Happy ambassador の村川です。今日はヨーロッパ個人旅行のホテル選びのポイントについて書いていきたいと思います。
はじめに
個人旅行でもっとも大変な作業の1つが、ホテル選びです。はじめての都市でどこのホテルを選べば良いかはかなり悩むもの。
この記事では、私が思うヨーロッパでのホテル選びのポイントをまとめて行きたいと思います。
また最後には、ヨーロッパの主都市のホテルを取る、おすすめエリアも載せています。
ホテル選びのポイント
- 主要交通機関との移動距離
- 相場と比べて、安すぎるホテルには泊まらない
- 治安の悪いエリアは避ける
- 前後の予定に合わせる
大きく分けるとこの4つになります。
主要交通機関との移動距離
ヨーロッパの場合は、まず迷えば中央駅ないしは主要駅の近くにホテルを取ることをオススメします。それは、交通に便利だからです。ヨーロッパでは、基本的に中央駅には、バスか電車かで空港からのアクセス手段があります。そのため、夜遅くついても大した移動なしに、ホテルに着くことができます。
またヨーロッパでの主要駅近くでは、スリや置引きのよな軽犯罪はあったとしても、強盗や殺人といった凶悪犯罪は少ない傾向にあります。(もちろん極稀に例外があります)スリや置引きについては、注意すれば十分に狙われることを防ぐことができます。そういう意味でも安全です。
この例外は、パリの北駅とブリュッセルの南駅。両方とも国際列車が止まる大きな駅ではあります。しかし、ともに周辺は治安が悪いです。そのため昼間の到着であってもあまりオススメしません。
また、もし主要駅以外であれば、空港バスが発着するバス停から徒歩10分以内でかつ、地下鉄の駅から徒歩10分以内の距離にある中心地もおススメです。パリで言えば、オペラ座や凱旋門の近くがこれに当たります。バルセロナではこれにあたるのが、カタルーニャ広場の近くです。
とりわけ、スーツケースでの移動はヨーロッパにおいては大変です。どうしてもヨーロッパでは道が石畳であることが多く、スーツケースのキャスターが石畳の隙間に挟まり動きにくいことが多く、移動に手こずります。そのため、移動は徒歩10分以内できれば7、8分までと考える方が良いです。
ブリュッセルの路面石畳でおおわれている
また地下鉄も、悪くありませんが、日本の地下鉄と比べてヨーロッパの地下鉄は、階段しか無かったり、エスカレーターが故障していたり、車内が狭かったりとスーツケースでの移動には不向きです。場合によっては、どうしてもスーツケースを持った移動で地下鉄を利用することもありますが、避けれるなら避ける方が良いと思います。(もちろん絶対に避けるべきとまでは言えません。)
また路線バス(空港バスは除く)は乗り慣れていれば、かなり有効な手段となりますが、乗り慣れていなければ降りる場所が大変です。また、荷物を置く場所がなかったりもするので、知らない都市では避けたいです。
タクシーは本当に最終手段のイメージです。ヨーロッパのタクシーは日本同様高いです。またぼったくられる可能性もなきにしもあらず。それであれば少し高くとも、旅行会社などでトランスポートを頼むのが無難です。またUber を使うのも1つの手だと思います。
基本的に、スーツケースを持った移動は空港からのバス停or 電車の発着駅から 徒歩>地下鉄>バス>タクシー というように考えましょう。
相場と比べて安すぎるホテルには泊まらない
ヨーロッパであっても、たまに一泊5000円以下のホテルが、街の中心街であっても、あります。しかし基本的にそのようなホテルにはなんだかの問題があります。
例えば、ヨーロッパではホテルの従業員が客室に入り、宿泊客のいない間に金品を盗んでいたなんて話を聞いたこともあります。そのため、あまりにも安いホテルにはそのような危険があります。
逆に稀に、エレベーターが付いていないためやすいというホテルもあります。そういう場合はそこだけ対処できるなら泊まっても良いと思います。
