ヨーロッパでのJALコードシェア便による乗り継ぎでのJAL運航便との相違点

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ヨーロッパ旅行
graceful / Pixabay

 

みなさん、こんにちはhappy-ambassadorの村川です。今日はヨーロッパでのJALコードシェア便の乗り継ぎでについて、私の経験をもとに書きたいと思います。

 

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はじめに

 

JALのヨーロッパ便は、ロンドン、パリ、ヘルシンキ、フランクフルトの4路線のみです。(モスクワを入れると厳密には5便ですが、ロシア国内以外の乗継ぎがあまり考えにくいことから、ここでは割愛します。)

そのため、それ以外の都市にJAL便を使い行こうとする場合には、どうしても乗継ぎ便を使うことになります。

 

この場合にJALのコードシェア便を使うことが多いと思いますが、この時、荷物の制限はどうなるか、プライオリティーバッケージは使えるのかなどについて私の経験から書いて行きたいと思います。

 

ちなみに、今回はヨーロッパ線はJALの自社運航便で、その後の乗継ぎ便がJAL便名のコードシェア便の場合について書きます。(例えば、成田-ヘルシンキはJAL便、ヘルシンキ-バルセロナ便はフィンエアー運航のJAL便名のコードシェア便に場合もしくはその復路)

また、日本-ヨーロッパ線がフィンエアー運航のJAL便名のコードシェア便の場合には別のところで記事を書いているので、それを参考にしてください。

 

 

 

 

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機内サービスについて

 

基本的にコードシェア便では、運航会社のサービスが提供されます。そのためフィンエアー(AY)の場合なら、フィンエアーの機内サービスが提供され、ブリティッシュエアウェイズ(BA)の場合であれば、そこのサービスが提供されます。よって便名のJALのサービスは提供されません。

 

そのため、ヨーロッパでのJALのコードシェア便は、エコノミーであれば、エールフランス便以外は、機内食が有料です。(もともとBAとAY、IB(イベリア航空)がヨーロッパ域内線のエコノミークラスの機内食が有料のため)

 

また機内販売もその運航会社のものが提供されますが、機内販売の事前予約は、フィンエアーの場合では、JAL便名のコードシェア便でも利用することができます。(後はコードシェア便での利用をしたことがないため分かりません)

 

 

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受託荷物(預かり荷物)について

 

 

受託荷物については、日本からの出発の場合でも、ヨーロッパからの帰国の場合でも、基本的に到着地まで同一日中であれば、最終目的地まで(日本着の場合は、税関検査があるため日本のはじめの到着地まで)預かってもらえます。そのため、ヘルシンキ経由ロンドン発東京羽田行きの場合は、ロンドンで荷物を預ければ、ヘルシンキで再度のチェックインは不要で、荷物は羽田空港で受け取ることになります。

 

 

ちなみに、上記の規定が適用されるのは、通しで航空券を買った場合のみです。以下はJALがコードシェア便のみの欧州内の乗継ぎ便を販売していないことからコードシェア便とは関係ありませんが、ロンドン-ヘルシンキ区間とヘルシンキ-成田区間を別々に購入した場合は、最初にチェックインする航空会社がスルーチェックインを受け付けてくれない場合があります。その場合は、ヘルシンキで一度荷物を受け取り預ける必要が出てきます。ただし日本からの場合は、JALのコールセンターに問い合わせたところ、JAL便へのチェックインの際にシステム上可能な場合は、別々の航空券でも最後までチェックインしててくれるため(おそらくワンワールド加盟航空会社への乗り継ぎはできるものと思えます。)、最終目的地まで荷物を預けれるとのことです。

 

 

コードシェア便でに荷物で少し気を付けなければならないのは、荷物の制限です。受託荷物の規定については、基本的にJALの規定が適用されます。

この場合、日本からの出発の場合はJALのチェックインカウンターで行われることから、ステータスの追加荷物の規定も適用され、特に問題となりません。

 

他方で、ヨーロッパ発の場合は、チェックインの担当者がコードシェア便の運航会社ではないことが多く、あまりJALのステータス規定に詳しくないことが多いようです。

 

そのため、重さについてはサファイア以上のステータス保持者であれば、ステータスの特典として32kg以上であるとのことは問題ないのですが、個数はEチケットには、通常の荷物の個数しか記載されておらず、ステータスの特典での追加分が記載されていないため(サファイア保持者でエコノミーであれば、通常特典を含め3個のところ、Eチケットでは2個としか記載されていない)どうやら個数は増えない扱いのようです。

 

私も実際ステータスを持たない同行者と荷物を3つ預けましたが、はじめの2つには私の名前で、残りの1つは同伴者の名前で預けられていました。

そのため、ヘルシンキでのプライオリティータグが私の名前でしかついておらず、成田空港で最後の1つが優先タグなしで、流れてきたことが数回ありました。

 

