こんにちは、happy ambassador の村川です。今日はヨーロッパへ行く際の私のおすすめ航空会社である、フィンエアー(フィンランド航空)の座席指定方法と、その指定料金について、JALとのコードシェア便の場合を含めて書いて行きたいと思います。
この記事は2023年7月にフィンエアーの座席の指定方法が変わったので、それに合わせて、一部の記事の内容を書き換えています。
フィンエアーの座席指定方法について
フィンエアーの座席指定方法とその指定料金については、航空券の購入方法によって少し、異なります。
まず、私たちがフィンエアーに乗る場合に、チケットの購入方法として、基本的に考えられるのは
①フィンエアーの公式ホームページなどを通じて、航空会社から直接航空券を購入する。
②旅行会社や航空券予約サイトを通して、フィンエアーの航空券を買う(パッケージ旅行でフィンエアーを利用する場合も含む)。
③JALのコードシェア便としてJALからフィンエアーの航空券を直接購入する。
(日本発着のフィンエアーの便をJAL便名のコードシェア便として利用する場合だけでなく、JAL便でヘルシンキまで行き、乗継ぎ便のみJAL便名のコードシェア便としてフィンエアーを利用する場合を含む)
上記3パターンが考えられます。
それでは、上記のそれぞれの場合に、フィンエアーの座席指定料金は有料なのか無料なのか、またどのような方法で座席指定を行うのかについて解説します。
まず結論から言えば、エコノミークラスについては、一部の値段の高いチケットを除き、すべて座席指定は基本的に座席指定は有料です。
また①、②、③のすべての場合、予約番号があればフィンエアーのHPからもしくはフィンエアーのコールセンターから行うことになります。
(ただし、旅行会社のパッケージツアーや、団体で使われる旅行会社のいわゆる格安航空券の場合は、事前の座席指定ができない場合があります。この場合は当日、空港のフィンエアーのチェックインカウンターで、有料で座席指定を行うことになります。)
③については、コロナ禍の前はJALのコードシェア便については座席指定料金は無料でした。しかし現在は、原則有料です。(JALのHPからは、座席指定を行うことができないので注意が必要です。)
この場合もフィンエアーのHPから座席指定を行うことになります。JALのコードシェア便であってもフィンエアーの運行便である以上、JALのHPからは座席を指定することはできません。
コロナ禍前はフィンエアーの座席指定はJALのコードシェア便は原則無料で、それ以外の場合も、チェックイン時には無料でしたが、現在は座席指定は有料です。
①の場合のフィンエアー・座席指定方法
フィンエアーに乗る場合は、もっともポピュラーなのは、フィンエアーから直接航空券を買い、座席指定を行う場合です。
フィンエアー 座席指定の料金
座席指定料金は、フィンエアーではヘルシンキからどこに飛ぶのか、その発着先のエリアによって値段が異なります。
例えば日本とヘルシンキの間のフライトでは、座席指定料金は20ユーロからとなっています。この料金は通常の座席を指定するための料金です。そのため非常口座席や、1番前の席など座席の幅が広い席の座席指定料金はもう少し値段が高いです。
また同じフィンエアーでも、ヘルシンキからヨーロッパへのフライトでは座席指定料金は16ユーロからとなっています。
フィンエアー 座席指定の方法
座席指定の方法は、まずフィンエアーのHPで予約の管理から予約番号(アルファベットと数字からなるもの)と搭乗者の姓のローマ字入力により、フィンエアーのマネージーブッキングに入ります。そしてその中の座席指定から、自分が乗る予定のフィンエアーの便の座席を指定します。
フィンエアーのHP画面、予約の管理から姓と予約番号をそれぞれ打ち込む
また、フィンエアーのカスタマーセンターへ電話をすることでも座席指定を行えます。この場合は、後から決済メールがフィンエアーから、購入の際に登録したアドレスに送られてくるので、決済メールの指定のサイトでクレジットカードにより座席指定料金を支払います。
