ヨーロッパ 免税手続き 注意点

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ヨーロッパの免税手続き ショッピング

 

みなさんこんにちは、happy ambassador の村川です。今日はヨーロッパの免税手続きの注意点について、紹介します。

 

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ヨーロッパの免税手続きの流れ

 

ヨーロッパの免税手続きは基本的にEU加盟国であれば同じです。

そのため、例えばフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、オーストリア、オランダ、ベルギーなどでの免税手続きは、行う免税手続きの手続き内容は全て同じです。(追記:イギリスはEUから完全に離脱したため、独自の免税手続きとなった。ただ2023年1月現在 イギリスでは旅行者向けの免税手続きは行われていない)

 

当ブログでは、他の記事ですでに免税手続きの仕方を解説していますが、手続きの流れについて確認したいと思います。

 

  1. 免税対象品を購入時に、店舗でパスポートを提示して、免税手続き書類を受け取る
  2. 空港で税関の免税手続きカウンターでスタンプを免税手続き書類に押してもらう
  3. 免税手続き代行会社のデスクに行きその場で返金を受ける。もしくは、免税手続き書類をポストに投函する。

 

以下それぞれのヨーロッパでの免税手続きの各ステップにおける注意点を紹介します。

 

 

以下は3つのステップについてそれぞれ注意点や疑問に対する解決を書いているので、必要箇所のみを見てもらえると疑問の解決に役立つと思います。

 

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免税対象品の購入時に免税書類を受け取る

 

 

まずは、免税品を購入時の注意点を紹介します。

 

全ての店舗で免税手続きをしてくれるわけではない

 

まず免税手続きを全ての店舗で行なっている訳ではありません。

ZARAなどの大手の店舗や有名ブティックであれば基本的に免税手続きを行なってくれるところが多いです。

 

他方で個人商店などでは、免税手続きをしてくれない傾向にあります。しかしヨーロッパでは有名観光地に近い店では免税手続きを行ってくれる個人商店も増えて来ています。

 

またデパートでは、決済に時に免税手続きを行うのではなく、別のフロアーにまとめて免税手続きカウンターを設置して会計後に、他のフロアーに移動しなければならない場合があります。

 

その場合は、会計時ではなく免税手続きカウンターで、レシートとパスポートを提示してそこで免税手続き書類を受け取る必要があります。

 

 

必ず決済時に免税手続きをしたい旨を伝えるようする。

 

ヨーロッパの主要都市では、多くの国の人々が住んでいます。

そのため、アジア系と分かっても店員からすれば、日本からの観光客なのか現地の在留者もしくはヨーロッパの他都市に在留して観光に来ているのかは分かりません。

 

またヨーロッパ在住の駐在員の人が、他のヨーロッパ都市に観光に来ていることも多いです。

必ず購入の際には、こちらから免税手続きをしたい旨を伝えるようにしてください。

 

その他の注意点

 

まず食品(酒類を含む)は免税手続きの対象外です。

また免税手続きの対象となるのは、EUから出国する90日以内の免税対象品の購入です。長期留学の際には購入時期に注意してください。

 

さらにヨーロッパの中でも多くの場合、免税手続きの対象最低基準額が置かれていることが多いです。この金額はその国ごとにより異なります

 

具体的には、スペインは基準額がありません。他方でフランスでは、175.01ユーロ以上。イタリアでは課税前の値段が154.94ユーロ以上です。

 

ちなみに、ヨーロッパの各国の基準額についてはJALのHPの現地情報で確認することができます。

 

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空港で税関の免税手続きカウンターでスタンプを免税手続き書類に押してもらう。

 

ヨーロッパの免税手続き

 

原則EU加盟国の最終出国空港で免税手続きを行います。

税関の免税手続きカウンターに行き、免税手続き書類にスタンプをもらいます。

 

しかし2つの例外があります。

 

例外1:乗り継ぎ時間が短い場合

 

1つは、EU最終出国空港ですが、EU加盟国の乗り継ぎで乗り継ぎ時間が短ければ、はじめに飛行機に乗る空港で免税手続きを行えます

 

例えば、マドリードからパリ経由で日本に帰国する場合には、原則免税手続きは経由地のパリで行います。しかしパリでの乗り継ぎ時間が短い場合は、マドリードで手続きを行うことができます。

 

乗り継ぎ時間が短いとは、かなりわかりにくいですが、2、3時間であれば十分短いに入ると思います。

 

おそらく何時間までであれば短いと言えるかと言った具体的な基準はないと思います。流石に5時間超えるとダメと言われそうですが。

 

 

例外2 :免税対象品をスーツケースに入れて、飛行機に預ける場合。

 

免税対象品をスーツケースに入れて預ける場合には、途中の乗り継ぎ空港で荷物は出せません。そのためこの場合にも、はじめの出発空港で免税手続きを行うことになります。

 

