イギリス入国体験記 PCR検査と10日間の自己隔離

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イギリス入国体験記 PCR検査と10日間の自己隔離 イギリス

 

みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回は私がコロナ禍でイギリスに入国した時の自己隔離などの経験について、書いていきたいと思います。

 

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コロナ禍でのイギリスへの入国条件

 

現在、世界中でコロナウィルスが蔓延していることから、以前と比べて国際的な人の往来が大きく制限されています。日本からイギリスへの入国は、自己隔離等の条件付きではあるものの行うことができます。

 

ここで紹介するのは、イギリスでも主にイングランドへの入国条件です。スコットランドやウェールズに入国する際には少し入国条件が、異なる可能性があります。またロンドンから、スコットランドや北アイルランドに乗り継ぐ場合には、イングランドの入国条件が適用されます。

 

イギリスは現在、コロナ禍での海外からの入国については、イギリス人、外国人に関係なく信号機制度を取っており、各国をコロナの感染状況などから➀レッド、②アンバー、③グリーンの三色に色分けています。

 

レッドの指定国からの入国は、永住権など在留資格を持つ外国人を除き、イギリス国籍以外の者の入国を禁止しています。また、入国者は、政府指定の有料ホテルに10日間自主隔離と2回のPCR検査を受けなければなりません。

 

アンバーの指定国の入国は、特に国籍や在留資格等の制限はありませんが、自宅やホテルなどでのあらかじめ申告した場所での10日間の自主隔離と、2日目と8日目の2回のPCR検査を受け、陰性であることが必要となります。

 

グリーンの指定国は、自主隔離は不要で、入国から2日目のPCR検査を受ける必要があります。

 

このリストのどこに、どの国が入るかは定期的に変更されます。具体的にはイギリス政府のHPで確認してください。

 

現在、日本は➁のアンバーリストに入っています。そのため10日間の自己隔離と2回のPCR検査による陰性、さらに自己隔離中の滞在先と連絡先をpassenger locator formに記入してオンラインで提出する必要があります。またイギリス政府は海外からの入国者について、出発3日前に受けたPCR検査による陰性証明の所持を入国条件としています。

 

まとめると、2021年7月中旬現時点での日本からイギリスへの入国条件は、➀出発3日前のPCR検査による陰性証明、②イギリスへの入国48時間前以内にpassenger locator formをオンライン上で提出、及び③10日間の自己隔離とその間の2回のPCR検査の陰性の3つです。

 

 

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日本の出国から、イギリスへの入国までの流れ

 

イギリス入国体験記 PCR検査と10日間の自己隔離

 

まず、日本を出国までに、出発3日前のPCR検査の陰性証明を取得する必要があります。

これについては、私はJALのHPからにしたんクリニックのPCR検査を予約しました。詳しくは別の記事を書いているので、それをよければ参照してください。

 

海外渡航者向け、にしたんクリニックのPCR検査を受けてみた
今回、コロナ禍にイギリスに行くことになり、陰性証明が必要になりました。そのためにしたんクリニックで海外渡航者向けのPCR検査を受けました。その時の私の経験を紹介したいと思います。

 

次に、イギリスでのPCR検査の2日目と8日目の検査セットを申し込む必要があります。これについては、私はJALのHPにあったということもあり、CTMのPCR検査セットを予約しました。(CTMの予約HP

 

そして、PCR検査セット予約番号や、自主隔離先の住所及び、イギリスでの連絡先(電話番号は必須)を、入国の48時間前以内に、passenger locator formに記載し、オンラインで提出しなければなりません。

ここでは、まずpassenger locator formに登録するためには、passenger locator formのアカウントを作成する必要があります。また、アカウントを作成し、formを登録した後には、表示されたQRコードをイギリスの入国の際に提示するように求められることがあるため、携帯しておくことが求められます。

 

もっとも、日本の空港ではイギリスへの飛行機への搭乗手続きの際に、陰性証明書とpassenger locator formの提示が入国書類の提示の際に求められます。この際にQRコードの提示で足りると思われますが、空港係員も個々の入国必要書類をすべて把握しているわけではないく、タブレットを見ながら国ごとに入国条件を確認しているので、passenger locator formをコピーした紙媒体を持っているとスムーズに確認が終わります

 

後は、先に述べてように、空港でのチェックインの際に、陰性証明書とpassenger locator formを所持しているかの確認を受けます。またこれは人によると思いますが、私はイギリスに到着した後、ロンドンヒースロー空港の入国管理で、陰性証明書とpassenger locator formの提出を求められました。両方とも紙媒体の提出でOKでした。

 

 

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イギリス入国後から、自主隔離終了まで

 

 

まず、イギリス入国後は空港から、隔離場所まではハイヤーなどで移動しなければなりません。バスや電車などの公共交通機関は使えません。

私の場合は、ハイヤーをヒースロー空港から自己隔離場所までの移動に予約しました。

また、ヒースロー空港の到着ロビーはかなりのハイヤーのドライバーが、乗客を待っていました。

 

 

自主隔離の10日間

 

イギリス入国体験記 PCR検査と10日間の自己隔離

 

