海外旅行保険で航空機寄託手荷物遅延補償は必要か?その内容を徹底解説

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海外旅行保険で航空機寄託手荷物遅延補償は必要か?その内容を徹底解説 旅の基本情報

 

みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今日は海外旅行保険の中でも、荷物が遅延したことを補償する、いわゆるロストバゲージ保険、航空機寄託手荷物遅延補償について紹介・解説していこうと思います。

 

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航空機寄託手荷物遅延補償とは

 

航空機手荷物遅延補償とは、海外旅行保険の補償の1つで、主に旅行中に飛行機に預けた荷物が出てこなかった場合に(ロストバゲージ)、衣服やカミソリ、櫛とうの日用品を購入するための費用が補償される保険です。別名、ロストバゲージ保険とも言われます。

 

名前は、航空機寄託手荷物遅延補償というものが、わりと多いようですが、海外旅行保険の保険会社によって多少名称は異なる場合があります。

 

 

航空機寄託手荷物遅延補償が受けられる条件と補償の範囲

 

まず航空機寄託手荷物遅延補償の補償内容について、一般的なものを紹介したいと思います。

 

補償内容はその範囲は、おおよそどの保険会社でも同じですが、海外旅行保険の内容によっても多少異なることがあるので、加入の際は個々の保険会社の規約等を確認するようにしてください。

 

まず、航空機寄託手荷物遅延補償の対象となるのは、

➀飛行機に搭乗する際に航空会社に預けた手荷物が、航空機が目的地に到着してから6時間を経過しても当該目的地に届かなかった場合です。

つまり、ロストバゲージが発生してから6時間以内に手元に荷物が来ない場合です。

 

 

 

➁そして、当該荷物が自身の元に届いたか、目的地への到着後、96時間以内のどちら早い方の期間内に旅行中に使用するために買った衣類や旅行中に使用する生活必需品の費用及び旅行中にやむを得ず必要となった身の回り品の費用を補償してくれます。

 

ここでの衣類とは、具体的には肌着や下着や着替えの衣服を指します。また生活必需品とは、歯ブラシや剃刀、櫛などを指します。

最後に、旅行中にやむを得ず必要となった身の回り品とは、上記の衣類や日常生活品を詰めるためのかばんを指します。

 

航空機寄託手荷物遅延補償は、あくまでも飛行機に預けた荷物(ロストバゲージした荷物)に対しての補償であることから、遅延した荷物を空港まで取りに行くまでの交通費等は補償されません。

 

補償される具体的な額の範囲は、航空機寄託手荷物遅延補償の保険内容によっても様々であり、実費負担上限10万円というものから、預けた荷物が遅延した場合に一律定額1万円と言ったものまで様々です。

 

またこの航空機寄託手荷物遅延補償ですが、旅行中は1回しか使用できません。そのため、旅行中の移動で何回も飛行機に乗り、2回以上荷物が出てこなかったとしても補償されるのは、1回だけです。(一度、ロストバゲージ等により荷物が出てこないことが発生した場合には、その後帰国時以外に飛行機に乗る際には、再びロストバゲージが起きてしまったことを考えて、必要な衣類等は手荷物として機内に持ち込むようにしてください。)

 

さらに、日本に帰る際の飛行機でロストバゲージが発生し、荷物が出てこなかった場合には、基本的に航空機寄託手荷物遅延補償を受けることは出来ません。

 

 

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海外旅行保険で、航空機寄託手荷物遅延補償は必要か

 

海外旅行保険で航空機寄託手荷物遅延補償は必要か?その内容を徹底解説

 

航空機寄託手荷物遅延補償は必要かと言われれば、とりわけ海外の空港で乗り継ぎがある場合には、必須だと思われます。

 

海外の空港、とりわけヨーロッパの空港ではコロナ後の空港のスタッフ不足により、荷物の遅延が頻発しています。

 

