ユーロスター乗り方と注意点

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ヨーロッパ旅行

 

みなさん、こんにちは。アシスタントのヨッシーです。今日はユーロスターの乗り方とその注意点について書いていきたいと思っています。

 

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ユーロスターとは

 

ユーロスターはイギリスとフランスの間にある、わずか30数 kmのドーバー海峡にある、ドーバートンネルを使い、ロンドンとパリロンドンとブリュッセルアムステルダムを結ぶ国際列車です。

 

ユーロスターを利用すれば、ロンドンからパリまでは、2時間15分程、ロンドンからブリュッセルまでは2時間程、で行くことができます。ちなみにロンドンからは、40分ほどでユーロスターは、ドーバートンネルに入ります。

 

おおよそ、ユーロスターでのロンドンからブリュッセルやパリまでの所要時間は、東京-大阪間の新幹線と同じくらいの所要時間と同じと思ってもらえれば良いです。

ちなみにロンドンからアムステルダムへはユーロスターでは4時間程かかります。(アムステルダムへはブリュッセルを経由して到着します)またアムステルダム行きのユーロスターは、手前のブリュッセル止まりが多いため、便数が少ないです。

 

 

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ユーロスターの乗り方

 

ユーロスターは、全席指定なので、予約が必要です。また当日券も販売していますが、航空券同様、ユーロスターの正規運賃はとてつもなく高いため、ネットでの事前予約をオススメします。もっとも安い時であれば、ロンドン-パリ間が6000円からという場合もあります。

 

 

次に、ロンドンでのユーロスターの発着駅は、セントパンクラス駅です。セントパンクラス駅はロンドンの中心部の北側にあり、ハリーポッターの9と3/4ホームで有名なキングクロス駅のすぐ隣にあります。

セントパンクラス駅

 

 

ここからは、私が数度利用したロンドン-ブリュッセル間のユーロスターの乗車経験を基にユーロスターの乗り方と、その注意点について説明します。

 

まず、ユーロスターは国際列車なため、乗車前に空港同様セキュリティチェックと出入国審査を通る必要があります。

 

入国審査については、ユーロスターの到着駅ではなく、ユーロスターの出発駅で行われます。そのため、ロンドン発のユーロスターを利用する場合は、ロンドンのセントパンクラス駅にて、ユーロスターの改札口を通過しセキュリティチェックを終えた後に、フランスへの入国審査が行われます。

 

(ブリュッセル行きのユーロスターの利用の場合も、パリ行き同様シェーゲン協定によりはじめのヨーロッパの入国地であるフランスの入国審査が行われます)

 

これらの手続きがあることから、ユーロスターの改札を最低でも30分前に通る必要があります。

10分前を切ったパリ行のユーロスターはすでにゲートクローズしている。2時間以上前のパリ行はまだ手続きを開始していない。

 

とりわけお昼の時間帯では、団体客がユーロスターを利用することもあり、他方で入国審査ブースがそれほど多くなく、相当の時間が入国審査で必要となる危険性があります。そのためユーロスター出発時刻の1時間前には必ず到着しておく方が良いと思います。

 

 

ロンドン・セントパンクラス駅内にある、ユーロスターの改札ゲート、ここを1時間前には通過する方が良い

 

ユーロスターの改札を通り、自動ドアを通ると、セキュリティチェックがあります。

ユーロスターのセキュリティチェックでは、全ての荷物がチェックの対象です。そのため、スーツケースを自分自身で腰の高さまで上げて、X線の機械に通す必要があります。よって大き過ぎる荷物や重たすぎるものは、ユーロスターには持ち込めないと思ってください。

 

 

私の経験では、航空会社が定める大きさのものであれば、基本的にセキュリティの機械に通すことができます。さすがにサーフボードとなれば分かりませんが、そもそもユーロスターそのものにおけるスペースがないようにも思えます。

 

セキュリティを終えると、次に出入国審査があります。そして、その後はユーロスターの乗客専用の待合室で待たされることになります。ここでは、カフェとちょっとしたレストラン、免税店と両替所しかありません

 

もし昼食などを食べたい場合は、高いだけで、あまり種類もないことから、ユーロスターの改札を通る前に、セントパンクラス駅もしくは隣のキングクロス駅の売店等で買い、持って入る方が良いと思います。(一度ユーロスターの乗客専用の待合室に入ると、その前に出入国審査が完了しているため、原則改札の外に戻ることはできません。)

 

ちなみに私は、隣のキングクロス駅にあるわさび(WASABI)のお寿司を持って、ユーロスターの待合ロビーで食べました。

 

以下参照3店舗のみが、待合ロビーにある。

 

ユーロスター待合ロビーにある免税店

 

 

 

 

ユーロスターの待合ロビーの様子、この上がホーム。

 