まずは、その都市のヒルトンやマリオットあたりの超有名高級ホテルの宿泊費をみて、一泊3万円以上であれば、一泊7500円以下のホテルには泊まらないのが無難です。
逆にオフピークのシーズンのため、それらのホテルが1万円台後半とかであれば、5000円くらいまでのホテルに宿泊するのもありだと思います。
またヨーロッパでホテルの相場に困れば、イビスホテル、NHホテル、ノボーテルホテル、ホリデーイン、ベストウェスタンあたりのヨーロッパでの大手チェーンのビジネスホテルに泊まるのもありだと思います。
治安の悪いエリアには泊まらない
ほんとにこれはヨーロッパのホテル選びでなくとも、ホテル選びの鉄則中の鉄則です。 本当に治安が悪い地域には泊まるのはおススメしません。
ここでの治安の悪いとは単に観光客に対する軽犯罪(スリ、置引きなど)が多いという意味ではなく、その地域に住む人も治安が悪いと思っている地域のことです。
例えば、ブリュッセルの南駅周辺・北駅周辺は、治安が悪いです。両駅ともアクセスの良い駅ですが、泊まろうとは思いません。
その都市の治安が悪い場所が分からなければ、「都市名 +治安の悪い地域」とかでググると良いと思います。
前後の日の予定に合わせる
これも実は大事なホテル選びの要素です。ホテル到着日が飛行機の到着が遅く、夜の22時を回りそう(日本からヨーロッパ乗り継ぎで到着時によくあるケース)であれば、空港からのアクセスが良い場所の近くで分かりやすいところに泊まります。
夜で道は分からないは、長距離移動でヘトヘトは危ないですから。また23時を回るのであれば、空港の近くのホテルに一泊するのもありだと思います。
逆に、日中に都市に着くのであれば(日中といっても、季節により日没の時間が大きく変わるヨーロッパでは具体的に何時までとは言い難いですが)、駅や空港バスのバス停から少し遠いところ、少し道路を入ったところでも、なんとか行けます。しかし、さっき言ったように石畳の道には注意です。本当にかなり移動で疲れます。
他方で次の日が早朝の電車で移動であるとか、現地ツアーのため早朝の集合であったりする場合は、逆にその駅前で泊まったりします。
ヨーロッパでに具体的なホテル選びの場所
以下は少し具体的な都市名を出しつつ、どの辺りが良いかを解説します。
フランス・パリ
パリはあまり大きな駅の前、特に北駅の周辺はおすすめしません。
空港バスを使う予定があるのであれば、オペラ座か凱旋門の近くが良いと思います。また大きな駅の近くですが、モンパルナスの駅の近くも少しパリ中心部から離れますが、おすすめです。
また、パリ発着の国際列車はそのほとんどがパリ北駅の発着(ユーロスターやタリスなど)です。そのためパリの地下鉄をスーツケースを持っての移動で使うこととなりますが、これは仕方ないと思います。
ドイツ (フランクフルト・ベルリンを中心に)
基本その街の中央駅の近くで良いと思います。
フランクフルトは中央駅から市街の中心部が少し離れています。しかし中央駅からは徒歩圏内なので、フランクフルト中央駅付近でホテルを取るのが良いと思います。
少し注意が必要なのがベルリンです。ベルリン中央駅は、中心部からだいぶ離れています。(流石に徒歩では無理です) 私はそれでもベルリン中央駅で取り観光は地下鉄を使いました。ベルリン中央駅でなければ、アレキサンダー広場の付近かその前後にSバーンの駅の近くでホテルを取るのが良いと思います。
私はドイツは基本的には、インターシティーホテルが、駅前で市内の交通券をくれるのでおすすめです。
スペイン (マドリード・バルセロナ)
マドリードは、ホテルを取るのであれば、アトーチャ駅周辺がおすすめです。近くにはプラド美術館など観光地が多いです。またマドリードではホテル自体は、プエルタ・デソルや王宮方面が多いですが、地下鉄移動が必要となることや、道が入り組んでいたりするのであまりおすすめしません。
またバルセロナは、すでに述べたように、カタルーニャ広場の近くが、バルセロナ空港行のバス停もあり、おすすめです。
イタリア(ローマ・ミラノ・ベネチアを中心に)
