みなさんこんにちは、happy ambassadorの村川です。今日はJALヨーロッパ線 どこがオススメか 徹底比較の続きを書いていきたいと思います。以下成田空港の発着路線のヨーロッパ線について書いていきます。
前の記事→ JALヨーロッパ線 どこがオススメか 徹底比較 前半
JAL 成田-ヘルシンキ線
成田-ヘルシンキ線は、午前中に成田を出発して、夕方にヘルシンキ空港に到着する路線です。また帰りは、ヘルシンキ空港を夜前に出発して、成田空港に朝到着します。
JAL ヘルシンキ便のメリット
- ヘルシンキ空港が乗り継ぎに便利であること。
- ヘルシンキまでの飛行時間が短いこと
- 朝に到着すること
ヘルシンキ空港が乗り継ぎに便利であること・飛行時間が短いこと
JAL成田-ヘルシンキ線のメリットは、やはりは上記の1と2の2つです。
この点については、私が以前記事にもしましたが、ヘルシンキが乗り継ぎに優しいことと、片道10時間という他の空港と比べて、約3時間ほど飛行時間が短いことです。
(参考記事 なぜ、ヨーロッパへはヘルシンキ乗り継ぎがおすすめか )
またフィンエアーとのコードシェア便が多く出ていることから、ほとんどのヨーロッパの主要都市に乗り継ぐことができます。
(やはり、この点はロンドンのブリティッシュエアウェイズほどの便数はありませんが、基本的にフィンエアーのコードシェア便でこと足ります。)
朝に到着すること
また成田空港に朝の9時台(冬ダイヤでは10時台)に到着するのも、利点の1つです。この時間につけば、午後からは仕事に行けますし、休みであればゆっくりその日は家で休むことができます。
またJALは、羽田空港発着より、成田空港発着の便の方が、片道5000円ほど安いです。これもヘルシンキ便の利点です。
(正直成田までの距離をどう考えるかは、住んでいる場所により異なるため、本当に人によると思います。)
正直なところ、移動時間や乗り継ぎといった機能性だけを比べれば、JALのヨーロッパ線では、ヘルシンキ便が1番おすすめだと言えます。
JAL ヘルシンキ便のデメリット
- 帰国時の成田空港からの乗り継ぎ便が不便
- ヘルシンキ空港での、飛行機からターミナル間の移動がバスの時がある
- 帰国時の成田空港からの乗り継ぎ便が不便
帰国時の成田空港からの乗り継ぎ便が不便
まず、挙げられるのは、成田空港到着時以降の国内線の乗り継ぎがある場合です。
成田空港の場合、JALは地方の主要空港の便がかなり限られています。
夏ダイヤであれば、JALヘルシンキ便は9時5分に到着します。そのため、午前の成田-名古屋線には乗り継ぎ可能です。しかし冬ダイヤでは1時間到着時間が遅れるため(サマータイム終了が原因)、午前便には乗り継げません。
また名古屋以外の、伊丹、福岡、札幌へは成田空港からの午前便がないため、1度羽田空港に移動するか、乗り継ぎ最低時間が2時間近くあるジェットスターとのコードシェア便を利用する必要があります。
また名古屋に至っては、冬ダイヤでは羽田空港に戻っても夜便しかないので、かなり帰るのに時間を要します。
ヘルシンキ空港で、飛行機とターミナル間移動がバスの場合がある
また、ヘルシンキ空港はコンパクトさを売りにした空港のため、ゲートの数が他の空港より少ないです。そのため飛行機までの移動がバスの可能性があります。しかも冬はヘルシンキは相当寒いため注意が必要です。
まとめ
乗り継ぎ便であれば、やはりヘルシンキ便が一番おすすめです。おそらく羽田空港線への移管となれば、国内線への乗り継ぎも利便性を増すと思います。それでも冬の利用の際には寒さ対策はバスでの移動の可能性を考えてしておく必要があります。
個人的には成田空港と羽田空港の両方から飛ばしてほしいですが、やはりフィンエア―が成田空港から便を出していることからすれば、すこし難しそうです。
JALフランクフルト便
JALの成田空港‐フランクフルト線は、成田空港を午前中に出発し、午後にフランクフルト空港に到着。その後夜にフランクフルト空港を出発して、夕方に成田空港に到着する便です。
JALフランクフルト便のメリット
- ドイツ鉄道(DB)Rail&Fly(レール&フライ)サービス
- 成田空港以降の国内線の乗り継ぎが便利。
- イタリアへの乗り継ぎが便利
ドイツ鉄道(DB)Rail&Fly(レール&フライ)サービス
JALは、コードシェアをする相手となるフランクフルトを拠点とする航空会社がいません。
