みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今日はロンドンにあるイギリスの国会議事堂の見学ツアーの予約方法と、実際の見学の内容について、紹介します。
イギリス・国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)
ロンドンにあるイギリスの国会議事堂と言われてもピンと来ない人も少なくないと思います。しかし、ビックベン(エリザベス・タワー)のある建物といえば多くの人がイメージ出来ると思います。
国会議事堂のようなところに入れるのかと思うかもしれませんが、実は入れます。私も前からビックベン近くに看板が置かれていたのは知っていましたが、見学ツアーが行われる日にちが限られていることから、なかなか入る機会がありませんでした。
日本の国会議事堂も、見学できることから、ロンドンにあるイギリスの国会議事堂が見学できても何もおかしくはないのですが、私にとっては見学できるんだ、という驚きがあったのが本音です。
ちなみにイギリスの国会議事堂はかなり建物の老朽が激しく、現在移転が予定されています。ちなみに移転後は、現在1つの建物内にある貴族院と庶民院の議場は別々の場所に置かれることが予定されています。
(ただこのイギリスの国会議事堂の移転計画はかなり以前からありますが、なかなか実現されていません。)
イギリス国会議事堂の見学チケットの購入方法
イギリス国会議事堂見学のチケットは予約が基本です。予約は国会議事堂の見学のホームページもしくは、国会議事堂の近くにあるチケットオフィスで予約することができます。
もちろん見学当日にチケットの予約に空きがあれば、予約がなくとも国会議事堂近くのチケットオフィスで購入できます。
ちなみにチケットオフィスは、ロンドンの地下鉄のウェストミンスターの駅出口のある建物(ビッグベンの向かいにある建物)のテムズ川側にあります。
国会議事堂見学の入り口とチケットオフィスは離れています。
チケットオフィスはこの建物の右端にある。(建物自体はビッグベンの向かい)
ロンドン・ウェストミンスター駅の近くには、国会議事堂の見学のチケットオフィスの案内があるため、すぐに分かると思います。
また国会議事堂の見学方法には、オーディオガイドを借りて自分で回るものとガイドツアーによるものとの2種類があります。
残念ながら、国会議事堂の見学はツアーもオーディオガイドも共に日本語はありません。
国会議事堂の見学のチケットの料金は、ガイドツアーが大人1人26.50ポンド、オーディオツアーが大人1人19.50ポンドです。
イギリスの国会議事堂見学の入場ゲートの場所
イギリスの国会議事堂の見学者用の入り口は、ロンドンでも有名な観光地であるウェストミンスター寺院の向かい側(テムズ川とは、国会議事堂を挟んで反対側)にあります。チケットオフィスとは場所が全く異なるところにあるため注意が必要です。
もっともネットで、国会議事堂の見学チケットを購入すると詳細な地図がメールで送られてきます。そのため、国会議事堂の見学コースの入り口の場所はすぐに分かると思います。
ウェストミンスター寺院の向かいにある写真右の建物の下が、見学者用の入り口
まず国会議事堂の見学コースのゲートでは、コピーもしくは、スマートフォンに保存した、チケットをスキャンします。
次に国会議事堂の敷地内に入って進むと、セキュリティチェックがあります。空港と同じセキュリティチェックだと思ってもらえれば良いです。
さすが国会議事堂というイギリスの国家機関の建物に入ると言うこともあり、見学前のセキュリティチェックは厳重なものでした。
ちなみにガイドツアーの場合は、このセキュリティチェックを見学ツアー開始の20分前までに抜けるようにとされています。
セキュリティチェックを終えて国会議事堂の広場を抜けて建物に入ると、オーディオガイドとガイドツアーのどちらであるかを係員に尋ねられます。
写真中央のカウンターでガイドツアーの場合は名前と人数を伝える
オーディオガイドの場合は、国会議事堂の建物に入った所から、左手の場所でオーディオガイドを借ります。
逆にガイドツアーの場合は、右手奥にあるカウンターに行き、名前と人数、ガイドツアー開始時間を伝えます。
そうすると見学ツアー開始時間まで、待っておくように言われます。開始時間になると時間とEnglishと言われるため、ポールでできた列に並びます。そうすると人数確認を行い、確認後国会議事堂の見学ツアーが始まります。
ちなみに、国会議事堂の建物に入ってすぐの右側を入ったところには、カフェとショップがありました。
ショップ内では、イギリスの国会議事堂のオリジナルグッズが売られていました。ロンドンのお土産を買うのであれば、1度寄ってみるのも良いと思います。