例えば、フランクフルトから、パリ経由で日本に帰国する際には、フランクフルトでスーツケースを預けます。そのためEU加盟国最終出国地のパリではなく、荷物を預けるフランクフルトで、免税手続きを行うことになります。

 

一度スーツケースを預ければ、預けた空港では取り出せません。そのためスーツケースを預けるのは、必ず税関の免税手続きが終了してからにしてください。

 

私は何回か税関の免税手続きカウンターで、他の人が荷物を預けてしまったが免税手続きを出来ないかと聞いている人を見たことがあります。

しかし全てあっさりと断られています。一度免税対象品を預ければ、免税対象は出来ないと考えてください。

 

この場合にさらに注意することは、手荷物預ける場合に先にチェックインをするのか、先に免税手続きを行うかの2パターンあることです。

はじめのパターンは、空港によりチェックインカウンターに行き、搭乗券を受け取り荷物にタグを付けてもらってから、免税手続きを行います。

 

他方でもう1つのパターンは、先に免税手続きを行い、その後チェックインをチェックインカウンターですることです。

 

まずはじめのパターンでは、チェックインカウンターで、荷物を預ける場合に、タックスフリーをしたい旨を伝えます。そうするとタグのみをスーツケースに貼ってもらい、荷物が返ってきます。

 

そしてそのまま他の荷物は預けて、免税手続きの対象品が入ったスーツケースを持って、税関の免税手続きを行います。その後は、免税手続きの書類にスタンプをもらい、税関のカウンターで荷物を預ける、もしくはもう一度チェックインカウンターに荷物を預けるのどちらかを行います。

 

もう1つのパターンは、税関の免税手続きカウンターに先に行きます。

そしてEチケットを見せて免税手続きの書類にスタンプをもらいます。そしてその後は通常と同じチェックインをチェックインカウンターで行います。

 

2パターンありますが、最近は後者のパターンが多いように思います。実際、バルセロナ空港やボローニャ空港、ウィーン空港では、後者のパターンでした。

どちらのパターンかは、税関の免税手続きカウンターに行った時に、その近くに預ける荷物を載せて流すベルトコンベアー(普通の航空会社のチェックインカウンターにあるものと同じもの)があるかが1つの目安になります。

あれば、前者のパターンです。なければ後者のパターンの可能性が高いです。

 

また後者のパターンだと、免税手続きをせずにチェックインをして荷物を預ける時に、そのまま預けられるもしくは、チェックインカウンターで先に免税手続きをしてと言われて列に並び直し羽目になってしまいます。

そのため、先に税関の免税手続きカウンターに行って免税手続きを行えるかの確認をする方が良いと思います。

 

 

もし後者の先に免税手続きをするパターンで、Eチケットではダメで搭乗券が必要だと言われた場合は、チェックインカウンターで搭乗券をもらうか、キオスクで搭乗券を発券するようにしてください。(おそらく携帯画面の搭乗券やプリントアウトしたものでも大丈夫だと思います。)

 

よって大体の場合は、どちらかの例外にあたるため、はじめのヨーロッパの出発空港で免税手続きをすることとなります。

 

手荷物として、免税対象品を機内に持ち込む場合

 

手荷物として免税対象品を機内に持ち込む場合は、チェクインカウンターでチェクインを終えた後に、そのまま税関の免税手続きカウンターにいきます。

 

しかしこの場合に注意が必要なのは、空港によっては手荷物の場合と預け荷物の場合で、税関の手続きカウンターが異なる場合があることです。

 

具体的には預け荷物の免税手続きカウンターはチェクインカウンターと同じエリアにあり、それに対して、手荷物の免税手続きカウンターは、空港の保安検査場通過後のゲートのあるエリアにある場合です。(分かれていても、チェクインカウンターエリアにある税関の免税手続きカウンターで、手荷物として持ち込む免税対象品の手続きをしてくれる場合もあります。)

 

正直なところ、これが分かれているかは空港によります。しかし、分かれている空港によっては、シェゲン協定国向けのエリアにはなく、出国手続きの必要な非シェゲン協定国のエリアにしか税関の免税手続きのカウンターがない可能性があります。(免税手続きはEU加盟国の最終出発国で行うのことが原則というルールにより)

 

私のおすすめは、免税対象品を手荷物として持って入りたい場合は、先にスーツケースとともにチェクインカウンターのエリアにある税関の免税手続きカウンターに持っていき、預ける荷物として免税手続きを行うことです。

 

例えば、ウィーン空港からフィンランドのヘルシンキを経由して日本に帰国する際に、免税対象品を手荷物として機内に持ち込もうとすると、ウィーン空港では搭乗ゲートの近くにある税関の免税手続きカウンターで手続きするように言われます。

 

もしここで、シェゲン協定行のゲートエリアに免税手続きカウンターがなければ、ヘルシンキ空港で免税手続きを行わなければありません(ウィーン空港では非シェゲン協定行きエリアでは、免税手続きをカウンターがあることを確認していますが、シェゲン協定行エリアにあるかは、分かりません。)。

