みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今日はワンワールドアライアンス(One World Alliance)に加盟するヨーロッパの航空会社の比較をしたいと思います。
ワンワールドアライアンス(One World Alliance)とは
ワンワールドアライアンスとは、世界にある航空会社の連合体(アライアンス)の3つあるうちの1つです。
ワンワールドアライアンス以外には、スカイチームとスターアライアンスの2つの航空会社の連合体があります。
航空会社の連合体は、加盟する航空会社間で、マイルを貯めたり、マイルを利用できたりします。また加盟する航空会社のステータス会員であれば、他の加盟する航空会社の利用時に、ラウンジの利用や優先カウンターの利用ができます。
その中でも、ワンワールドアライアンスは、JAL(日本航空)が加盟しています。そのため日本人にも馴染みのあるアライアンスです。
(他方でANAが加盟するのがスターアライアンスです。)
ワンワールドアライアンスに加盟するヨーロッパの航空会社
ワンワールドアライアンスに加盟するヨーロッパの航空会社は、イギリスのブリティッシュエアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空(IB)、そしてフィンランドのフィンエアー(フィンランド航空 AY)の3社です。
ここではそれらのワンワールドアライアンスに加盟する航空会社について、ヨーロッパ域内線をメインに比較していきたいです。
どうしても、ワンワールドアライアンス自体が、他のスターアライアンスや、スカイチームなどと比べて、その規模が小さいことから、加盟するヨーロッパの航空会社が少ないことは否めません。
実際、スカイチームであれば、エールフランスやKLMオランダ航空、アリタリア航空、チェコ航空などが加盟しています。
またANAが加盟しているスターアライアンスに至っては、ルフトハンザ航空、オーストリア航空、LOTポーランド航空、TAPポルトガル航空などかなりのヨーロッパの航空会社が加盟しています。
ちなみにブリティッシュエアウェイズとイベリア航空とは同じIHGのグループ会社です。
ブリティッシュエアウェイズ
イギリスのヨーロッパを代表する航空会社の1つです。
上記のワンワールドアライアンスの3つの航空会社の中ではもっとも規模が大きいです。
日本には成田空港、羽田空港、関西空港にロンドン・ヒースロー空港から就航しています。
機内サービス
ブリティッシュエアウェイズは、国際線では機内食は無料です。他方でヨーロッパ域内線及びイギリス国内線では、エコノミークラスでは食べ物のみならず飲み物についても、有料です。
3、4年前は、エコノミーのヨーロッパ域内線ではサンドウィッチなどの軽食の機内食が出ていましたが、今ではイギリスのスーパーであるマークアンドサスペンサーの商品が売られています。
ここまでコストカットをするのもどうかなとは、思いますがイギリスではEasy Jet やライアンエアーなどのLCCとの厳しい価格競争があるので仕方ないかもしれません。
他方で、同じブリティッシュエアウェイズのBA便名の便でも、ブリティッシュエアウェイズの子会社であるBAシティフライヤーでは、機内食とドリンクは無料です。BAシティフライヤーは主に、ロンドンシティ空港を中心に運行しています。
実際のBAシティフライヤーの機内食(写真)
また、座席指定などについても事前の指定は有料です。(ワンワールドサファイア以上のステータスを持っている人は無料、ルビーステータスは7日前から無料。)
預け荷物の基準
ブリティッシュエアウェイズの預け荷物の基準は、エコノミークラス(プレミアムエコノミーを含む)でロンドン-日本間で23kgが2個までです。
他方でヨーロッパの域内線及びイギリス国内線では、エコノミークラスで23kgが1個です。
他にもビジネスクラスであれば、32kgが2個まで、ファーストクラスであれば32kgが3個までです。(全路線共通)
預けることのできる荷物の大きさは、3辺の長さが90cm x 75cm x 43cmまでです。
その他 ステータスの特典
ブリティッシュエアウェイズは、ワンワールドのステータスの特典の中でも大きな特徴があります。
それは、ワンワールドアライアンスのサファイアやエメラルドのステータスでは、プライオリティバッケージサービスが受けれないことです。
これはかなり珍しいです。ワンワールドアライアンスでは、基本的にサファイア以上のステータスを持っている人は、プライオリティバッケージサービスを受けることができます。
しかし、ブリティッシュエアウェイズ利用時は、たとえエメラルドでもこのサービスを受けれません。