国会議事堂のガイドツアーに参加して
今回私は、オーディオツアーではなく、英語のガイドツアーに参加しました。所要時間は2時間ほどでした。ちなみに通常は1時間30分ほどです。途中で20分後に開始されるツアーに抜かれました。(またオーディオツアーでも所要時間は90分です)
国会議事堂のガイドツアーは、エリザベス女王の準備室→貴族院(House of Lords)→庶民院(House of Commons)の順に、国会議事堂内を見学します。また途中には議場のみならず、委員会の部屋の見学などもあります(おそらくここはガイドツアーのみしか入れないのではないでしょうか)。
とりわけイギリスの各院の議場の見学では、普段は議員(MP:menber of Parliamentの略)が座っている席まで入れるため、かなり貴重な体験ができます。私の参加したガイドツアーでは、ガイドの人が、議場のシートを叩いて普段はここにイギリスの(当時の)首相のボリス・ジョンソンが座ってるよとか、解説をしてくれました。
またガイドの人は、ガイドツアーの参加者から質問を募り、その都度丁寧に答えていました。
他方でガイドツアーは30人近くが一度に参加します。そのため場所によってはかなりガイドの解説が聞こえにくいところもありました。
正直なところガイドツアーの内容は良かったです。しかしツアーでは、国会議事堂内部を歩きまわることと、2時間近く英語を聞くことから、かなりの集中力を要し私はけっこうくたくたでした。(おそらくの聞き取りに慣れていればここまでくたくたにはならないと思いますが。)
またイギリスの歴史(高校の世界史レベル)が解説の中で、所々で出てきます(イギリスの宗教改革や、ピューリタン革命など)。そのためイギリスの歴史を少し知らないと、意味不明なところが見学ツアーの所々に出てくると思います。
私が参加したガイドツアーには、ポーランド人やギリシャ人、アメリカ人、オランダ人など意外と多くの国の人が参加していました。
国会議事堂のオーディオツアー
オーディオツアーの場合は、オーディオガイドを借りて個々のペースで、国会議事堂の中を回ることができます。
基本的に、国会議事堂の中の見学コースは、オーディオツアーとガイドツアーではあまり変わりません。
私がガイドツアーで回っている間にも、多くの人がオーディオツアーで回っていました。
オーディオツアーで回っている日本人もちらほらと目にしました。自分のペースで国会議事堂の見学コースを回りたい人は、ガイドツアーよりもオーディオツアーをお勧めします。
またオーディオツアーの場合は個々の時間区分の中での上限人数が、ガイドツアーよりも多く設定されています。そのため直前期の予約や、当日券はオーディオツアーの方が取りやすいと思います。
またオーディオツアーの場合は、ガイドツアーよりも5ポンドほどチケット代が安いです。
イギリスの国会議事堂見学の注意点
見学場所が、国会議事堂というイギリスの政府機関の中枢中の中枢と言って良いところです。また見学ツアーのない時は、今でもイギリスの国会議事堂として現役で使われています。
そのため当然と言えば当然ですが、見学コース内でのセキュリティはかなり厳しいです。
写真撮影は、はじめの集合場所を除いて、基本的に禁止されています。また基本的に一部の椅子などにも座ることはできません。さらに見学コースの中では飲食も水を含めて禁止です。
これらのどれかを破ると、すぐに警備員が飛んできて、つまみ出す勢いで注意します。私の見学中にも、オーディオツアーの人が国会議事堂内の写真を撮ろうとして、警備員から厳しく注意されていました。
また現在も議会として使われていることから、イギリスの国会議事堂見学は土曜日しか行われていません(夏場は平日にも行われていることがあります。)。そのため国会議事堂の見学の計画をする際には、他のロンドン観光との日程に注意してください。
まとめ
イギリスの国会議事堂の見学ツアーは、曜日が限定されていることから行きにくいロンドン観光の1つであると言えます。しかし他方で、普段は議員が使うロビーや議場の議席に実際に入れるなど、かなり貴重な体験ができます。
比較するのもどうかと思いますが、同じ国会議事堂の見学でも、日本の国会議事堂の見学よりも、イギリスの国会議事堂の見学の方がかなり内容は良いです。
そのためロンドンを訪れた際には、日程があえばぜひイギリスの国会議事堂の見学をしてみることをおすすめします。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
ヨッシー
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