イギリスへの入国には、原則10日間の自主隔離が要求されます。ちなみにこの10日間は、イギリス到着時の1日目はカウントされないため、事実上11日間の自主隔離になります。

(例えば、6月1日にイギリスに到着した場合は、到着日は0日目となるため、翌日の2日が自主隔離1日目となります。そのため、自主隔離の最終日は、6月11日となり、12日から外に出ることができます。)

 

まず到着した翌日に、passenger locator formに登録した電話番号に、イギリス政府から自主隔離2日目に1回目のPCR検査を受けるようにとの内容で、ショートメッセージが送られてきます。

その後、自主隔離期間に、何回かNHS(イギリスの保健当局)から、登録した電話番号に電話がかかってきます。

私の場合にいつ、どのような電話がかかって来たかは、以下のようなものです。

 

自主隔離1日目

 

正午ごろ、NHSから電話がかかってくる。

➀、passenger locator formに登録した本人の電話か?

➁、電話内容は録音されており、その情報はNSHが使用することがある旨が伝えられ、そのことを理解したかの確認

③、2日目の検査キットを受け取ったか?

④、test and release 制度は利用するか?

⑤、登録先の自主隔離場所にいるか?

⑥、コロナウィルスの感染の三大症状(高熱、味覚・嗅覚異常、咳)はないか?

⑦、何か症状などコロナウィルス感染が疑われる場合には、119(イギリスのNHSコロナ専用回線)に電話すること。

⑧、繰り返してほしいことや、質問はないか。

これらが聞かれました。私の場合は、まったく英語の電話に慣れていなかったため、②の途中で何を言っているか分からず大混乱してしまい、電話先のNHSの職員から「英語話せる?」と聞かれ、自身がないため、「少しだけ」と答えたところ、「何語なら話せる?」とさらに聞かれ、「日本語なら」と答えたところ、少し電話をそのままにするように指示されました。

その後、保留音が30分ほどなりそのまま電話先で待っていると、日本語の通訳者の人が出てきました。その後は、⑧までの内容をすべて通訳してもらい、なんとかすべてのやり取りを終えることができました。

 

これは後から、イギリス在住の日本人の知人に聞いた話ですが、NHSには日本語の通訳者がいるそうです。やはり医療英語は難しいため、通訳者が用意されているのではないでしょうか。さすが、日本人が多いイギリスだけはあると思いました。

この辺り、果たして日本はどれぐらいの言語に対応できているかは、かなり疑問です。

 

また、NHSからの電話の際に、➀のあとで、I can not speak English very well. Please

Japanese Translator(トランスレータ―)とか言うと、基本的には日本語通訳者の方が出てきてくれます。

 

自主隔離2日目

 

午前10時30分前後に電話がNHSからかかってきましたが、マナーモードを解除するのを忘れ、電話に気づかなったため、電話を取れませんでした。

 

自主隔離3日目

 

正午過ぎにNHSから電話がかかってきました。

上記②の内容に入ったところで、英語に自信がなかったため、日本語の通訳者さんをお願いすると、10分前後の保留ののち、通訳者さんの手があいていないため、後で電話すると言われ、電話は終了しました。

 

その後、その日はNSHからの電話はありませんでした。

 

自主隔離4日目

 

14時半ごろにから電話がありました。

➀の質問の後に、日本語の通訳者を頼んでいるか確認され、そうだと伝えると通訳者さんが出てきました。どうやら昨日の電話として、かかってきたようです。

 

その後の質問内容は、②、⑤、⑥、⑦に加えて、生まれた年と2日目のPCR検査の結果を受け取ったかというものでした。

 

自主隔離 5日目

 

14時頃にNHSから電話がかかってきました。

しかし、私はZOOMでミーティングをしていため、電話に気が付かづ、出れませんでした。

 

自主隔離6日目と7日目

 

両日ともNHSからの電話はありませんでした。

 

自主隔離8日目

 

午前11時過ぎに、NHSから電話がかかってきました。

前回の電話と同じく、日本語の通訳者さんをお願いしましたが、今は他の人の対応をしており、待ち時間が長くなるので、英語で対応できないかと言われました。

 

電話先の相手もかなり丁寧な方で、こちらがあまり英語を聞き取れないのを知っており、かなりゆっくりと話してくれました。おそらく相手も私が数回NHSから、自主隔離についての電話を受けていることから、だいたい電話の内容は予想できるだろうと思ったかもしれません。

 

電話の内容は、①、②の後に、生まれた年を聞かれ、その後に、⑤、⑥、⑦、⑧を聞かれました。

 

自主隔離9日目と10日目

 

残りの自主隔離2日間は、特に電話はありませんでした。

 

まとめ

 

私の場合は10日間の自主隔離中に、6回電話がかかってきており、出れたのは4回でした。

普通に土日であっても、NHSからは電話がかかってきます(私も一度油断していました)。また時間も10時から17時の間にかかってくるのではないかと思います。また1,2回であれば電話に出れなくともそれだけでいきなり、NHSの職員が自主隔離場所に確認に来ることはありません。

