みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回はフィンエアー(フィンランド航空)のヨーロッパ域内線のビジネスクラスを紹介します。
フィンエアー ヨーロッパ域内
フィンエアー(フィンランド航空)といえば、何回も当ブログで紹介している、フィンランドのヘルシンキ空港を拠点とするヨーロッパの航空会社です。
フィンエアーは日本にもかなりの便数が就航しており、日本にもっとも多くの便数を就航させているよヨーロッパの航空会社と言えます。
またフィンエアーは、日本とヘルシンキ空港を経由してヨーロッパの各地を結ぶ、乗り継ぎ需要に力を入れており、かつJALと同じワンワールドアライアンスに加盟していることから、日本人にもかなりなじみのある航空会社です。
そんな中でも今回紹介するのは、フィンエアーのヨーロッパ域内線のビジネスクラスです。
フィンエアー・ビジネスクラス 座席と機内の様子
フィンエアーのヨーロッパ域内線(ヘルシンキ空港からヨーロッパの他都市への便)は、その多くがエアバスのA319、A320、A321で運行されています。そのため、大部分のヨーロッパ域内線は、通路が1本のナロボディーの飛行機で運行されています。
もっともヘルシンキ‐ロンドン線では、フィンエアーの日本路線でも使われているA330もしくはA350で運行されている便があるため、それらの便の場合は、通路が2本のワイドボディ機で運行されています。
そのため、この場合はフィンエアーのビジネスクラスのシートは、ヨーロッパの域内線であってもフィンエアーの長距離線のビジネスクラスと同じシートです。他方で他の食事などのサービスについて、今回紹介するヨーロッパ域内線のビジネスクラスのサービスと同じになります。
写真手前がビジネスクラス、奥がエコノミークラスとシート自体には違いがない
フィンエアーのヨーロッパ域内線のビジネスクラスのシートは、シート自体は他のエコノミークラスのシートと同じです。そのため長距離線のビジネスクラスのような、座席のシート自体がフルフラットになるようなことはありません。
他方でフィンエアーのヨーロッパ域内線でのビジネスクラスのシートとエコノミークラスのシートが異なる点は、ビジネスクラスでは中央の座席がブロックされているという点です。
これはフィンエアーのみならず他のヨーロッパの航空会社のヨーロッパ域内線のビジネスクラスと同様です。
もっとも飛行機の機体が2-2の座席配置の場合はこのような中央席のブロックはビジネスクラスであってもありません。
またフィンエアーのヨーロッパ域内線では、上記で紹介したA 350やA 330のナローボディの機体以外では個人用画面はありません。そのためビジネスクラスであってもヨーロッパ域内線では原則、座席で映画を見ることはできません。
他方で、フィンエアーでは上記で述べたようにロンドン線などのナローボディの路線であれば、ビジネスクラスとエコノミークラスのどちらでも、機内の個人用画面からヨーロッパ長距離線と同様の映画を見ることができます。
フィンエアーのヨーロッパ域内線のビジネスクラスのシート
アミニティに関してはフィンエアーのビジネスクラスでは、シートの上にはマリメッコのブランケットと枕が置かれています。フィンエアーのヨーロッパ域内線では長距離線とは異なり、エコノミークラスではブランケットと枕のサービスはありません。そのためこれらのサービスは、フィンエアーのヨーロッパ域内線ではビジネスクラス限定のサービスです。
たまにビジネスクラスでも、初めからブランケットとなどがシートに置かれていない場合がありますが、その時は、客室乗務員の人に言えば用意してくれます。
後は、これは他の航空会社のビジネスクラスでも同じですが、エコノミークラスとビジネスクラスの間にカーテンが、水平飛行中はかけられて、両クラスの間が仕切られることです。
フィンエアー ビジネスクラスの食事
フィンエアーのヨーロッパ域内線のビジネスクラスとエコノミークラスの大きな違いは、やはりこの食事があるかどうかです。
フィンエアーのヨーロッパ域内線では、エコノミークラスは食事は有料です。もっとも水や紅茶、コーヒー、ブルーベリージュースなどの一部ソフトドリンクについては、無料です。
他方でビジネスクラスでは、ワンプレートものではありますが食事が付いてきます。