ちなみにフィンエアーでは、個々の料金は、座席指定料金を含めてユーロで支払います。そのためユーロのレートが支払いには関係してきます。しかしフィンエアーについて言えば、クレジットカードの支払い時のレートはかなり良いです。
実際のところ、私が以前フィンエアーに座席指定料金をこの方法で支払った時は、その時のユーロ円の相場のレートとほとんど同じレートでした。
座席指定料金が発生しない場合
フィンエアーでは以下の場合には、座席指定料金が発生しません。
①ビジネスクラスを利用する場合。(つまりフィンエアーでのクラスがエコノミークラス以外の場合)
②エコノミークラスでも、運賃クラス(ブッキングクラス)が上位の場合。
基本的に最安値もしくは安値で、フィンエアーから直接航空券を購入すると、運賃クラスはVかSとかになるため、通常の場合はあまりこの条件に該当しません。
しかし出発日の直近に高額な航空券を買ったり、変更可能航空券を買った場合には、この座席指定料金が無料の場合に該当することがあると思います。
③フィンエアー の上級会員もしくは、oneworldサファイア以上の上級会員。JALのJGCはoneworldのサファイアに当たるため、JGC会員の人は無料で座席指定をすることができます。
②の場合のフィンエアー・座席指定方法
基本としては上記①の場合の座席指定と、指定方法や座席指定の料金は同じです。
しかしそもそも、旅行会社を通してフィンエアー の航空券を買う場合は、その種類により上記のやり方での座席指定ができる場合、できない場合があります。
まずは、Eチケットを出発前に受け取っていると思いますので、有料でも座席指定をしたい場合はフィンエアーのHPの予約の管理で、予約番号と自分の姓を入力してください。
その後、フィンエアーのマネージブッキングから座席指定に進みます。しかしパッケージ旅行の場合はツアーの利用客全員で航空券を取っている(いわゆる格安航空券)ため、おそらく座席指定することはできないと思います。
この場合はオンラインチェックイン(これもできない可能性がありますが。)か空港でのチェックインの際の有料での座席指定を行うこととなります。
また逆に、単に旅行会社やエクスペリアのような、旅行代理店や航空券購入サイトから航空券を購入している場合は、格安航空券でなく単に旅行会社や旅行代理店が代理して、フィンエアー から航空券を購入しているだけのことが多いです。
そのため、フィンエアーのHPの予約の管理もしくは事前チェックインで座席指定を行うことができると思います。(フィンエアーのHPからは、上記同様有料です。)
③の場合のフィンエアー・座席指定方法
とりわけ、JALはフィンエアーと同じワンワールドアライアンスに所属しているということもあり、フィンエアーと多くのコードシェアをしています。
またJALもフィンエアーの拠点のヘルシンキ空港に羽田空港から就航しています。そのため、ヨーロッパの域内の便のみフィンエアーのコードシェア便を、乗り継ぎで利用することも多いと思います。
このことから意外とJALのコードシェア便として、フィンエアーの座席指定を行うことも多いと思います。
(以下ヨーロッパの域内線のみフィンエアー、もしくは日本からヘルシンキまでがフィンエアーの両方の場合を含む)
フィンエアー 座席指定の料金
基本的にコードシェア便の場合は、フィンエアーの座席指定は有料です。(エコノミーコンフォートへの指定は、ワンワールドのエメラルド・サファイアのステータス会員は無料)
だだしこの場合の座席指定には注意が必要です。
まずJALでフィンエアーの便を購入しても便名がJLであることです。JALのホームページでは、フィンエアー便名(AY便名)でも航空券を購入できます。
意外と注意が必要なのが、JALのホームページから、ヘルシンキ乗り継ぎでフィンエアーのコードシェア便を購入する場合です。日本からヘルシンキまではJL便名であるのに、ヘルシンキからヨーロッパまでがフィンエアーのAY便名になっていることがあります。
私もヘルシンキ乗り継ぎで、ヘルシンキまではJALの運行便を予約して、その後のフィンエアーの便もJALのコードシェア便を購入していたつもりが、AY便名で少しがっかりしたことがあります。