また、ホームは2階にあり、ユーロスター出発の20分前から開き10分前を過ぎる頃には閉まります(入場可能時間約10分)。そのため、ホームが開くと早めにホームまで上がることをオススメします。

 

ホームが開き二階に上がれば、ユーロスターがすでに停車しています。そのため後は、ホームで自分の車両番号を探してユーロスターに乗り込むだけです。チケットには号車番号としてCoach何番との記載があると思います。これが号車番号です。

 

入り口のドアにある番号が、号車番号

 

ヨーロッパでは車両はCoach で表します。そのためこれが号車番号を見る時の目印となります。一方アジアでは車両はCar で表します。この辺りが英語と米語の違いです。

 

 

そして、自分の乗車券に記載のある号車番号の車両に乗り込めば、スーツケースをラゲッジルームに置き、窓の上にある座席番号を確認して、座席に着くだけです。荷物についてはユーロスター車内にラゲッジルームがあるため、大きめのスーツケースでも十分置くことができます

 

ちなみにユーロスターのシートには、充電ができるように、コンセントがありました。

 

奥にもスーツケースを置く場所がある。

 

 

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ブリュッセル到着後の注意点

 

ユーロスターで、ブリュッセル到着の場合については注意が必要です。それは、ユーロスターの発着駅が、中央駅ではなく、ブリュッセル南駅であることです。ブリュッセル中央駅には、ユーロスター以外のタリスなどの長距離列車も基本止まりません。

 

通常観光の場合はブリュッセル中央駅近くにホテルを取ることが多いと思います。

 

ユーロスターが止まる南駅にもホテルがありますが、ブリュッセル南駅周辺はあまり治安が良くないためオススメしません。これは、パリのユーロスター発着駅である、パリ北駅周辺も同じです。

 

そのためブリュッセルで観光をする場合は、ユーロスターの発着する南駅から中央駅まで電車で移動する必要があります。この場合、ユーロスターの乗車券で南駅から中央駅まで行くことができます。そして電車はブリュッセル空港行きの電車に乗るのが一番わかりやすいです。

 

ブリュッセル空港行きは南駅から中央駅、北駅を回ってブリュッセル空港に到着します。駅では飛行機マークを駅の電光掲示板で確認して、その列車に乗り込み、次の駅で降りるようにしてください。次の駅がブリュッセル中央駅です。

 

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私がユーロスターをオススメする理由

 

ユーロスターをオススメする理由は、その距離の近さにあります。ロンドンとパリについては、飛行場が基本的に中心地からどこも遠いです。

 

とりわけヒースロー空港もパリド・ゴール空港も中心地から1時間以上かかり、また飛行場が大きいため、飛行機に乗るためには、最低でも2時間半前ぐらいには飛行場に向けて移動を始めなければなりません。

他方でユーロスターの発着駅は中心地から近いため(ブリュッセル中央駅から南駅までは5分ほど)1時間半前に移動を始めれば十分間に合います。

 

そのため結果的に飛行場よりもユーロスターの方が移動時間は短くなります。ロンドン-アムステルダムは4時間かかることから、私は飛行機の方が、飛行場までの移動距離を考えても、飛行機の方が早い気もしますが、この辺りは、出発地と到着地にもよるのかなと思います。

 

もっともユーロスターでのロンドン-アムステルダム間は、チケットが安い時で5000円から6000円という時がありかなり安いです。

ちなみにパリ-ロンドン間はビジネス客の需要がそこそこあるためか、ブリュッセル やアムステルダムまでよりもチケットは総じて高いです。

 

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まとめ

 

とにかく、ユーロスターの注意点は、遅くとも出発の30分前には駅の改札を通ることです。

 

また、これはユーロスターに限らず、ヨーロッパの電車ではよくあることですが、ホームと列車の高さに大きな差があることから、持ち上げられる程度の重さにスーツケースをしておく方が良いと思います。(人にもよりますが、よほど重くしない限りは大丈夫だと思います。この辺りは日本の電車とは本当に勝手が違います。)

 

ホームと電車の間は少し高くなっています。

 

後は、ユーロスターを予約する際には、イギリスのEU離脱問題を注視しておく必要があります。

 

EU離脱がなされれば、税関手続きが必要なため、乗車券手続きの所要時間が確実に延びます。

 

また、ユーロスターの運営会社が、イギリスでの運行許可とヨーロッパでの運行許可を両方とも取得しなければならなくなるため、離脱直後は運行が停止される恐れもあります。(この辺りは飛行機でもあり得るリスクですが)

 

そのため、EU離脱の期限切れ直後の移動はユーロスターをあまりオススメしません。それ以外の時期は特に問題がないと思います。

 

ブレグジットの旅行への影響については他の記事で考察しています。もしよければ読んでみてください。

 

 

以上、ユーロスターの乗り方とその注意点についてでした。最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。

 

ヨッシー

 

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