飛行機の乗り継ぎで、荷物を預け直す必要な場合、不要な場合。

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飛行機の乗り継ぎで、荷物を預け直す必要があるか。 旅の基本情報

 

みなさんこんにちは、happy ambassador の村川です。

今日は飛行機の乗り継ぎの際(国際線・国内線共に)に、空港で飛行機に預けた荷物を預け直す必要がある場合と、預け直しの必要かない場合について紹介したいと思います。

 

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はじめに

 

飛行機に乗る際に乗り継ぎがある場合、乗り継ぎ際の空港で預け直す必要はなく、最終目的地で荷物を受け取ることができるか(一般的にスルーチェックインという)は、気になるところだと思います。

 

もしスルーチェックインができずに預け直しが必要だと、わざわざ乗り継ぎ先の空港のターンテーブルで荷物を一度受け取り、その後に再び空港のカウンターにもって行かなければなりません。

これはかなり手間がかかる作業です。また国際線の場合には一度入国手続きをしなければならず、乗り継ぎのための時間を多めに見なければならなくなります。

 

さらに経由先の空港がある国によってはトランジットビザなどを取得する必要も出てきます。

 

まず、この乗り継ぎ先の空港で荷物を再び預け直す必要がないといえるためには、①乗り継ぎ先の国の規定で預け直すことが規定されておらず、かつ②航空券の種類・条件と航空会社の規定上預け直しが不要であることの2つの条件を満たす必要があります。

 

つまり、乗り継ぎの際に荷物を預け直す必要があるかは、乗り継ぎ先の国の規定と航空券の種類や航空会社の事情という2つの要素によって決まります。

 

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乗り継ぎ先の国の規定による場合

 

飛行機の乗り継ぎで、荷物を預け直す必要な場合、不要な場合。

 

乗り継ぎ先の国の規定により、スルーチェックインができず、預けた荷物を一度受け取り、再び預けなければならないことがあります。

この場合には、航空券の買い方やその種類、乗り継ぎ前と乗り継ぎ後の航空会社の関係に関わらず、必ず荷物を預け直す必要があります。

そのため、この場合には後で述べるの航空券の種類や航空会社の事情は原則関わってきません。

 

この国の規定による場合の代表例が、日本に帰国する場合に、日本の空港で国際線から国内線に乗り継ぎをする場合です。

この場合には、一度税関による手続きを受けるためスルーチェックインはできません。乗客は必ず日本の空港で預けた荷物を受け取り、税関を通り、その上で空港のカウンターで荷物を預け直す必要があります。

 

そのため日本の帰国の際の国際線から国内線への乗り継ぎの場合には、国際線もその後の乗り継ぎ先の国内線もともにANAやJALといった同じ航空会社を利用しても、同時に航空券を購入しても、関係なく荷物を預けなおさなければなりません。

 

逆に日本から出国の場合の国内線から国際線への乗り継ぎを行う時は、税関手続きを経る必要がないため、国際線への乗り継ぎ先の空港では、荷物を預け直す必要はありません。

 

また他にもアメリカでは国際線から国内線への乗り継ぎのみならず国際線から国際線への乗り継ぎの際にも、税関手続きが必要になります。そのためスルーチェックインはできず、荷物の預けなおしが必要になります。

 

(ただこの点、国際線から国際線へのアメリカでの乗り継ぎは空港や利用する航空会社によっては、預け直しが不要になることがあるので、各航空会社のHPで確認することをおすすめします)。

 

他方でヨーロッパの乗り継ぎの場合は、少なくとも日本から直行便が乗り入れている主要空港では、国の規定による荷物の預け直しは必要ありません。

そのため、乗り継ぎ先がヨーロッパの場合には、預けた荷物を預け直さずにそのまま乗り継ぎを行うことができます。

(ただし以下に述べるように航空券の種類や航空会社の規定によっては預けなおしが必要となる場合があることに注意)

 

国の規定により、預けなおしが必要な場合のほとんどは、税関手続きを経る必要がある場合に限られます。そのため、(アメリカを除けば)国際線から国内線への乗り継ぎの場合に預け直しが必要となることがほとんどです。

 

他方でヨーロッパ内での乗り継ぎ(ヨーロッパの国の国内線を含む)の場合や国際線から国際線への乗り継ぎの場合には、航空券の条件や航空会社同士の条件が合えば、乗り継ぎ先の空港で荷物を預け直す必要がありません。

 

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航空券の種類や航空会社の事情による場合

 