これは、フランクフルト空港がANAのパートナーであるルフトハンザの拠点であることが原因です。また、ワンワールドアライアンスは、エアーベルリンが破たんした後は、ドイツでアライアンスメンバーがいない状態が続いています。
またフランクフルトへはANAやルフトハンザが就航しており、乗り継ぎ需要の大部分のシェアを他社が獲得しています。そのため、JALはフランクフルト便が一番需要の取り込みで苦戦しているヨーロッパ線であるといえます。
それゆえJALが、乗り継ぎ需要の確保の1つとして行っているのが、ドイツ鉄道(DB)Rail&Fly(レール&フライ)サービスです。
これは、乗客が搭乗するJALのフランクフルト便(往路、復路共に)の24時間以内であれば、ドイツ国鉄を乗り継ぎとして利用できるというものです。そのため、フランクフルト空港到着後の24時間以内であればJALのフランクフルト便の利用者は、ドイツ国鉄を使いケルンやベルリン、ミュンヘンなどに移動できます。
ちなみにこのサービスは、ドイツ以外でもオーストリアのザルツブルクとスイスのバーゼルまでも対象として含んでいます。
成田空港以降の国内線の乗り継ぎが便利。
またフランクフルト便は、成田に午後に到着ということもあり、成田空港からでる、JALの伊丹、名古屋、札幌、福岡線に帰国時2時間ほどの乗り継ぎ時間で、乗り継ぐことができます。
これは、JALのヘルシンキ便では先に述べたように最短の乗り継ぎのために一度羽田空港に移動しなければならないか、ジェットスターのコードシェア便に乗らなければならないことと比べると、大きな利点であるといえます。
イタリアへの乗り継ぎが便利
日本人観光客が最も多いヨーロッパの国の1つが、イタリアです。そしてフランクフルトは位置的にJALが就航している空港の中では最もイタリアに近いです。
実際、フランクフルトとイタリア間は1時間半から2時間ほどの飛行時間です。乗り継ぎは、アリタリアかルフトハンザとなるためコードシェア便ではないことが欠点です。
フランスもそこそこイタリアまで近いですが、空港の乗り継ぎが大変なためやはりフランクフルトの方が良いと思います。
JALフランクフルト便のデメリット
- ターミナルの場所が悪い
- 乗り継ぎ便が少ない
ターミナルの場所が悪い
JALのフランクフルト空港での発着がターミナル2である点です。どうしても拠点とするルフトハンザがターミナル1を使用していることから、JALやブリティッシュエアウェイズなどは、ターミナル2を使用しています。
フランクフルト空港は市街地と電車で結ばれていますが、長距離列車、近郊線列車の駅はターミナル1としか繋がっていません。そのためターミナル2に行くためには、一度ターミナル1に行きそこから連絡バスもしくは連絡モノレールに乗る必要があります。
フランクフルト空港自体は、中心地であるフランクフルト中央駅まで電車で30分以内と近いです。しかしやはり直接電車に乗れないことはデメリットです。
またターミナル2は、それほど免税店などの施設が他の空港と比べて充実していません。
JALからの乗り継ぎ便が少ない
JALのコードシェア便がほとんどないこともデメリットです。先に述べたようにJALはドイツでパートナーとなる航空会社がいない状態です。そのためどうしてもコードシェア便が少ないです。
またアリタリアやルフトハンザとの接続はあるものの、どうしても提携先でないことから、最低乗り継ぎ時間が長く、対象便も少ないのが現状です。
まとめ
フランクフルト空港は、たしかに乗り継ぎ便が少ないというデメリットはあります。しかし他方で、上記で上げたメリットの他にもサクララウンジがあることや、アップグレードマイルのマイルバックキャンペーンが適用されるなどのマイレージ会員へのメリットもあります。
ターミナル間の移動さえ気にしなければ、ドイツ国鉄の乗り継ぎを上手く使えばけっこう便利な便だと思います。
最後に
JALのヨーロッパ4路線を、私の視点から独自に比較してみました。
私としては、成田空港からの移動さえ気にしなければ、乗り継ぎ便の多さや飛行時間などの点から、一番ヘルシンキ便がいいのではないかと思います。
また値段次第ですが、パリやフランクフルトが最終目的地なら直行便もありだと思います。またドイツでケルンやデュッセルドルフ、ミュンヘンへ行くのであれば、フランクフルト経由ドイツ国鉄はありだと思います。(ベルリンまではフランクフルトから5時間ほどかかるため、あまり電車移動はお勧めしません。)
最後までブログ記事を読んでもらいありがとうございました。
村川
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