通常特典上は荷物は3つまでであることから、私の名前で全て預けられるはずです。しかし、個数の特典が適用されていないようです。他方で重さについては1つが26kgでしたが重量制限はクリアしていたので、重量制限の特典は適用されていたようです

 

おそらく、なんらかの理由で重量制限のみ特典の適用がPC上に出され、個数制限はEチケットの記載に従うとの運用がなされているものと思います。そのため、個数についてもステータス特典を主張する余地はありますが、語学力と万が一のリスクを考えれば特典前の個数で収めることが無難だと思います。

 

ここからはあくまでも私見ですが、ヨーロッパの空港では拠点となる空港以外では、多くの場合委託を受けたハンドリング会社(多くはスイスポート)が、チェックイン業務を行っています。そしてJALのコードシェア便の場合、1つの便でJAL以外にもコードシェアをしている航空会社が複数社あることが多いです。そのため、運航会社であればまだしも、他のコードシェアをしている航空会社までの特典について十分知識を担当者が有していない場合が多いようです。またおそらく常に同じ便の担当というわけでもないと思われます。そのため上記のような運用がなされることが多いのではないでしょうか。
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プライオリティーバッケージ(優先の荷物返却)について

 

まず日本発の場合には、プライオリティーバッケージのタグをJALの基準に合わせて付けてくれます。例えばダイヤモンド・ファーストクラス ・JGP(JALグローバルクラブプレミア)→ファーストクラスのタグ。サファイア・ビジネスクラス・JGCの場合はビジネスクラスのタグなどです。またそれらのタグにはone world priority とも書かれているため乗継ぎ先でも理論上は優先返却がなされるはずです。

 

しかし私の経験からは最終到着地の空港では必ずしも優先的に出てこない場合が多々あるように思います。(ヨーロッパではシェンゲン協定のためまれですが入国管理が混んでいて結局他の荷物と一緒に回ってたなんてこともありましたが)

 

コードシェア便によるスルーチェクインを行った場合は、JALのHPではスルーチェックインではプライオリティーバッケージが使えないことがあると書かれています。

しかし、ヘルシンキ経由については、ヘルシンキでのJAL地上職の職員が名前を確認しタグを付け替えているため、成田空港到着時ではJALの基準に合わしたプライオリティーバッケージサービスが受けれます。

しかしここでの注意点はなぜかは分かりませんが、ヘルシンキ空港にはJGCタグが無いようです。そのためファーストクラスのタグとビジネスクラスのタグの2つが使用されており、JGCの場合はファーストクラスのタグが付けら、ダイヤモンド、JGP(JALグローバルクラブプレミア)の会員とともに荷物が返却されます。←現在はJGCのタグ廃止により、JGC会員もビジネスクラスのタグが付けられます。

 

JGCタグについて2019年9月に廃止されました。JGC会員については、ビジネスクラスのタグが付けられます。

 

 

詳しくは上記の別の記事に書いてあるので、読んでみてください。

 

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ラウンジの利用について

 

 

基本的にラウンジは、コードシェア便の運航会社の指定のラウンジを利用することになります。

しかし、他にも空港の利用ターミナル内に他のone word のラウンジがある場合にはそのラウンジも利用することができます。ここでヨーロッパの乗継ぎの場合に注意しなければならないのが、エールフランスとのコードシェア便の場合です。

 

 

これはパリ・シャルルドゴール空港発のJAL便でもそうですが、同伴者についてはラウンジを利用できず、利用できるのがステータス保持者のみとなっています。

そのため同伴者がステータス(JGCもしくはサファイア以上)を持っていなければ、JAL便名のコードシェア便利用の際には、ド・ゴール空港のラウンジを利用できません。

 

 

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その他

 

後は、優先搭乗や優先チェックインがありますが、基本的には利用できます。

またセキュリティのファストレーンは、空港や航空会社でかなり異なります。原則ビジネスクラス以上か、エメラルド以上のステータスが必要です。

 

しかし、ロンドン・ヒースロー空港では乗継ぎのセキュリティの場合にはサファイアでもファストレーンが使えますが、一度外に出てのセキュリティでは原則通り、ビジネス以上かエメラルド以上が対象です。

また、ウィーンからフィンエアーのコードシェア便の場合は、サファイアだけで優先レーンを利用できました。またそもそもヘルシンキ空港では乗り継ぎの場合は優先レーンはセキュリティにはありません。

 

これらのことから、セキュリティの優先レーンは利用できるかの基準は、かなりばらつきがあるといえます。

 

 

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最後に

 

今日は、JAL便名のコードシェア便のヨーロッパ乗継ぎについて書いてみました。最後までお読みいただきありがとうございます。少しでも、参考になればと思います。

 

村川

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