 

逆に、私の知人は自主隔離期間の1日目から3日目までの電話をすべて取れずに、NHSの職員が4日目に自主隔離場所に来て、本人確認をされました。また割と、連絡が取れないため、自己隔離場所に確認のため、NHSの職員が来たという話を聞きます。

そのため自主隔離期間のはじめのうちにまったく電話を取らないと、確実にNHSの職員が来ると思ったほうがいいと思います。

 

 

これは推測ですが、電話はイギリス入国後の自主隔離期間の初めの方に集中するのではないかと思います。逆にPCR検査の結果はNHSに共有されているので、2回目の検査結果が出た後などは、少し電話の回数が減るのではないでしょうか。

 

 

自主隔離の中のPCR検査

 

アンバーリストの国からのイギリス入国者は自己隔離中には、必ず2回のPCR検査を受ける必要があります。受けるタイミングは、1回目が自主隔離2日目(イギリス入国から3日目)で、2回目が自主隔離8日目(イギリス入国から9日目)です。

 

自主隔離期間中の検査方法は、近くの病院や検査施設まで出向き、検査する方法もあります。しかし、自主隔離期間中は検査のためであれば、外出は可能ですが、基本的に公共交通機関を利用できないため、徒歩圏内に検査場所がある等の事情がなければ、あまりこの方法は現実的ではありません。

 

そのため、私も利用したPCR検査の検体を郵便で送る方法について、ここでは紹介したいと思います。

 

まず検査キットですが、イギリスへの渡航時に、PCR Test 2days & 8days packを申し込む必要があるので、(passenger locator formに、PCR検査のTESTキットの予約番号を記載することが必須)PCR検査のキット自体は、遅くとも自主隔離1日目に届きます。

 

これはPCR検査を頼んだ検査会社にもよりますが、2回目の検査キットも1回目の検査キットと合わせて送られ来ることが多いようです。

 

PCR検査の方法自体は、説明書がイラスト付きであるため、どのようにすればよいか分かると思います。またNHSがYOUTUBEなどでも検査の仕方を公開しており、URLも下記でする検体の登録時に出てくるので、かなり分かりやすいです。

 

どうやら、イギリスでのPCR検査は日本の唾液での検査よりも、鼻咽頭ぬぐいによる方法が主流のようです。私も自主隔離期間中の検査は、鼻咽頭ぬぐいによるものでした。

 

そして、注意しなければならないことは、病院や検査施設に行かない郵送での検査の場合には、かならず検体の登録をしなければならないことです。これをしなければ、PCR検査の検体を送付しても結果がNHSに送信されないため、自主隔離期間中に検査をしたことにはなりません。(test and release 制度の5日目の検査も登録が必要)

 

またPCR検査の登録は、11桁のテストキットの番号(Test kit barcode)の登録だけでなく、13桁のRoyal Mail (郵便)の追跡番号(Royal Mail barcode)の登録も必要になります。

まだ、テストキットの番号はテストキットの説明書に記載されていますが、郵便の追跡番号は、検体を送る箱にしか記載されていません。そのため、一度検体を郵送してしまうと、追跡番号が手元になく、その結果PCR検査の検体を登録できないという危険があります。

 

そのため必ず、検体登録は検体郵送前に行う必要があります。(登録先のHP

 

さらにもう一つの注意点が、必ずPRIORITY POSTBOXで検体を送ることです。単純なはなし、PRIORITY POSTBOXは速達のようなものなので、間違っても普通の郵便ポストの方に入れないでください。

 

その後は、検体を送ってから、おおよそ3日ほどでNHSからPCR検査の結果がメールとショートメッセージの両方で送られてきます。

 

そして、2回の検査の陰性の連絡を受け、かつ10日間の自主隔離が終了すれば、これでイギリス入国での自主隔離生活は終了します。

 

 

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まとめ

 

私も10日間のイギリス入国での自主隔離を体験しました。正直10日間は暇でしたが、読書やブログ記事の作成、ネット動画を見ることで、無事乗り切ることができました。

 

また、イギリス入国では、アンバーリストの国からの入国であれば、test and release 制度があります。この制度は5日目にさらにテストを受けその結果が陰性であれば、陰性結果を受け取った後は自主隔離を終了できるというものです。

 

追加のコストが1万円以上かかることと、陰性検査結果が届くのに検査から2日から3日かかることから、事実上1週間までしか自主隔離期間が短縮されない可能性があり、私は費用対効果が低いと思い、今回はtest and release 制度を利用していません。

 

自主隔離をする予定がある方は、自主隔離期間中何をして時間を過ごすのかは考えた方が良いと思います。

 

また、今後はワクチンの接種状況によっては、イギリス入国による自主隔離期間の内容も変わる可能性があります。(現在、イギリスはアンバーリストの国からの入国は、イギリスで二回のワクチンを打った人のみ、自主隔離を免除するとしています)

この記事に書いた情報はあくまでも2021年7月中旬時点のものです。イギリスに入国される際には、あらかじめイギリス政府の最新情報をご確認ください。

 

最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。

ヨッシー

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