以下ここからは私の私見ですが、ブリティッシュエアウェイズ自体には、プライオリティバッケージサービスが存在します。しかし、私は以前ブリティッシュエアウェイズのヨーロッパ域内線でビジネスクラスを利用しましたが、プライオリティバッケージタグはついていませんでした。
そのためブリティッシュエアウェイズのプライオリティバッケージは、ブリティッシュエアウェイズの上級会員のみにか使えないようです。
さすがに長距離線のビジネスやファーストクラスであれば、プライオリティバッケージが付きそうな気はしますが、ブリティッシュエアウェイズの長距離線を利用したことがないため、プライオリティバッケージの有無は分かりません。
それ以外の優先チェックイン、優先搭乗、ラウンジの利用は、ワンワールドアライアンスのサファイア以上のステータスを持っていれば利用できます。
またステータスの特典としての荷物の追加については、ワンワールドのエメラルドステータス保有者で、32㎏に制限重量が増加します。また荷物の個数が1個増加します。
サファイアステータスの保有者も、荷物の重量制限は32㎏に増加します。また荷物の個数は1個増えます(しかし最大個数は2個までしか増加せず、3個にはなりません。)
またどちらのステータスの場合も、預け荷物の無いベーシック運賃では、個数は増加しません。
ブリティッシュエアウェイズのヨーロッパ域内線のメリットとデメリット
たしかに、他のヨーロッパのフルキャリアの航空会社ではその多くが、機内食が軽食でも出ることから、全て有料であることは、ブリティッシュエアウェイズのデメリットです。しかし、ワンワールドアライアンスの他のヨーロッパの航空会社(イベリア航空とフィンエアー)も共に機内食は有料です。
※フィンエアーは特定の飲み物のみ一部無料
もっとも、それほどヨーロッパの域内線は飛行時間が2、3時間とそれほど長くないことから、特に機内食は不要だと思います。
またブリティッシュエアウェイズは、他のフィンエアーやイベリア航空の中では、就航地が多いこともかなりの利点です。さらにこの3社の中では、出発日の1ヶ月前ぐらいまでは、そこそこ航空券の値段が安いです。
まぁワンワールドアライアンスのステータスを持っている人であれば、ラウンジを使えることを考えると値段的にありだと思います。
他方で、出発日から1ヶ月以内の航空券はサービスを考えると高いと思います。
またヨーロッパ内の移動には、一度出国審査を受けて、到着地で入国手続きを受けなければならないので、ヨーロッパ域内の移動には少し不向きです。
イギリスやアイルランドへの移動であれば、ヨーロッパのどこから行ってもやけど出国と入国審査がいるため、ここはデメリットにはなりません。
イベリア航空
スペインのマドリードを拠点にしている航空会社です。
路線網はブリティッシュエアウェイズと比べると、それほど大きくありません。日本へは成田空港にマドリードから就航しています。
どちらかといえば、イベリア航空は、同じスペイン語圏の南アメリアやアメリア方面に長距離線を多く飛ばしています。
特徴としては、この中でも、割と値段がお手頃なのが特徴です。また本当機内食はもちろん有料ですし、ヨーロッパの域内線は結構座席が狭いです。そのため、どちらかというとLCCに近い感じです。
(マドリード-成田線は通路が2本あるワイドボディー機であるため、それほど座席は狭くない。)
機内サービス
ヨーロッパの域内線のエコノミークラスは、全て機内食と飲み物は有料です。
イベリア航空には、子会社のイベリアエクスプレスと、関連会社のエア・ノストラムがあります。(共にワンワールドアライアンスに加盟)
しかし、ブリティッシュエアウェイズと異なり、それらの航空会社が運行する便であっても同じく、機内食は有料です。
また、あまり機内清掃が行き届いていないように思います。私も何回かイベリア航空のヨーロッパ線に乗ったことがありますが、シートの下にワインボトルの空ボトルが転がっていたことがありました。
またエコノミークラスの座席指定は有料です。他方で、ワンワールドアライアンスのサファイア以上のステータスを持っている場合は、座席指定料金は無料です。
預け荷物の基準
イベリア航空のヨーロッパ域内線のエコノミークラスでは、23kgの預け荷物が1つまでです。荷物の大きさは3辺の長さが158cmまでです。
ちなみにイベリア航空の成田空港-マドリード線では、エコノミークラスでも、預け荷物は23kgが2個までです。
またビジネスクラスであれば、ヨーロッパ域内線は、預け荷物の許容量は32kgが2個までです。(日本線は3個まで)
また機内持ち込み荷物の大きさの許容サイズは、3辺の大きさが56cm x 45cm x 25cm以内です。
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