みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回はイギリスの電車のキップの買い方について紹介していきたいと思います。
イギリスの電車
イギリスの交通機関の中でも最も便利な乗り物の1つが、電車です。イギリスでは日本と同様に電車が全国に走っており、かなり便利な乗り物です。
しかし、海外の電車のキップの購入方法は、日本の購入方法とは異なり勝手の違うことが多いです。そのため、今回は窓口での電車のキップの購入方法と、駅に置かれた券売機でのキップの購入方法について、詳しく解説していきたいと思います。
イギリスの電車のキップの種類
まず具体的な、キップの購入方法の解説の前に、イギリスの電車のキップの種類について紹介します。
まず、イギリスでは片道のことを、singleと言います。他方で、往復のことをreturnと言います。(アメリカ英語では片道をoneway、往復をroundtripとそれぞれ言います。そのため、それらの英語を使っても窓口では通じます。)
そして、日帰りの往復キップのことをday return ticketと言います。
次に、イギリスの電車は、オフピーク運賃制度を取っています。まずいつでも乗れるキップが、anytime ticketです。次にoff peak ticketとsuper off peak ticketの2つがあります。
両方とも通勤ラッシュ時以外の時間帯しか利用できないキップですが、super off peak ticketの方が利用できる時間帯が限定されます。もっとも、土日はsuper off peak ticketでも、特に時間制限はありません。
ちなみに、イギリスではこの平日のsuper off peakやoff peakの時間帯の設定は、鉄道会社によってまちまちなので注意してください。
また、近距離であれば、super off peak ticketの設定がない場合や、off peak ticketの設定がない場合があります。
まとめると➀anytime ticket>②off peak ticket>③super off peak ticketの順で値段が高くなります。他方で、➀から③の順で乗れる時間帯が広くなります。
また、電車にはFirstClassがあります。そのため、FirstClass用のチケットも売られています(ただし、イギリスの電車は基本的に普通車両で十分だと思います。)
それ以外にも、ロンドンへ行く電車のキップには、地下鉄の乗り放題券がついているキップ、Travel card all zoneというものもあります。
さらに、group ticketという少人数グループキップもあります。これは3人以上で同時に旅行する際に利用できるキップで、さらに割引がされます。しかし常時その人数で電車に乗らなければならないという制約がある点は注意です。
(私は利用したことがありませんが、10人以上になればさらに安くなるキップがあります。これを利用するには券売機ではなく、窓口等に問い合わせる必要があるようです。)
また、これ以外にもレールカードによる割引のキップもあります。
レールカードとは、一定の金額を払うと登録でき、そのカードを持っていると安くキップが買えるというものです。
短期の滞在では、レールカードの購入費用の方が、割引額よりも高くなることから、メリットはありません。しかし、イギリスでの留学等の長期滞在であれば、購入費用を十分ペイできるので、レイルカードの購入をおすすめします。
ただ、レールカードの購入要件は、いくつかあり、その内容も多々変更となるため、Natinal RailのHPなどで確認してみてください。
また、他にも1週間の定期券(7days ticket)や1ヶ月の定期券などもあります。これらの購入の際には、フォトカードの作成が必要となります。
フォトカードの作り方については、別途別の記事で書いているので、もしよければ読んでみてください。
券売機でのキップの購入の仕方
次に、イギリスでの電車のキップの購入方法は大きく分けて、券売機での購入の仕方と有人窓口での購入の仕方の2つがあります。
まずここでは、券売機での購入の仕方について紹介したいと思います。
そもそも、イギリスはクレジットカード社会です。そのため、券売機によってはカードしか使用できないもの、現金、カード両方が使用できるものの2種類があります。
これが、現金、カード両方とも使える券売機。
こちらの小さい機械が、カード専用の券売機
どこの電車の駅でも、現金、カードの両方が使えるキップの券売機があると思いますが、特に現金でキップを購入する際には、必ずCARSH or NOTEの文字があるか確認するようにしてください。
