みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回は、ANA国際線プレミアムエコノミーについて紹介したいと思います。
ANA 国際線 プレミアムエコノミー
ANAの国際線では、路線にもよりますがファーストクラス・ビジネスクラス・プレミアムエコノミークラス・エコノミークラスの4クラスが用意されています。
プレミアムエコノミーは、ビジネスクラスまではお金は出せないけれども、エコノミーよりも快適を求める人向けのサービスとなっており、価格はエコノミークラスの1.5倍から、2.5倍程度となっています。
ANA以外にもプレミアムエコノミーを導入している航空会社はあり、最近では、エミレーツ航空が導入するなどプレミアムエコノミー導入の動きは広がつていますが、他方で、カタール航空やトルコ航空などプレミアムエコノミー自体を導入していない航空会社もまだまだあります。
今回は私は、ANA国際線、羽田-ミュンヘン線のプレミアムエコノミーに乗ったので、その経験をもとにANAのプレミアエコノミーについて紹介したいと思います。
ANA プレミアムエコノミー 搭乗前のサービス
ANAのプレミアムエコノミーの利用客はANAのラウンジが利用できます。世界的に見てプレミアムエコノミーでラウンジが利用できることは珍しく、JALを除いてほとんど航空会社では、プレミアムエコノミーの利用ではラウンジを利用することはできません。
また、ANAではプレミアムエコノミーの乗客は無料で座席を指定することができます。
他方で、ANAではプレミアムエコノミーでは、優先搭乗は利用できません。この点は、JALやルフトハンザ航空などでは、ファーストクラス、ビジネスクラスに次いでプレミアムエコノミーでは優先搭乗ができることとは対象的です。
プレミアムエコノミーはエコノミーと同じ、グループ3~5となる。
また、羽田空港や成田空港を除いて、プレミアムエコノミー専用のチェックインカウンターはなく、エコノミークラスのチェックインカウンターの利用となります。
また荷物は運賃の種別に関係なく23㎏を2個まで(エコノミーは運賃の種類によって異なる。)預けることができ、預けた荷物には専用のタグが付き、ファーストクラス、ビジネスクラスの次に返却されます。
ANA プレミアムエコノミーの座席
ANAプレミアムエコノミーの座席ですが、現在使用されているのは、A380やB787‐10などで仕様されている新シートとB787‐9or8などで使用されている古いタイプの2種類のシートがあります。
今回私が利用した便は、787‐9のヨーロッパ線だったので、古いタイプのプレミアムエコノミーのシートでした。そのため今回は、古いタイプのプレミアムエコノミーのシートについて紹介していきたいと思います。
手前がエコノミークラスの区画、奥がプレミアムエコノミーの区画。飛行中も特にカーテンはされない。
具体的な、シートピッチ38インチ(約97センチ)、座席の幅は19.3インチ(約49センチ)です。エコノミークラスよりは広いですが、プレミアムエコノミーのシートとしては標準的です。もっとも、JALのプレミアムエコノミーは座席の幅は約49センチと同じですが、シートピッチ107センチと圧倒的にJALの方が広いです。
プレミアムエコノミーの座席の様子
プレミアムエコノミーの座席の様子(降機時)
ただ他方で、この座席はシートを倒すと、かなり倒れることもあり、後ろの席がかなり窮屈になります。この点は、ANAプレミアムエコノミーの座席の大きな欠点です。また、座席の大きさは日本人を標準としているようで、欧米の外国人にっては少し狭いように傍から見ていて思いました。
プレミアムエコノミーの座席の様子
プレミアムエコノミーの座席のサイドテーブル
サイドテーブルには格納可能なターブルが付いている。
座席については、フットレスと読書灯があり、サイドテーブルもありました。この辺りの座席周りの設備は標準的なプレミアムエコノミーのシートの内容です。
プレミアムエコノミーの食事
ANAのヨーロッパ線などの長距離線では2食機内食が提供されますが、機内食の内容はエコノミークラスと同じ内容です。
プレミアムエコノミーの機内食の様子。
他方で、飲み物についてはスパークリングワインがプレミアムエコノミー限定で提供されるほか、日本酒や焼酎もプレミアムエコノミー限定のメニューがあります。
またワインについては、白ワインと赤ワインともにプレミアムエコノミー専用のワインが1本ずつ搭載されています。もちろんエコノミークラス用のワインも選べます。
左がエコノミークラスの白ワイン、右がプレミアムエコノミー用の白ワイン。
プレミアムエコノミー用の赤ワイン。往路と復路でワインの種類が異なる。
実際に乗っているCAさんに聞いたところ、行きと帰りで赤白2本ずつ別の銘柄のワイン準備しており、それぞれで1本ずつ開けるとのこと。そのため、日本からの便ではまだそのワインが開いていなければ希望を言えば好きな方を開けてもらえます。ちなみに、ビジネスクラスにも出たことがあるレベルのワインとのことでした。
後は、プレミアムエコノミーでは、1食目と2食目の間にお茶漬けやカップ麺を食べることができます。
プレミアムエコノミーのアメニティ
ANAのプレミアムエコノミーでは、エコノミークラスと異なり、初めから座席にはノイズキャンセリング付きのヘッドホンとスリッパが置かれており、その後マスク、歯ブラシセット、耳栓、アイマスクが配られます。(エコノミークラスではアメニティはブランケットと枕のみ)
プレミアムエコノミーで配られているノイズキャンセリング付きのヘッドホン
しかし他の航空会社のプレミアムエコノミーと異なり、これらのアメニティを入れる袋は用意されておらず、CAさんがトレーに乗せて、乗客が好きなものを配るスタイルです。
アメニティを配布する様子。
せっかくであれば、何らかの入れ物に入れて配ってほしい気もしますが、必要な人が必要なものを取るスタイルなので、環境には優しく、無駄が出にくいというメリットはありますが・・・・。
まとめ
今回ANAのプレミアムエコノミーに乗ってみて感じたことは、ビジネスクラスレベルのワインが飲める点は良かったですが、やはり座席の幅や快適さでは、ルフトハンザ航空やフィンエアーのプレミアムエコノミーの方が良いです。
また、JALのプレミアムエコノミーと比べるとやはり、前との座席の広さが10㎝も広いため、圧倒的に座席の幅や快適さは見劣りします。
個人的には正直なところ、ANAのプレミアムエコノミーはその値段の割には微妙な気がします。ANAの場合国際線は、ステータスがなければエコノミークラスでは真ん中の席以外の事前の座席指定は有料となり、バルクヘッドや非常口座席でも座席指定料金は5000円とそこまで高くないことから、それらの席を確保できるのであれば、プレミアムエコノミーでなくてもよい気がします。
今回は、ANAのプレミアムエコノミーについて紹介しました。今回の記事が少しでも役に立てば幸いです。
ヨッシー
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