 

そして空港によっては、保安検査場の中に税関の免税手続きカウンターがない空港もあることから、帰国便への乗り継ぎ先の空港で一度チェクインカウンターのあるエリアに戻り、免税手続きをしてから再び検査場を通過するという手間を取ることとなります。

 

このようにかなりの手間をかけることとなり、乗り継ぎ先で出国審査までしなければならないことから、乗り継ぎ先の空港で乗り継ぎ時間が足りなくなり、結果として免税手続きができない危険性があります。

 

ちなみに乗り継ぎ時間がかったや、免税手続きカウンターが混んでいて、それらの結果として免税手続きを受けられなかったとしても、免税手続きはあくまでも任意の手続きであるため、日本に帰ってからおこなえるなどの救済措置は一切ありません。注意してください

 

それゆえ実際に預ける荷物としない場合でも、預け荷物として免税手続きを行う方が良いです。また割れ物などではなければ、免税対象品をスーツケースに入れても良いと思います。

 

その他の注意点

 

免税手続きの書類によってはスタンプが不要で、税関の免税手続きカウンターの近くにある機会に、免税手続き書類にあるバーコードを読み取る種類のものもあります。

バーコードに読み取るものであれば、税関のスタンプは不要です。どの書類にスタンプが必要か、不要かは税関の係員が教えてくれます。

 

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免税手続き代行会社のデスクに行きその場で返金を受ける。もしくは、免税手続き書類をポストに投函する。

 

そして最後に行う免税手続きのステップは、払い戻しの手続きを行うことです。

 

払い戻しの方法としては、➀空港での現金の受け取り、②クレジットカードへの返金、③小切手の受け取りです。

私は③はしたことはありません。基本的に海外旅行であれば複数枚のクレジットカードを持って行っていることから、③を使うのであれば、②の返金の受け取り方法で良いと思います。

以下➀と②の返金の受け取り方法について、その注意点を書いていきます。

 

空港での現金の受け取り方法。

 

この場合の流れは、上記ステップ2で、税関のスタンプを押してもらった免税手続きの書類を持って、各免税手続きの代行会社のカウンターに向かいます。

 

空港によりますが、免税手続きの代行会社のカウンターがそれぞれの会社ごとにある場合もありますが、両替を行う空港内の両替所で払い戻しを受けれる場合もあります。

もし空港で免税手続き代行会社のカウンターがなければ、両替所を確認してみてください。自分の持っている免税手続きの書類にある会社のロゴが両替所にあれば、その両替所で払い戻しを受けれます。

 

この点で難点なのが、返金は現地通貨で行われる点です。仮によくヨーロッパを旅行する人であれば、ユーロを受け取っても次回の旅行用に残しておくことができます。しかし他方であまりヨーロッパに旅行しない人であれば、さらに日本円に両替するのにお金がかかります。

 

 

 

クレジットカードへの返金手続き

 

この場合は、上記の手続き②でスタンプをもらった免税書類に、クレジットカード番号等を記入して、空港にあるポストに投函します。そうすると後日指定のクレジットカードの口座にお金が返金されます。

上記のポストですが、多くの場合は空港の税関の免税手続きカウンターの近くにあります。また免税手続き代行会社がグローバルブルーである場合には、成田空港と羽田空港のABCカウンター(到着ロビーにある、宅配などを受けているカウンター)にグローバルブルーのポストがあります。

またヨーロッパから日本に帰国してから、国際郵便でも送ることができます

 

成田空港第2ターミナル到着ロビーのJALABCカウンターにある、グローバルブルーのポスト

グローバルブルー

 

それでもどうしても不安な場合は、上記現金での受け取りの場合と同様に、空港の各代行会社のカウンターもしくは、委託している両替所に行ってクレジットカードとスタンプのある免税手続き書類を持って行けば、クレジットカードへの返金手続きをしてくれます。

 

時間に比較的に余裕があり、かつ投函すべきポストが分からなければ、そのような方法でクレジットカードへの返金手続きを行うのもありです。

 

つまりこのことから、ヨーロッパの免税手続きの場合、EU加盟国から帰国するまでに、ステップ②までの手続き(空港の税関の免税手続きカウンターでスタンプをもらう。)を終わらせてしまえば、免税手続きは最悪の場合なんとかなる可能性が高いと言えます。

 

もし免税手続きの場所や返金のカウンターが分からなければ、空港のインフォメーションで聞けば教えてくれます。さらに免税手続きの書類の書き方が分からなければ、ホテルのレセプションで聞くのも良いと思います。

 

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まとめ

 

みなさんいかがでしたか。今回はヨーロッパの免税手続きの注意点についてまとめてみました。記事を読んでいただきありがとうございます。

一応下記に個々の空港での免税手続きについての私のブログの記事をもう一度載せておくので、参考程度に見てみてください。

 

村川

 

 

 

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