まず、➀A-Z destination findeを押します。(ただし初期画面で、自分の行きたい場所が表示されており、キップの種類が買いたいものである場合には、それを押してください。)
券売機の初期画面は、この写真のような感じのもの。
➁次に、A-Z destination findeを押すと以下の画面が出てきます。そこで自分の行きたい場所を入力します。(ただし上記の➀画面で、行きたい場所でかつチケットの種類が表示されておりそれを選択した場合は、⑤又は⑥まで省略可能)
この画面で、行先の駅名を入力する。
行先によってはこのような画面が出ることもある。
基本的に、車内ではマスクをしてほしいとの要請のメッセージなので、OKを押す。
(実際に乗客がこの要請に従っているかはかなり疑問)
③そこで、自分の行きたい駅名が出てくると、次はチケットの種類(片道、往復、7日間券、グループキップ等)を選択します。
この画面で、チケットの種類を選択する
その後return ticket を選択した場合は、day return(日帰り)なのか、peiord return(それ以外の日に戻ってくるのか)を選択する。
ただし行先に場合によっては、peiord returnが利用不可な場合がある。その場合は別途片道キップを購入することとなる。
この画面は表示される場合とされない場合がある。
④その後は、off-peakか、AnytimeTicket なのか、First Classなのかを選択します。選択後は、右下のConfirm Your Selectionを押す。
ここで、キップの時間帯と1stクラスか普通席かを選択
⑤だいたい off-peakを選択すると以下のような注意事項が出ますが、一言で言えばoff-peak運賃であるため、利用時間に制限がありますというものです。OKとConfirm Your Selectionを押せば消えます。
⑥その後の画面は、出発駅、目的地、日にち、人数などの確認画面が出ます。複数人分購入する場合には、ここで人数を増やします。それらがすべて合っている場合には、Press here to pay now(ピンクのボタン)を押します。
ここで必ず、自分の選択した種類か、行先かなどを確認すること
ちなみにここで、3人以上の人数を選択グールプチケットかどうか、また、グールプチケットを選択した場合、もしくは③のキップの種類でグループチケットを選択した場合は、グループ全員の乗車が必要である旨が表示されます。
⑦その後は、カードもしくは現金を機械にいれてくださいという画面が出るので、所定の金額を入れるか、カードを差し込みPIN(暗証番号)を入れると、支払いが完了します。そして、キップが機械から出てきます。
支払い画面。所定の位置に現金またはカードを入れる
窓口でのキップの購入の仕方
次に、窓口でのキップの購入の仕方について紹介したいと思います。
イギリスでは、小さな一部の駅を除いて、駅には有人の窓口が設置されています。
ここからの、電車のキップの買い方の英文はあくまでも一例です。
Can I have a (single若しくはreturn)ticket to 行先き、for 人数となります。
例えば、オックスフォードまでその日の往復キップを買う場合には、
Can I have a day return ticket to Oxford for 1 person ?となります。
ここで注意しなければならないのは、ロンドン行の電車のキップや複数駅がある街の場場合には、その駅名まで言うようにしてください。さらにロンドン行の場合は、地下鉄乗り放題券付きかどうか聞かれます。
また、off-peakかAnytimeTicket なのかは、土日であれば特に言う必要はありません。基本的に最安値のチケットを売ってくれます。また、平日であれば帰りは何時ごろ帰るのっと確認してくれることが多いです。
もし英語に自信がなければ、紙にTo 行先 Ticketの種類 returnの日にち(日帰りでない場合)、 for 人数 personを書いて窓口で渡すと、キップが買えます。
まとめ
イギリスの電車のキップの購入方法は、日本とはその買い方が違うことから始めは戸惑うことも多いと思います。しかし、慣れてしまえま楽に買うことができると思います。
おそらく、1、2回実際にキップを買ってみれば、要領を掴むことができると思うので、ぜひチャレンジしてみてください。
また、当ブログでは、イギリスの電車の乗り方とその注意点についても別の記事で紹介しているので、もしよければ一度読んでみてください。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
ヨッシー
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