みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今日は古くなったポンド紙幣を、イングランド銀行で交換する方法について紹介します。
古いポンド紙幣の交換
イギリスでは、イングランド銀行が、おおよそお10年程のスパンでポンド紙幣のデザインの更新を行います。
もちろん日本でも紙幣の更新は行われます。しかしイギリスの場合は、日本の紙幣の更新と異なり、新しいポンド紙幣が発行されると、古いポンド旧紙幣は、6ヶ月ほどの移行期間を経て使えなくなります。
実際に現在では、ポンド紙幣の内2016年に5ポンド紙幣が、2017年に10ポンド紙幣がそれぞれ新しくなっています。
そして、10ポンド紙幣と5ポンド紙幣の旧紙幣は現在では、使用できません。
ちなみに、日本の金券ショップなどで両替を行うと、古いポンド旧紙幣を渡されたという話を聞いたことがあるので注意してください。(日本の銀行であれば、そのような現在利用できない旧ポンド紙幣を渡すことはないと思います。)
他方でイングランド銀行での古いポンド紙幣の交換には特に期限はありません。
また20ポンドについても2020年2月20日に新紙幣が発行されています。そのため、2020年8月20日頃(bank of England のHPによれば、発行から6ヶ月とされているため、おそらくこの辺り)には、旧20ポンド紙幣は使えなくなります。
ポンド紙幣の内、5ポンド紙幣と10ポンド紙幣、20ポンド紙幣のデザインの変更はここ数年のことなので、未だに古い旧紙幣を持っている人も多いと思います。
イングランド銀行(Bank of England)での旧紙幣の交換方法
ここからは、私の経験からロンドンにある、イングランド銀行での旧紙幣の交換方法を紹介します。
実際に今まで私は旧10ポンド紙幣と旧20ポンド紙幣をそれぞれ、イングランド銀行で交換したことがあります。
旧ポンド紙幣の新紙幣へのイングランド銀行での交換は簡単です。またそれほど語学力も要求されません。
時期などによるのかもしれませんが、私が行った時は、ほとんど並んでいる人もおらず、2回とも10分程度で古いポンド紙幣を新しいポンド紙幣に替えてもらえました。
イングランド銀行の場所と行き方
まず、イングランド銀行(Bank of England)はロンドンでもCity of Londonと言われる、ロンドンの金融街にあります。
エリアとしては、ロンドンの観光地が多いエリアからは、東側になります。具体的にはセントポール大聖堂やテンプル教会などがあるエリアです。
イングランド銀行のロンドンの地下鉄の最寄り駅は、バンク(Bank)もしくはモニュメント(monument)になります。ちなみにバンクとモニュメントは駅名は違いますが、改札を出なくとも地下鉄の駅構内で繋がっています。
もっとも、イングランド銀行は、バンク駅の近くにあるためモニュメント駅から行くと、同じ地下鉄の駅構内とはいえかなり歩く必要が出てきます。
またモニュメントから外に出てしまうとイングランド銀行が分かりにくいので、個人的にはロンドン地下鉄でcentral線かNorthern線を利用して、バンク駅で降りて、バンク駅の改札から出るのがおすすめです。
地下鉄のバンク駅の案内、出口2はBank of England と書かれている
イングランド銀行は、バンク駅の2番出口がもっとも近く、2番出口の右手の階段を上がれば、出口のある側の建物がイングランド銀行になります。
イングランド銀行での具体的な古いポンド紙幣の交換方法
イングランド銀行の入り口は、バンク駅の2番出口を出たところから、王立取引所を右手にしながら、進んだところにあります。イングランド銀行の入り口には、必ず警備員の人が立っていることから分かると思います。
左側の建物がイングランド銀行、右中央のギリシャ様式の建物が王立取引所
写真でバスがいるあたりの向かい側がイングランド銀行の入り口
イングランド銀行の入り口は、staffe とvisiter に分かれています。visiterの方から入るとイングランド銀行の建物内で目的を聞かれるので、exchange old bank notices といえば分かってくれると思います。
イングランド銀行の入り口
実際に古いポンド紙幣を見せてくれと言われるので、古いポンド紙幣を見せます。もし英語に不安があれば古いポンド紙幣を見せれば分かってくれます。(ちなみにここでは古いポンド紙幣は1枚見せれば十分です。)
また特に身分証明書などを見せる必要はありませんでした。
次にその場でセキュリティーのため、カバンの中をチェックされます。ちなみにスーツケースなどはセキュリティーの観点から持ち込めないため注意してください。
次に入ってすぐの右手の部屋に案内されます。そこで右手側の窓口で古いポンド旧紙幣を渡すと、新しいポンド紙幣と交換してくれます。
その際に交換する紙幣は合計いくらかなど聞かれます。またお札の種類がバラバラであれば、全て同じ額の種類で良いかの確認もされることがあります。(おそらく英語能力が必要なのはここだけです。)
そして新しいポンド紙幣を窓口で受け取ればこれで古いポンド紙幣の交換は全て終了です。
後は、入り口の隣にある出口からイングランド銀行を出るようにしてください。
イングランド銀行での古いポンド紙幣の交換の注意点
イングランド銀行のホームページでは、古いポンド紙幣の交換には身分証明書などが必要と書いてありましたが特に不要でした。しかしイングランド銀行は公的機関なので、ポンド紙幣の交換に行く際には、念のためパスポートなどの身分証明書を持って行くほうが、良いと思います。
また20ポンド紙幣については、まだ使用できることから交換したいというというと、まだ使えるよと言われるかもしれませんが、日本に帰って当分の間は、イギリスには来ないと言えば十分通ります。
またイングランド銀行の建物内の写真撮影は禁止されています。
さらにイングランド銀行のポンド紙幣の交換窓口の営業時間は平日の9時から16時までです。イングランド銀行に併設されているミュージアムとは時間が異なることから注意してください。
古いポンド旧硬貨の交換について
他方でイギリスでは、紙幣のみならず1ポンド硬貨もここ数年で新しいものにデザインが変わり、古い1ポンド硬貨は現在使えません。
しかしポンド旧硬貨については紙幣と異なり、イングランド銀行では新しいものに交換してもらえません。
古いポンド硬貨については、普通の銀行で新しいものに交換してもらえます。
もっとも銀行側には古い旧ポンド硬貨の交換に応じる義務まではないため交換してもらえない可能性もあります。私の場合は、普通に街中の銀行で古いポンド硬貨を交換してもらいました。
そのため、古いポンド硬貨については1度普通の銀行に持って行って交換してもらえるか確認する方が良いと思います。
まとめ
イングランド銀行での古いポンド紙幣の交換はそれほど難しくありません。そのため、まだ古いポンド旧紙幣を持っている人は、時間さえあれば1度イングランド銀行に、交換に行ってみてはいかがでしょうか。
厳密には他にも古いポンド紙幣の交換方法はありますが、手数料などを考えるとあまりおすすめしません。
他の手段については20ポンド紙幣のデザイン変更の記事で述べているので、その記事を参考にしてください。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
ヨッシー
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