イタリアは、基本的に中央駅(Ex ローマであればテルミニ駅)の近くでホテルを取ることをおすすめします。
イタリアは、南に行くほど治安が悪くなる傾向にあります。特に中央駅付近では観光客狙いの軽犯罪が多いです。(ミラノは北部だがミラノのドーモ周辺も注意)そのため軽犯罪には十分注意をするようにしてください。
ベネチアではベネチア本島の方が、沿岸部よりホテル代が高い傾向にありますが、観光地が密集するベネチア本島までの電車の移動費と時間を考えると本島の方が良いと思います。
またベネチア本島は船での移動なので、スーツケースを持っての移動は中々大変です。そのためベネチア本島の中央駅付近が良いと思います。
イタリアで最後にミラノですが、ミラノの中央駅はミラノの街の中心街から少し距離があります。しかし主な都市(ローマ、フィレンツェ、ベネチアなど)からの電車の発着駅がミラノ中央駅であり、空港へのバスもその付近から出ることから、ミラノ中央駅近くでホテルを取る方が良いと思います。
観光地が多いミラノ中心部へは、地下鉄を利用するのが良いと思います。。
イギリス・ロンドン
ロンドンだけは中央駅と言える中央駅がありません、なぜならロンドンは大きな駅が多いです。
旅行者がよく利用するのは、イギリス南部とロンドンガトウィック空港への電車が発着するロンドン・ビクトリア駅。ユーロスターの発着する、ロンドンセントパンク駅とそのすぐ隣にある北部への電車が発着する、9と3/4でお馴染みロンドン・キングクロス駅。後は、ロンドン・ヒースロー空港への電車が発車するバーディントン駅の4つです。
ちなみに、ロンドンの地下鉄は路線によっては、車内は狭く、また駅の構内はかなり入り組んでいるため、地下鉄内をスーツケースを持って移動することはおすすめしません。この点まだバスでの移動の方が、時間はかかっても現実的です。
そのためおすすめは、ロンドン・ヴィクトリア駅の近くでホテルを取ることです。ヴィクトリア駅の近くには、ヴィクトリアコーチステーションがあり、ヒースロー空港までバスが出ています。またガトウィック空港までは電車で移動が可能です。
さらにユーロスターに乗るのであれば、ヴィクトリア駅の目の前のバス停から390番のバスに乗れば約50分ほどと、地下鉄以上に時間はかかりますが、地下鉄でのスーツケースの移動の困難を回避して楽にセントパンク駅まで移動できます。
仮に早朝にロンドン発のユーロスターに乗るもしくは。夜遅くにユーロスターでロンドンに着くのであればセントパンクラスの駅の近くにホテルを取るのが良いです。
ベルギー ・ブリュッセル
確実にブリュッセル中央駅の近くとりわけ、中央駅前のヒルトンホテル、イビスホテル、ノボーテルホテル、NHホテルのどれかをおすすめします。
ヨーロッパの中でも、ブリュッセルは石畳が多くスーツケースの移動が困難です。上記の中でも中央駅までは、ヒルトンホテル以外は、坂を登る必要があるため、少しスーツケースの移動に注意が必要です。
また、私の私見ですがブリュッセルは西ヨーロッパの中でも本当に治安がよくない街です。(私が行った時はホームレスはそこら中にいますし、観光客を狙った集団の物乞いまでいます。)そのためできるだけ駅中央駅の近くをおすすめします。
またブリュッセル中央駅からグランプラスのエリアからあまり離れることはおすすめしません。なんとかブリュッセル中央駅の周辺は観光客が多いため治安の維持に力を入れており、なんとか治安を保っている感じです。
まとめ
結局のところ、ヨーロッパでのホテル選びは、前後の日の予定を考慮して、治安の悪くないエリアでかつ大きな駅前もしくは、空港バスのバス停の近くで街の中心部に泊まるのが1番良いのではないでしょうか。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。少しでもこの記事が、ホテル選びの参考になればと思います。
村川
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