みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今日はイギリスでの電車の乗り方と、その注意点を紹介します。
イギリスの電車の乗り方
イギリスでは、日本同様電車はかなり便利な交通手段です。多くの都市を電車が結んでいるため、都市間移動の殆どの場合で、電車を使うことが多いです。
なお、イギリスの電車でもユーロスターは、出入国審査やセキュリティーチェックがあるため他のイギリスの電車とは乗り方に少し異なる点がいくつかあります。そのため、ここではイギリスのユーロスター以外の電車の乗り方について紹介します。
ユーロスターの乗り方については、それ専用に記事を書いているため、その記事を読んでください。
チケットの購入
まずイギリスの電車のチケットは駅の券売機か窓口で買います。しかし小さい駅であれば券売機のみの場合もあります。
イギリスの電車のチケットの種類には片道や往復、オフピークチケット、グループチケット、定期券などがあります。
また4、5日間であれば、1週間チケットの方が安いこともあります。
チケットの買い方ですが、券売機では行き先を検索してチケットを購入することになります。日本の電車のチケットの券売機のように値段を選ぶことはありません。
電車の切符を買い慣れていないうちは、駅にある有人の窓口でガイドブックなどを見せて行き先を伝えるのが一番おすすめです。
具体的なイギリスの電車のチケットの購入方法については、別途記事を書いているので、もしよければそれを見てください。
乗るべき電車の探し方
次に自分の乗る電車の探し方ですが、どの電車に乗るかは駅の電光掲示板を確認します。
これはイギリスのみならずヨーロッパの列車ではよくあることですが、ロンドンにあるような大きな駅では、列車のプラットホームが発表されるのは、出発時刻の10分前程になります。
ロンドン・ビクトリア駅の電光掲示板出発時刻の30分前ではまだプラットホームは表示されていない
場合によっては、電車が出発するプラットホームが駅のかなり端ということも大きな駅ではあり得るので注意してください。
またもし自分の乗る列車が分からなければ、National rail のホームページを見れば何時のどの電車に乗れば良いのかわかります。ある程度出発時刻が近ければホームページで乗るべき列車のプラットホームまで出ます。
イギリスの電車の掲示板の停車駅一覧から、目的地を探すのは、停車駅の字が細かく、かなり見にくい作業となるので、私はnational rail のホームページからどの電車に乗るべきか探すことをおすすめします。
最悪分からなければ、駅員に聞くようにしてください。プラットホームは分からなくとも、出発時刻は教えてくれるため電光掲示板の時刻と照らし合わせて乗るべき電車が分かります。
電車の乗り方
まずプラットホームですが、ロンドンにあるヴィクトリア駅やウォータールー駅のようなターミナル駅では、一度改札に入ると他のプラットホームには移動できないもしくは移動がかなり大変な場合があります。
ロンドン・ウォータールー駅の構内図、20番線と19番線の間は移動不可能。
おそらくこの駅のプラットホームの構造は、ヨーロッパでもイギリスだけのようです。そのため自分の電車が来るプラットホームと改札口が対応しているか、改札を通る前に確認するようにしてください。
次に実際に電車に乗る時の注意点ですが、イギリスの電車は、駅に到着しても日本の列車のように、自動で開くことはあまりありません。そのため電車に乗車の際には、ドアのど真ん中にある、ボタンを押すことで、電車のドアが開きます。
電車から降りるときも同様で、ドアの左右のどちらかにあるボタンでドアを開けて列車から降ります。
電車のドアの真ん中にある光っているボタンを押すとドアが開き、乗ることができる
また日本と異なり、イギリスの電車は駅によってはホームと列車の間に大きな段差や大きな隙間があることが多いです。そのため、特に電車に乗る時の段差や、電車とホーム隙間には注意をしてください。
イギリスの電車の車内
イギリスの電車のシートは、日本の電車のシートのように進行方向に向きを変えることはできません。
またイギリスの電車内では、改札が駅にあるにもかかわらず、殆どの場合で切符の確認に乗務員が回ってきます。切符は出しやすいところに持っておくようにしてください。
イギリスの電車内でチケットのチェックを行う従業員
また座席にはファーストクラスのシートがあります。座席には背もたれなどにfirst class の記載があると思います。
この座席を利用するにはファーストクラス用のチケットが必要です。チケットを買っていないのに間違えて座らないようにしてください。
また、とりわけロンドンなどの大都市の電車では、置き引きや物取りが発生します。被害に遭わないように貴重品管理はしっかりしてください。
日本では電車の中で寝ても安全ですが、イギリスでは電車によってはそれほど治安が良くありません。寝てる間に財布やスマートフォンが盗られる危険性もあることから、グループで電車に乗る際には、誰か1人が必ず起きておくようにする方が良いと思います。
その他のイギリスの列車での注意点
まずイギリスの電車は、日本の電車のように運行は正確ではありません。列車の遅延や運行取りやめなど、頻繁に起こります。そのため、列車の移動には余裕を持つようにしてください。
また日本と異なり、イギリスでは深夜労働は基本的に禁止されています。そのため日本のように線路のメンテナンスは深夜に行われません。それらのメンテナンスは電車の乗客に比較的影響の少ない土日に行われます。
そのため土日に電車を使う場合は、途中までもしくは途中の区間が電車でなくバスによる代行輸送ということも多々あります。バスによる代行輸送の場合は、あらかじめ駅の電光掲示板でその旨が表示されます。
正直土日であればいつも必ずメンテナンスが行われるということはありませんが、その可能性がわりと高まります。そのため土日に電車を利用する際には、バスでの代行輸送があることは念頭に置くようにしてください。
列車の遅れや運行取り止めを含め必ず列車に乗る際には、駅の電光掲示板を確認してから、それらの有無を確認してから列車に乗るようにしてください。
たまに行き先の表示が、駅構内と電車で異なります。これもわりとイギリスの電車あるあるです。その場合は、駅員などに確認するようにしてください。
また一部の電車では途中駅で電車が切り離される場合があります。その場合はあらかじめ駅の放送、車内放送及び駅の電光掲示板で表示されます。その場合Rear coarchとFront coarchと表示されます。前者は電車の進行方向に向かって後ろ側を表し、後者は電車の進行方向に向かって前を表します。
そのため、例えばRear coarch6 Front coarch4と表示されれば、進行方向から前4両と進行方向から後ろ6両という意味になります。
まとめ
当然といえば当然ですが、なにしろイギリスと日本では文化の違いから本当に色々と勝手が違います。特に列車は違いが大きく出やすいところです。
他方でイギリスでは電車を使いこなせるとかなり旅行や移動には便利です。少しでもこの記事が皆さんの役に立てれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
ヨッシー
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