次に航空会社の事情や航空券の種類による場合について詳しく書いていこうと思います。

 

具体的には航空券を通しで購入しているかどうか通しではなく別々に購入しているが航空会社が乗り継ぎ前後で異なるかという事情に分けて説明していきたいと思います。

 

その1  航空券を通しで買っている場合

 

基本的に航空券を通しで購入している場合には、乗り継ぎ先の空港で荷物を預け直す必要はありません。そのためスルーチェックインが利用できます。

 

ここで通しで買うとは、具体的に言うと乗り継ぎ前の航空券と乗り継ぎ後の航空券を同時に購入している場合です。

例えば、JALから羽田空港発、マレーシアまでの航空券とマレーシアからシンガポールまでの航空券を合わせて購入している場合です(ともにJAL便か他社便か、またコードシェア便かは関係ない)。

 

また旅行会社に航空券の手配を頼んで、成田空港から香港経由シドニーまでの航空券を頼んだ場合もこれにあたります。

 

航空券を通しで購入している場合には、基本的には乗り継ぎの前後の航空会社が同じか違うかに関わらず、スルーチェックインができ乗り継ぎ先で荷物を預け直す必要はありません。

 

ただこの場合にも2つ大きな例外があり、この例外にあたる場合には、一度乗り継ぎ先の空港で荷物を預け直す必要があります。

まず例外としてあげられるのが、乗り継ぎが同日ではない場合です。

例えば、乗り継ぎ先の空港が24時間空港ではない場合には日をまたぐ乗り継ぎを行う場合には、空港が一度閉まってしまうため1度荷物を受け取り、預けなおす必要があります。

 

他方でドバイやドーハなどの24時間空港の場合は、日をまたぐ乗り継ぎの場合でも荷物を取り出す必要はありません。

(もっとも乗り継ぎ時間が24時間を超えるなどすれば、乗り継ぎ先の空港が24時間空港であっても一度荷物を受け取り預ける必要が出てくると思います。)

 

 

もう一つの例外は、乗り継ぎについてあらかじめ、自身で預け直しが必要であると言われる場合です。

航空会社から航空券を購入する場合には、ほぼないことですが、旅行会社や航空券購入サイトから購入する場合には、預けなおしが必要であることを購入時に伝えられることがあります。

 

航空券購入サイトでは、「乗り継ぎはご自身で行ってください」や、「乗り継ぎはご自身の責任で行ってください」「スルーチェックインは利用できません」などとある場合には、この場合にあたります。

そのため、乗り継ぎの際に荷物の預けなおしが必要となります。

 

 

その2 航空券を別々に購入しているが、同じ航空会社の場合。

 

航空券自体は別々に購入したが、乗り継ぎ前と乗り継ぎ後の航空会社が同じ場合。この場合も、基本的にはスルーチェックインが利用でき乗り継ぎ先の空港で荷物を受け取り、荷物を預け直す必要はありません。

 

例えば、中部国際空港からシンガポールまでと、シンガポールからロンドンまでの航空券を別々に購入したが、共に航空会社がシンガポール航空である場合です。

また、石垣空港から那覇空港までと、那覇空港から羽田空港までを別々に購入したがともに航空会社がANAの場合もこれにあたります。

 

この場合も、上記で述べた乗り継ぎが同じ日にちが異なるなどの例外を除けば、乗り継ぎ先の空港では、荷物を再び預けなおすことなく、乗り継ぎを行うことができます。

 

もっともLCCの場合には同じ航空会社でもスルーチェックインが利用できず、乗り継ぎの際に荷物の預け直しが必要になることも珍しくないので注意が必要です。

 

その3 航空券を別々に購入し、かつ航空会社が異なる場合

 

この場合は、乗り継ぎ先の空港で荷物を受け取り、預け直しが必要かはかなり微妙になってきます。また航空会社の組み合わせによってケースバイケースと言えます。

 

まず、乗り継ぎの前後の航空会社が同じグループの会社であれば(エールフランスとKLMオランダ、イベリア航空とブリティッシュエアウェイズなど)、ほとんどの場合は、乗り継ぎ先の空港での荷物の預けなおしは不要です。

 

この場合は、ほとんどの場合で上記の同じ航空会社間での乗り継ぎとみてよいと思います。(ただしLCCが乗り継ぎに絡んでくる場合にはこのパターンに概要しないことがほとんど)

 

