用紙を投函するパターンがあります。
正直どのパターンになるかは、免税対象商品を購入した店がどの免税手続きを選んでいるかによって大きく異なります。どれか分からない場合には、まずは税関職員のカウンターの隣にある払い戻しカウンターに行って、その入り口にいる職員の方に聞くようにしてください。
税関職員のいるブースの隣に、免税の払い戻しカウンターがある。
まず、入口にいる職員の方が、ここに来る前に機械にかざして、免税手続きの認証を受けたかどうか確認されます。次に、この免税手続きの払い戻しはこのカウンターでできるか、アプリのみか等を教えてくれます。その指示に従うようにしてください。
またあり得るバリエーションとして、ここではなく保安検査場を通った後の空港の中の払い戻しカウンターだと言われることもあります。その場合は保安検査場を抜けて下の階へエスカレーターでおりたところにある払い戻し手続きにカウンターに行くようにしてください。
バルセロナ空港の保安検査を受けた後にある、免税の払い戻しカウンター、検査後は写真奥のエスカレータから下りてくる。（向かい側にも払い戻しカウンターがある。）
まとめ
今回は、バルセロナ空港での免税手続きを簡単にまとめ紹介してみました。
ヨーロッパでの免税手続きについては、以前詳しく書いた記事があるので合わせて読んでみてください。
また、中国人観光客がバルセロナに戻ってくれば空港の免税手続きをカウンターもかなり混雑が予想されます。場合によっては免税手続きのカウンターで1時間ほど待たされることもあると思います。
他方で、免税手続きはEチケットでも問題ないのでチェクインの前に行うことができます。免税手続きのために飛行機に乗り遅れたのでは、旅行の本末転倒です。そのため1時間から1時間30分ほどは時間に余裕を持ってバルセロナ空港に行く方が良いと思います。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
ヨッシー
コメント