みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今日はイギリスの語学留学に行く際に、預け荷物の許容量の多い航空会社を考察してみます。
留学で重要な預け荷物の無料の許容量
語学留学では、長期になればなるほど持って行く荷物が多くなります。またイギリスでは、日本同様明確な四季があるため、6,7か月間もイギリスにいればコートなども必要になります。
またイギリスはロンドンはもちろんのこと、他の都市であっても物価が高いため、あまり現地調達はおすすめしません。また仮に現地調達をしても、せっかく購入したものを捨てたり、寄付したりしなければならないのは、もったいないです。
実際、私のまわりの日本人留学生でも、4,5か月間ほどのイギリスの滞在で、かなり荷物が増え、パッキングに苦労していた人も少なくありませんでした。
また、イギリスから日本までの郵送も考えられますが、事務用品用のダンボールひと箱で2万円近くもする上に、ダンボールを入手するのもそれなりに大変であることや、到着までに早くとも1か月はかかることから、あまり現実的ではありません。
これらのことからできるだけ、飛行機に預けて一緒に日本に持って帰れることに越したことはないといえます。
今回、預け荷物の無料の許容量を考えるにあたってのルール
まず、日本からイギリスまで経由便を含めて便が出ていること。また日本からは西回りであること。(アメリカ・カナダ経由によるイギリス便は考えられるが、日本からイギリスへはチケットが安くなく現実的ではないことから、除外。)
基準はエコノミークラスで、マイレージサービスのステータスによる預け荷物の増加の特典は考慮しません。
運賃は、最安値のものを使用します。しかし手荷物のみの運賃の設定がある場合は、イギリスへの留学で、手荷物のみの留学は非現実的であることから除外し、預け荷物がある運賃での最安値運賃を使用します。
日系の航空会社
ここからそれぞれの航空会社について、イギリスまでの預け荷物の許容量について具体的に見ていきます。
まず日系の航空会社のJALとANAですが、それぞれロンドンヒースロ空港までの便が羽田空港から出ています。(JALは1日2便、ANAは1日1便)
預け荷物の許容量ですが、ANAとJAL共に23kgが2つまでです。
補足ですがJALとANAのでは、許容量と個数は同じですが、JALの方が3辺の合計を合わせた長さが203cm以下とANAの3辺の長さの合計が158cm以下と比べて持ち込みできる大きさは、JALの方が大きです。
ヨーロッパの航空会社
次にヨーロッパの航空会社について、無料の預け荷物の範囲を見ていきます。イギリスへの留学での使用が1番考えられるのは、おそらくヨーロッパの航空会社ではないでしょうか。
ちなみに現時点で日本に就航しており、かつロンドンまで行けるヨーロッパの航空会社は、13社です。
直行便の場合
ヨーロッパの航空会社で、日本からロンドンまでの直行便を飛ばしているのは、ブリティッシュエアウェイズのみです。
ブリティッシュエアウェイズは、現時点で成田空港、羽田空港、関西空港の3つの空港からそれぞれロンドンヒースロー空港まで便を出しています。(4月以降は羽田空港と関西空港の計3便、成田便は羽田空港へと移管されます。)
ブリティッシュエアウェイズの無料での預け荷物の許容量は、23kgが2つです。
それ以外の航空会社
それ以外のヨーロッパの航空会社をそれぞれ見ていきます。
まずフィンエアーは、無料の預け荷物の許容量は23kgが1つだけです。
またロシアの航空会社であるエアロフロートや、ポーランドの航空のLOT航空も、同じく23kgが1つだけです。
次に、ドイツのルフトハンザ及び北欧の航空会社であるスカンジナビア航空、スペインのイベリア航空は、ともに23kgが2つまでです。
アリタリア航空やエールフランスも同じく23kgが2つまでです。またエールフランスと同じグループ会社であるKLMオランダ航空も同じく23kgが2つです。
またスイス航空も23kgが2つまでです。他方で同じルフトハンザグループのオーストリア航空が、23kgが1つというのは少し驚きです。
まとめると、23kgが1つであるのが、フィンエアー、エアロフロート、LOT航空、オーストリア航空。
他方で23kgが2つであるのが、ルフトハンザ航空、スイス航空、アリタリア航空、エールフランス、KLMオランダ航空、スカンジナビア航空、ブリティッシュエアウェイズ、イベリア航空です。
ただ23kgが2つという航空会社の多くは、日本発の日本発券の場合の特例により、23kgが1つではなく2つとなっていることが多いです。
東南アジアの航空会社
少し時間はかかりますが、値段が安く東京だけでなく、他の日本の都市からも就航していることから、人気があるのが、東南アジアの航空会社です。