次に、乗り継ぎの前後の航空会社が同じ航空連合に入っているか、もしくは異なる航空連合であってもコードシェアなどで提携関係がある場合です。この場合には、スルーチェックインができ荷物の預け直しが不要になる可能性が高まります。

 

例えば、ANAとルフトハンザは同じスターアライアンスに所属しています。

そのため、ANAの羽田空港-フランクフルトの航空券とルフトハンザのフランクフルト-ミュンヘンの航空券を航空券した場合は、乗り継ぎ先のフランクフルト空港で荷物を預けなおす必要はない可能性が高いです。

 

また、JALとエールフランスは、JALがワンワールド、エールフランスがスカイチームと異なる航空連合に所属しています。しかし、エールフランスとJALには提携関係があります(マイルについては提携している。さらに、現時点では不明だが少なくともコロナ前までは、コードシェアをしていた)。

 

そのため、JALで羽田空港-パリ便を、エールフランスでパリ-ローマ便を購入した場合、パリでの乗り継ぎの際には、荷物の預け直しが不要となる可能性が高いです。

 

この辺りは提携関係の親密度合などが関係してくるのではないかと、私個人は思っています。

 

逆にそれ以外の場合には、チェックインの際にならなければ、乗り継ぎ先の空港で荷物の受け取りと預けなおしが必要になるか分からない場合も少なくありません。

 

実際のところ、航空会社に問い合わせても空港のチェックインカウンターでないと分からないと言われることも多々あります。

 

例えば同じ航空会社を使い、乗り継ぎ先の空港も同じ場合でもJALからある航空会社(JAL以外のX社)への乗り継ぎの際には乗り継ぎ先の荷物の預けなおしがは不要だが、X社からJALへの乗り継ぎは、荷物の預け直しが必要ということも珍しいことではありません。

 

そのため、それ以外の場合には、乗り継ぎ先の空港で荷物の預け直しが必要となる可能性がそれなりに高いと思っておくのがよいと思います。

 

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国内線の乗り継ぎの場合

 

 

飛行機の乗り継ぎで、荷物を預け直す必要な場合、不要な場合。

 

日本の国内線の場合は、JALはANA、フジドリームエアラインズ、天草エアライン、オリエンタルエアブリッジ、ソラシドエア間では、連帯運送契約があるため、乗り継ぎ先の空港での荷物の預け直しは不要です。

 

またANAも同じグループであるソラシドエアやスターフライヤー、AIRDOなどの同じグループとJALと天草エアラインとは連帯運送契約があるため、乗り継ぎ先の空港での荷物の預け直しは不要です。

 

またスカイマークについてはJALとの乗り継ぎの場合(JALからスカイマークへの乗り継ぎも含む)も乗り継ぎ先の空港で荷物の預けなおしは不要です。

他方でスカイマークからもしくはスカイマークへの乗り継ぎはJAL以外は、一度乗り継ぎ先の空港で荷物を受け取り、預け直す必要があります。

 

他方でピーチやジェットスタージャパンなどのLCCは、連帯運送契約がないためJALやANAなどの大手から(への)乗り継ぎであっても、乗り継ぎの際には荷物の再度の預け入れが必要になります。

 

これ以外について国内線で荷物の預けなおしが必要かわからない場合には、航空券を購入する前の段階で個々の航空会社に問い合わせてみることをおすすめします。

 

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まとめ

 

乗り継ぎの際に荷物の預けなおしが必要かは、国際線から国内線への税関の手続きが必要な場合(ヨーロッパの中での乗り継ぎは国内線への乗り継ぎは税関手続きは不要)を除いて以下のような感じになります。

 

⑴ 同じ航空券として通しで購入している。

⑵別々に航空券を購入したが、乗り継ぎの前後の航空会社が同じ、もしくは同じグループ(一部のLCCを除く)。

 

⑶別々に航空券を購入したが、乗り継ぎの前後の航空会社が同じ航空連合もしくは提携関係にある。

⑷別々に航空券を購入したが、乗り継ぎの前後の航空会社の関係がそれ以外。

 

⑴と⑵はほとんどの場合で、乗り継ぎ先の空港で荷物の預け直しは不要です

は、乗り継ぎ先の空港で荷物の預け直しが不要な可能性がある程度あります

は、乗り継ぎ先の空港で荷物の預け直しが必要なことが多いです

 

とりわけ、⑶の場合は航空会社に問い合わせてみれば、どちらかわかる可能性があります。他方で⑷の場合は分からない可能性が高いです。

 

これらを航空券を購入する際に参考にしてみてください。

今日は最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。

 

村川

 

 

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