みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回はドイツのフランクフルト空港でのEU域外からのターミナル1での飛行機の乗り換え方法について紹介します。
フランクフルト空港 ターミナル1 EU入国を含む乗り換え方法
フランクフルト空港のターミナル1は、日本からのANAとルフトハンザ航空のフランクフルト便が到着するターミナルになります。JALもフランクフルト空港に就航していますが、ターミナル2を利用しています。(そのため、ターミナル2からの乗換えは今回の記事は対象外となります。)
今回は、そんな中でもフランクフルト空港のターミナル1でのEU入国を経て、ヨーロッパの域内の都市への便に乗り継ぐ方法を紹介します。
具体的には、ルフトハンザ航空やANAでフランクフルト空港に到着して、ルフトハンザ航空の便でパリやマドリード、ベルリンに乗り継ぐ場合です。
具体的な乗り継ぎの流れについて
具体的な乗り継ぎ方法の流れは、飛行機から降り、近くにある電光掲示板で次の乗り継ぎ便のゲートをチェック、①保安検査を受けて、②入国審査を受ける。そして③次の乗り継ぎ便のゲートへ向かうとなります。
ちなみに、イギリスやアイルランドなどヨーロッパの国でもシェンゲン協定に入っておらずフランクフルト空港での入国手続きが不要な場合は、上記の流れの内、①保安検査を受けて、②次の乗り継ぎ便のゲートに向かうことになります。
もっとも、出発する国によっては保安検査は必要なくそのまま、入国審査→次の乗り継ぎ便のゲートに向かうとの流れになる場合もあります。(もっとも日本からの到着便の場合は保安検査を受ける必要があります。)
フランクフルト空港に到着してから
フランクフルト空港に到着すると、エスカレーターもしくは、階段で上の階に上がります(仮に保安検査が不要な場合はそのまま出発ロビーに出ることになります。)。上の階を登りきったところで空港警察の様な人がおり、個々のパスポートをチェックしていましたが、日本のパスポート(表紙部分のみ)を見せてところ特に顔写真等の確認まではされませんでした。
その後、近くの掲示板で次の乗継便のゲートを確認し、乗継「Connecting flights」の表示の案内に従って進みます。途中で、ドイツに入国しフランクフルト空港で降りる人向けの道と、乗継客向けの道に分かれます。
フランクフルト空港に到着すると、1つ上の階に上がる。
1つ上の階の様子。とりあえず案内に従って移動する。
その後、歩いていくと保安検査場に到達します。ここでは、ファーストクラス、ビジネスクラスとエコノミークラスで保安検査場のレーンが分かれています。もっとも左端に「Fast Lane Flights」とかかれた電光掲示板があり、そこで乗継時間が短い便の便名と行先が表示されています。
写真奥が、保安検査場。
乗継の時間が少ない便が表示されている。ここに便名があるとビジネスクラスでなくとも優先レーンが利用できる。
そこに乗継先の便が表示されている人は別のレーンが用意されており、他の乗客とは分けられて優先的に保安検査を受けることができます。
保安検査を抜けると、ゲートごとに分岐があります。その後、案内通りに進むと入国審査場があります。私たちはAの1から20までの方向だったので、そちらの案内に従っていくとZのターミナルに出ました。
保安検査を抜けると分岐点がある。どちらでも入国でき、ゲートに行けるが方向を間違えるとかなりの遠回りになることもあるので注意をしたい。
そこから、Z24番付近まで歩くと入国審査があり、ここで入国審査を受けました。私たちの並んだ入国審査場のブースは4つあったものの3つがEUの国籍者向けで、日本人を含めてそれ以外の人達の向けのものは、1つのみ。たまたま、アメリカからの便も重なったため、アメリカ人も加わりそこそこ入国審査には列ができていました。もっとも、入国審査では私たちの前にはアメリカ人が7人ぐらいしかおらず、所要時間は20分ほどでした。
奥は
写真奥はフランクフルト空港ターミナル1のZ25番ゲート付近にある入国審査場。
そこを出れば、ヨーロッパのシェゲン協定内になります。そこからは、もう一度念のためゲートを確認して、ゲートに向かってください。
私がフランクフルト空港で入国をして、ヨーロッパの他の地域に乗継いだ時はゲートが少し遠かったこともありだいたい、50分ほどかかりました。
フランクフルト空港での乗継の注意点
次にフランクフルト空港での乗継の注意点について紹介したいと思います。
入国審査での混雑
まず、1つ目の注意点は入国審査場が混むリスクです。
これは完全に主観ですが他のヨーロッパの大規模空港(ヘルシンキ空港やパリドゴール空港、ヒースロー空港等)と比べて入国審査のブースが少ないように思います。
これは、フランクフルト空港のターミナル1のみならずターミナル2もそうですが、総じて非EU国籍者向けのブースが少ないです。
あまりにも込んでいる状態で、乗り継ぎ便までの時間が90分以上あるのであれば、シェンゲン協定国への乗継であれば、フランクフルト空港を最終目的地とする人向けのルートを通り入国審査を経て、一度空港の非制限区域内に出て、フランクフルト空港から飛行機に乗る乗客と一緒に保安検査場を通る方がいいかもしれません。
空港のターミナルが複雑
フランクフルト空港はターミナルが1と2という一見すれば単純な作りをしていますが、ターミナル1はターミナルの中心部から建物が複数分かれており、乗継という観点からは複雑で移動距離が長くなる可能性があります。
そのため空港の到着ゲートと出発ゲートの場所によっては、保安検査を抜けて入国審査を抜けてから20分ほどかかる場合もあります。
そのため、入国審査を抜けてから一度ゲートの場所とそこからの距離を確認することをおすすめします。
フランクフルト空港の乗継時に心がけたいこと
入国審査を終えるまで気を抜かない。寄り道をしない。
フランクフルト空港では日本などの非シェンゲン協定加盟国から、シェンゲン協定加盟国へ乗り継ぐ際には、入国審査の前で店の前を通る事があります。もっともこの場合、フランクフルト空港から非シェンゲン協定加盟国への搭乗券を持っていないため、少なくとも入国審査が終わるまで空港内の店で買い物はできません。
保安検査を抜けてから入国審査場までの間に通る、Zゲートのエリア。店もちょこちょこあるが寄り道は厳禁。
そのため、お手洗いなどの必要最低限の寄り道以外はしないようにしてください。
乗継時間が2時間や1時間半など十分な時間があったとしても、入国審査がかなり混雑していればその後の余裕がなく、次の乗継便までぎりぎりになってしまいます。
また、先ほども書きましたが入国審査を出た場所によっては乗継便のゲートが遠いことがあるので、入国審査を出てカフェで食事をしたり、買い物をする前に最低でもそこからの所要時間やゲートの位置を確認するようにしてください。
まとめ
今回はフランクフルト空港での非シェンゲン協定加盟国からシェンゲン協定加盟国への乗継について紹介しました。
どうやら、フランクフルト空港は入国審査の場所が複数あるようで、乗継のルートも複数あるようです。乗継自体は空港の案内表示に従って行けば、入国審査の混雑さえ注意すればそれ程難しくはありません。
他方で、ゲートの番号を間し違えると途中で軌道修正を図るとかなり遠回りする可能性もありますので、ゲートが電光掲示板でわかるのであればしっかり確認してから進むようにしてください。
仮に、まだシェンゲン協定加盟国への乗り継ぎ便のゲートが出ておらず、乗継時間が2時間半以上あるのであれば、入国審査の混雑具合に関わらず一度フランクフルト空港の非制限区域に出ることも十分ありだと思います。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
ヨッシー
コメント