またこれは余談ですが、ヘルシンキからヨーロッパの他都市への乗継ぎ便の便名がJALのコードシェア便か、フィンエアーの便名かで航空券の値段が、数万円も違うことがあります。
ここでAY便名で購入するとJALのコードシェア便ではないため、JALのHPからチケットを購入したとしても、フィンエアーから直接購入した場合の①の場合となります。
またJALのコードシェア便の場合は、JALのHPでは予約自体は確認できます。しかしJALのコードシェア便での座席指定は、JALのHPからはできません。
One World のサファイア以上のステータスがある場合でも、座席指定をする場合には、JALのHPではなく、フィンエアーのHPから座席指定を行う必要があります。
この点、JALのフィンエアーとのコードシェア便を利用する際の荷物の許容量などの、座席指定以外の他のさまざまなサービスや規定については、別の記事でまとめているのでもしよければ、読んでみてください。
もし、有料の座席指定をしなければどうなるのか
以前とは異なり、フィンエアーは座席指定が基本的には有料となってしまいました。
仮に、座席指定をせずチェックインを行った場合には、自動で座席が割り振られます。ちなみに12歳未満の子供がいる場合には、かならず同じ家族の誰かが隣になるように座席が割り振られるようになっています。
他方で、それ以外の場合については完全にランダムで座席が指定されるようです。しかも、一度割り振られた座席から、別の席に座席指定をする場合には、事前の座席指定をする場合と同じく、有料となります。
まとめ
フィンエアーは、日本で最も多くの便を出しているヨーロッパの航空会社です。さらにフィンエアーは日本からヨーロッパへの乗り継ぎ需要獲得にかなり力を入れています。
そんなこともあり、かなり旅行会社のパッケージツアーではフィンエアー を利用することが多いです。そのため、とりわけフィンエアーの日本-ヘルシンキ便は満席かそれに近い時が多いです。
私が以前利用した時は、エコノミーは満席でスタンバイ(つまりは座席調整のためまだ座席が決まっていない場合に発行されるもの)のチケットが発行されており、出発ギリギリまで座席調整が行われていたこともあります。
ヘルシンキからのヨーロッパの域内線であれば、フィンエアーの場合は長くてもほとんどのフライトが3時間以内か3時間台なので、最悪の場合は座席がどこであろうと、なんとか我慢できます。それゆえに座席指定を事前にしなくても、なんとかなると言えばなんとかなります。
しかし日本-ヘルシンキ線では、フィンエアーが売り文句としている「アジアからのヨーロッパへの最短ルート」と言えども、10時間近くとシンガポールやマレーシアなどの東南アジア便よりも飛行時間は長いです。
そのためエコノミーのど真ん中で知らない人に挟まれれば、かなりしんどい移動を余儀なくされます。
これはフィンエアーには限りませんが、乗り継ぎであっても、座席指定料金はフライトごと(往復の利用であれば、最低20ユーロ×2の40ユーロがかかる)に料金がかかるため、正直なところ座席指定料金を払ってまで座席指定を行うのもどうかと思います。
しかしど真ん中の座席での移動のリスク回避を考えれば、最悪でもオンライチェックインでは事前に座席の指定を行うのが良いと思います。
また、座席指定料金を払って座席指定をするのであれば、95ユーロの追加料金で乗れるエコノミーコンフォート(フィンエアー版プレミアムエコノミー)の利用を、日本ーヘルシンキ線では検討しても良いと思います。(座席指定料金の差額は75ユーロ)←ここの値段は2023年度に値段が更新されています。おそらく100ユーロから110ユーロあたりだと思われます(1ユーロのレートが155円ほどで、1万6000円ほどでした。)
エコノミーコンフォートやヘルシンキ線の機内からオーロラを見る方法については当ブログ内で別途記事があるので、もしよければ読んでみてください。
今回は、フィンエアーの事前座席指定について、その方法と料金について書いてみました。最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
村川
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