フィンエアーのヨーロッパ域内線のビジネスクラスでは、登場後すぐにドリンクサービスとしてお水が出されます。個人的には水以外のソフトドリンクが欲しいとも思いますが、おそらくフィンエアーのビジネスクラスは、多くても10数人しかおらず、機内の通路が1本であるため、一人一人ウエルカムドリンクを用意する時間が短い離陸準備の時間の中でないのが、水しか選択肢がない原因かもしれません。
フィンエアーへの搭乗後すぐに出される、ウエルカムドリンクの水
その後は、軽いスナックとドリンクが配られます。ドリンクには、シャンパン、赤白のワイン、ビールなどのアルコール類に加えて、紅茶、コーヒー、緑茶やソフトドリンクもあります。
ビジネスクラスの食事の内容は、フィンエアーの路線によって異なりますが、基本的に機内食のメインはパスタかチキンかの二択です。私はヨーロッパ域内線のフィンエアーのビジネスクラスに数回乗ったことがありますが、いつもパスタかチキンか聞かれるため、この2択はあまり変わらないようです。
また機内食のメインの料理が出てきた後に、パンがバケットに載せられてい来るので、好きなものを選ぶことができます。
フィンエアーの機内食の量としては、JALの台湾・韓国・中国などの近距離線のビジネスクラスの機内食と同じか、それよりも少し少ない程度です。
機内食の初めに出された、スナックとシャンパン
フィンエアーのメインの機内食、写真はパスタの機内食
そして食事の後には、プレートの上にあるデザートとは別にマフィーンなどのお菓子が出されることがあります。このお菓子はフィンエアーのヨーロッパ域内線でも出る時と出ないときがあるため、おそらく飛行時間によって出るからが違うのではないでしょうか。
食後に出されたマフィーン
またフィンエアーのビジネスクラスの大きな特長は、なんといってもその食器です。これは大手の航空会社であればどこも同じですが、ビジネスクラスでは、エコノミークラスとは異なり陶器の容器が使われます。そのためフィンエアーのヨーロッパ域内線でも、ビジネスクラスでは陶器の入れ物が使われます。
しかしフィンエアーはマリメッコと提携していることもあり、ビジネスクラスの機内食のカップはマリメッコが使われています。さらにグラスは、フィンランドの有名なブランドであるイッタラ(iittala)のものが使われています。
ちなみにイッタラのグラスは、ヘルシンキ空やフィンエアーの事前予約機内販売で買うことができます。とりわけフィンエアーの事前予約機内販売では、ヘルシンキ空港や日本で買うよりも安くイッタラのグラスを買うことができるのでおすすめです。
その他のビジネスクラスのサービス内容
フィンエアーのヨーロッパ域内線のビジネスクラスは、フィンエアーの長距離線のビジネスクラス同様、優先搭乗やラウンジの利用、ビジネスクラスのチェックインカウンターの利用などもできます。
そのため、食事や座席シート、アミニティ以外のサービスについては、基本的にフィンエアーのビジネスクラスでは、長距離線とヨーロッパ域内線とでこれといった違いはありません。
また上記で紹介したビジネスクラスの食事ですが、日本への帰国の際の乗り継ぎ便であれば量としても申し分ありません。しかし日本からの長距離のフライトの後では、少し多いようにも思います。
まとめ
フィンエアーのヨーロッパ域内線のビジネスクラスは、はじめに述べたように座席のシートピッチは普通のエコノミークラスとあまり変わりません。そのため、ビジネスクラスに乗る際には最前列の座席がおすすめです。かなり座席の幅があるため、長時間の移動でもだいぶ楽になります。
フィンエアーの一番前の座席の足下は、やはり広い
もっともヘルシンキ空港からのフィンエアーのヨーロッパ域内線は、そのほとんどの飛行時間が3時間以内です。例えばスペインのバルセロナやマドリードまでのフィンエアーの路線であれば、3時間以上の飛行時間があるため十分ビジネスクラスの価値はあると思いますが、他方で、飛行時間が1時間台のフィンエアーの路線であれば、ビジネスクラスではなくエコノミークラスで十分だと思います。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
ヨッシー
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