日本から就航していて、イギリスまで行けるのは、シンガポール航空、マレーシア航空、タイ航空、スリランカ航空、ベトナム航空です。
まずシンガポール航空は30kgまでの重量制限があります。個数制限は特にありません。ちなみにこの点は、シンガポール航空の子会社であるシルクエアーでも同様です。
次にタイ航空ですが、荷預け荷物の制限は重量制限の20kgです。しかしこの重量は一部の最安運賃(あまり数がない)のみであり、それ以外は、30kgです。
マレーシア航空は、個数制限がなく25kgの重量制限です。東南アジアの航空会社に多いのが、個数制限はなく重量制限のみであることです。(注意:北米線は個数制限あり)
スリランカ航空は、個数制限はなく30kgまでです。ちなみにこのスリランカ航空ですが、日本からは成田からの便しかなく、毎日運行ではありません。またイギリスまでの接続も悪いです。そのためイギリス留学で使うことは考えにくいです。
他方でベトナム航空は、23kgの預けて荷物が1つのみです。
東アジアの航空会社
東アジアの航空会社で、日本からイギリスまで乗り継いで行けるのは、キャセイパシフィック航空、中華航空、エバー航空、アシアナ航空、大韓航空、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空です。
キャセイパシフィック航空では、合計30kgまでで、個数は2個です。意外と預け荷物に総重量制限と個数制限の両方があるのは珍しいように思います。
次にエバー航空は合計20kgです。(予約クラスがA以外であれば、合計30kg)です。他方で同じ台湾の航空会社であっても中華航空は、合計30kgまでです。
他方で韓国の航空会社である、アシアナ航空と大韓航空は、それぞれ23kgが1個です。
中国本土の航空会社では、中国国際航空及び中国東方航空は、23kgが2個までです。他方で中国南方航空では、23kgが1個までです。
中東の航空会社
中東の航空会社で、日本からイギリスまで行けるのはエミレーツ航空、カタール航空、エディンハード航空、ターキッシュエアラインの4つの航空会社です。(ターキッシュエアラインをどこに位置付けるかは迷いましたが、ここで紹介します。)
これらの航空会社は、やはり他の地域の航空会社と異なり、その運賃の安さが目立ちます。他方で、中東経由はその航路から、ヨーロッパの航空会社と比べて時間がかなりかかります。
中東経由と言われれば、その代表格はやはりエミレーツ航空です。
エミレーツ航空は以前まであれば、エコノミークラスでも、30kgまででしたが、最近は改悪されspecial運賃であれば、15kg。saver 運賃であれば20kgまでです。
次にカタール航空ですが、総重量で30kgまでです。他方でエティハド航空は、30kgまでで個数は1つです。
最後にターキッシュエアラインですが、23kgが2個です。
正直ロンドンまであれば、エミレーツ航空が経由地のドバイまでかなりの便数を飛ばしていますが、エミレーツ航空は機内の持込み荷物の制限もかなり厳しいです。そしてエコノミークラスであれば、1つのみです。
この制限は他の航空会社よりも厳格に運営されており、チェックインカウンターでは特に厳しくチェックされます。
たしかにエミレーツ航空は運賃が安いですが、荷物の許容量を考えるとイギリスの留学にはあまり向かないと思います。
まとめ
留学での荷物特に帰りの荷物を考えると、無料の預け荷物の許容量としては、23kgが2個は欲しいところです。
やはりイギリスの留学へは、直行便であるブリティッシュエアウェイズが荷物の許容量を考えるとベストではないでしょうか。(JALやANAも良いですが、運賃を考えると少し考えものです。)
また、本来であればヨーロッパへはヘルシンキ経由のフィンエアーをお勧めしますが、さすがに23kgが1個はイギリス留学では少なすぎるように思います。
そのため、ヨーロッパの航空会社で、ブリティッシュエアウェイズ以外であれば、23kgが2個までのエールフランスやアリタリアなどが良いと思います。
また運賃重視であれば、カタール航空がおすすめです。またアジア系の航空会社では、中華航空かシンガポール航空あたりが良いように思います。
もっとも航空会社の無料の預け荷物の範囲は、変わることが多々あるので、航空券の購入前や留学への出発前に、必ず自分が利用する航空会社のホームページで確認をするようにしてください。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
ヨッシー
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