みなさんこんにちは、happy ambassador の村川です。今回は国内線で荷物を機内に持ち込むべきか、預けるべきかどうか、その判断基準を紹介します。
国内線で荷物を預けるべきか
意外と飛行機の国内線で荷物を預けるのか、持ち込むのかは悩ましいことだと思います。ビジネスマンであれば、それほど荷物がないことも多いため、機内持ち込み用のスーツケースとカバンを機内に持ち込む人が少なくありません。
日本の国内線の場合は、国際線とは異なり液体物を持ち込むことができます。そのためワインや水、などの液体類の荷物がある場合でもわざわざ、飛行機に荷物を預ける必要はありません。(但し日本の国内線の話であって、アメリカの国内線やヨーロッパの国内線では液体物を、手荷物として持って入ることはできません。そのため自身が乗る飛行機が国内線であっても国ごとに対応が異なります。)
そのため、手荷物が規定の大きさ以下であれば、必ずしも荷物を預ける必要はなく、機内の荷物として飛行機に持ち込むことができます。
国内線で持ち込むことのできる荷物の大きさについて
どれぐらいの大きさの荷物を持ち込むことができるかは、航空会社と運航する飛行機の種類によって異なります。
例えばJALやANA、スカイマークであれば、3辺の長さが115㎝以内でかつ55cm×40cm×25cm以内の荷物であれば機内に持ち込むことができます。もっとも運航機材の座席数が100席未満の場合(プロペラ機や座席が2-2の飛行機もしくはそれ以下の場合)であれば、100㎝以内でかつ45cm×35cm×20cm以内の荷物であれば、機内に持ち込むことができます。
そのためJALやANAの場合であれば、座席数によって飛行機内に持ち込むことができる荷物の大きさが異なります。スカイマークでも重さはおそらく測っていないと思います。
また重さは10㎏までとされていますが、JALやANAでは荷物を測っているところを見たことがないので、厳密に10㎏以内ではないように思います。他方でLCCでは重さにも厳しく、搭乗口で機内の持ち込み荷物の重さを測る会社もあるので、より注意が必要です。
さらにLCCの場合はチケットの種類によって機内持込荷物の重さ制限や大きさ制限が異なることがあるので、チケット購入時に注意をするようにしてください。
国内線でも手荷物として持ち込めないもの
次に注意が必要なのが、国内線であっても手荷物として持ち込むことができないものがあるということです。
まずその代表例が、ナイフやハサミ、カッターと言った刃物類です。他方でT字カミソリは持ち込むことができます。但し刃の長さが4㎝以内のものに限る。
さらに70%以上のアルコール類は機内に持ち込むことも預け荷物として飛行機に預けることもできません。
さらに鋭利なものも手荷物として持ち込むことはできません。具体的には大きめのカメラの三脚などです。またバットやゴルフクラブなどの鈍器類も持ち込むことはできません。
一度ニュースになったことがありますが、お好み焼きのひっくり返す道具が先が鋭利であることから、飛行機内に手荷物として持ち込めないと判断されたことがあります。
少し怪しそうなものがあれば、利用する航空会社に問い合わせてみるのが良いと思います。
荷物を手荷物として持ち込むか? 預けるか?
以上のことを踏まえたうえで、国内線の荷物を飛行機内に持ち込むか、預けるかについて検討していきたいと思います。
手荷物として持ち込むことについての、メリット
まず何と言っても荷物を国内線で、飛行機内に手荷物として持ち込むメリットとして挙げられるのが、預ける必要と、引き取る必要がないということです。
どうしても荷物を預けるとなると、一度航空会社のカウンターに並び、その後荷物を預ける必要と、飛行機から降りて、ターンテーブルの前で荷物を受け取らなければなりません。
とりわけ、荷物を受け取る際には、どんだけ早くとも15分ほどは預けた荷物が流れ始めるまでに時間を要します。また国内線であっても、沖縄まどのリゾート線であればかなりの荷物が預けられていることも多々あるので、ターンテーブル前で20分から30分ほど待たされることもあります。
そのため国内線では、国際線と異なり入国審査や税関検査等がないことから、意外と預け荷物があるかどうかの違いによって、空港からの1本前のリムジンバスや電車に乗れるかどうかの差が出ることも珍しくありません。
預け荷物として飛行機に預けてしまうことについての、メリット
逆に飛行機内に持ち込まずに、荷物を預けてしまうことのメリットは、やはり飛行機内での荷物の収納場所を探したり、座席の足元などに荷物を置かなくとも良いということです。
機内はそれほど広くありません。そのため座席の足元に荷物を置くと、座席に座った時のスペースが狭くなってしまいます。また荷物を棚の上にあげるにしても、収納棚が取り合いになることも珍しくありません。4、5列前後の棚に置かなくてはならなくなるということもしばしばあります。
そのため、飛行機内に荷物を持ち込まずに、預けるとこれらの煩わしさからは解放されます。
また大きな荷物を持って、空港内を移動しなくても良いのも、荷物を預けるメリットです。国内線では、それほどターミナルが広い空港も少ないですが、そうとは言っても羽田空港では、検査場から遠いゲートまでで有れば、10分から15分ほどかかることもあります。
手荷物として持ち込むか、預け荷物とするかの判断基準
まず、飛行機内に持ち込める手荷物の大きさは、3辺の長さが115㎝以内でかつ55cm×40cm×25cm以内の荷物です(もっとも、既に述べたように、これより小さい場合もある)。
そのためこの大きさのスーツケースであれば、容量の大きさからしても国内での宿泊は1人で有れば2泊、もしくは荷物を減らしても3泊が限界です(個人的には2泊が目安となる基準)。そのため3泊から4泊以上の場合では、これ以上大きなスーツケースを使う必要があるため、基本的に荷物を機内に持ち込むことはできません。
国内線であれば、上記の機内持ち込みの荷物は、1人1個が上限であるため、機内持ち込み用のスーツケースを1人で2つ以上持ち込むことはできません。
また小さな子供を連れでての場合は、子供の面倒を見つつ、大きな荷物を持っての移動は大変であるため、機内に上記のスーツケースのような荷物を持ち込むのはあまりおすすめしません。
たまに小学生2人を連れながら大きな荷物を持って搭乗される方も、国内線ではたまに見ますが、預けられるのであれば、荷物を預けることをおすすめします(どうしても預ける荷物にも上限があるため、それを超えるので有れば、仕方ありませんが)。
また、座席数が100以上であったとしても、飛行機の通路が1本しか無い機材の場合も、飛行機内の座席の上の棚の大きさがそれほど大きくなく、大きな荷物を入れにくいです。そのため、飛行機に乗り慣れていなければ、あまり大きな荷物を機内に持ち込むことはおすすめしません。
日本の国内線で有れば、ボーイング737とエアバスのA320もしくはA321の場合です。
また羽田空港や成田空港、伊丹空港などの大規模空港では、搭乗ゲートまでの距離があるため、体力に自信がなければ、スーツケースなどではない、キャスターのない大きな荷物は機内に持ち込まずに、預けてしまう方が無難だと思います。
意外と国内線と言えども、大きな荷物を持っての空港内での移動は、体力を削れます。
まとめ
宿泊数で言えば、3泊以上。それ以外であれば、小さな子供の人数や空港の広さ、登場する飛行機の大きさなどを目安に、機内に手荷物として持ち込むのか、預けてしまうのかを判断するのが良いと思います。
荷物を手荷物として飛行機に持ち込むのか、預けるのかは、人によってさまざまな意見があると思いますが、1つの判断基準として参考にしてみてください。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
村川
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