実際に、私が2022年末にヨーロッパを訪れた際には、ヨーロッパの空港で乗り換えをした3つのフライトすべてでロストバゲージに遭いが、預けた空港で出てこないという、人生初の体験をしました。

 

その時の体験は、別の記事の中で紹介していますので、興味があれば読んでみてください。

 

 

また、フィンエアーでは2023年8月現在も、預けた荷物が出てこない可能性があるため、常備薬や衣類の一部を手荷物で持ち込むように乗客に呼びかけています。

 

これらの空港の人で不足は、ヨーロッパに限らず世界の各地で起きています。(まだ日本はましな方ですし、なんとか荷物を間に合わせようとする傾向がありますが・・・、海外はそんなことはない方が多いです。)そのため、海外で荷物を預けたままでのスルーチェックインによる乗り継ぎがある場合には、是非航空機寄託手荷物遅延補償に入っておく必要があると思います。

 

また航空機寄託手荷物遅延補償も、行先や旅行の期間によっても変わりますが、多くの場合は、だいたい数百円程度であることが多いので、そこまで負担は大きくないように思います。

 

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航空機寄託手荷物遅延補償を受けるための手続きと注意点

 

最後に、不運にもロストバゲージに遭遇してしまい、自身の荷物が出てこなかった場合に自身が加入している海外旅行保険で航空機寄託手荷物遅延補償を受けるための手続きとその注意点を紹介します。

この辺りは、自身の加入している海外旅行保険の保険会社によって異なるので、ここでの紹介は参考とし、必ずご自身が加入している海外旅行保険の案内や規約等を確認するようにしてください。

 

まず、ロストバゲージにあった際には、バゲージタグを持って行き、バゲージクレームに行き、荷物を受け取れなかったことの証明書をもらうようにしてください。また、自身の遅延した荷物を受け取った際には、必ず受け取った証明書をもらうようにしてください。

 

次に、衣類等の補償対象の商品を買う際には、対象となるものと他のものとの会計を分けて行い、必ずレシートをもらうようにしてください。

 

またここでの注意点は、買い物の決済はクレジットカードで行うことをおすすめします。航空機寄託手荷物遅延補償の補償内容が定額の場合は問題となりませんが、実費の場合には、通貨レートの適用基準日は、補償の申請を行った時もしくは受理日です。

そのため仮に現地通貨の現金による決済を行うと、通貨の交換レートと補償時のレートが異なることがあります(もちろん、通貨の交換時のレートが、補償時のレートより良ければ問題がありませんが・・・)。

他方で、クレジットカードで支払った場合には、のちにクレジットカードの明細を保険会社に提出できれば、多くの保険会社では購入時からレートが大きく変動しても実際に支払った日本円で補償をしてくれます。

 

そして、これはあくまでも行う必要はありませんが、実際に購入した衣類や日常品をホテル等で、値札のタグが付いた状態で写真に撮影しておけば、万が一後で保険会社から調査を受けても、実際に購入したことを証明できます(本当にここまでするかは、人によると思いますが・・・)。

 

そして、遅延の証明書と購入した時に発行したレシートと、申請書を保険会社に送付することで、補償が受けれることが多いです。

 

 

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まとめ

 

コロナ禍を境に、海外への渡航も大きく変わりました。その中で最も大きな影響は、人手不足による荷物の遅延リスクだと思います。

 

私もコロナ禍以前は、乗り継ぎ前の便の遅延による、短時間の乗り継ぎにより、荷物が乗り継ぎ先の便に間に合わなかったことで、ロストバゲージにあったことはありましたが、乗り継ぎ時間が十分ある場合に、ロストバゲージにあったことはありませんでした。

 

そのため、海外旅行保険の航空機寄託手荷物遅延補償は不要だと考えていましたが、今では飛行機に預けた荷物が出てこないということも珍しくなくなりつつあり、必要だと考えるようになりました。

 

それゆえ、私個人としては航空機寄託手荷物遅延補償は加入しておくことをおすすめします。

 

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

 

ヨッシー

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