みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回はロンドンからロンドン・ヒースロー空港へのバスでの行き方について、紹介していきたいと思います。
ロンドン・ヒースロー空港への公共交通機関でのアクセス方法
ロンドンの中心地からロンドン・ヒースロー空港への公共交通機関でのアクセス方法は大きく分けて、4種類あります。
電車でのヒースロー空港へのアクセス方法は、ロンドンのパディントン駅から特急のヒースローエクスプレスに乗る方法と、普通の在来線であるビクトリア線に乗る方法です。
また、地下鉄でのヒースロー空港へのアクセス方法は、ロンドンの地下鉄のピカデリー線を利用する方法です。
そして、最後に挙げられるヒースロー空港へのアクセス方法は、ロンドンのヴィクトリア・コーチステーションから、バス(コーチ)でロンドン・ヒースロー空港まで行く方法です。
バスでロンドン・ヒースロー空港へ行く方法
ロンドンの市内から、ロンドン・ヒースロー空港へのバスが出るのは、ヴィクトリア駅の裏手にあるヴィクトリア・コーチステーションです。
このバスターミナルは、ロンドンのバスターミナルの中でも大きなもので、ロンドンから各地へ向かう長距離バスのバスターミナルとなっています。このバスターミナルからは、ロンドン・ヒースロー空港行きのバス以外にも北はリバプールやニューキャッスル、南はプリマスやブライトンなどイギリス各地に向かうバスが出発します。
またイギリス国内だけでなく、フランスのパリ行のバスもこのバスターミナルから出ています。
ロンドン・ヒースロー空港までのバスを運行しているバス会社はNational Expressです。
ヴィクトリアコーチステーションに止まっているNational Express社のバス(行先はルートン空港)
ヴィクトリア・コーチステーションから、ロンドン・ヒースロー空港までのバスの運賃は、片道11.50ポンドから19ポンドほど(便によってはこれより安い運賃であることも)です。ちなみにバスのチケットは、ネットで予約をする際には1ポンドの予約費用がかかります。
他方で、バスでのロンドン・ヒースロー空港までの所要時間は40分から60分ほどです。バスの本数も上記のNational Express社であれば、だいたい1時間に2本ほどのヒースロー空港行きのバスが出ています。
基本的に、バスのチケットはネット予約での購入となります(National Express社のHP)。ビクトリアコーチステーションではチケットカウンターやチケットの券売機があるためバスターミナルに行ってから、バスのチケットを買うこともできます。しかし、他の行き先のバスの乗客と同じ場所でチケットを買うことになるため、並ぶ必要があります。
また予約でバスが埋まれば、当然ながらバスに乗ることはできません。加えて事前のネット予約の方が安いことも考えられます。そのため、ヒースロー空港までのバスの乗車券は、あらかじめネットで購入する方が良いと思います。
ヴィクトリアコーチステーションからヒースロー空港へのバスの乗り方
まず、ヒースロー空港へのバスが出るヴィクトリアコーチステーションは、ロンドンのヴィクトリア駅の裏側、ヴィクトリア駅からは徒歩5分から10分ほどの場所にあります。
ヴィクトリアコーチステーションは、建物の正面玄関の上に大きく「 VICTORIA Coach Station」と書かれていることから、バスターミナルの周辺まで行けばすぐに場所は分かると思います。
ロンドンのヴィクトリアコーチステーションの外観
まず、ヒースロー空港までのバスを乗る場合には、バスターミナルの正面入り口から入ってすぐのところにある電光掲示板で、自分の乗るロンドン・ヒースロー空港までのバスの乗り場を確認します。
ちなみに、ヴィクトリアコーチステーションの作りは、中心部がバスの停車場になっており、正面玄関から入って左奥にバスのチケット売り場があります。反対側の右手奥にはスターバックスコーヒーがあります。
後は、電光掲示板で掲示されたバスの乗り場で待ちます。おおよそバスの出発時刻の10分前から15分前になると、ヒースローエアポート+出発時刻をバスのドライバーの人がバスターミナルの中に入ってきて呼ぶので、待合室の外に出てバスの方に向かいます。
ヴィクトリアコーチステーション正面玄関を入ったところにある電光掲示板でバスの乗り場を確認する。
ヴィクトリアコーチステーションの待合室の様子
だいたい、バスの出発時刻の2,3分前にはバス乗り場が閉まります。そのため、出発時刻の2,3分前に行くとバスに乗れなくなってしまうので、最低でもバスの出発時刻の10分前には指定されたバスの乗り場にいるようにしてください。
ヒースロー空港行の乗客が呼ばれて、運転手が荷物をバスに入れていっている様子
バスの運転手に紙媒体もしくは画面上のバスのチケットを見せると、バスにスーツケースなどの大きな荷物をバスの下のトランクルームに入れてくれます。その際に、ロンドン・ヒースロー空港のターミナルのどれに行くのか(ターミナル2、ターミナル3、ターミナル4、ターミナル5)を聞かれます。
ちなみに、National Express社ではチケットを買う際に、乗客1人につきMサイズのスーツケースやそれと同じサイズの荷物2個か、Lサイズのスーツケースもしくはそれと同じサイズの荷物1個までのどちらかで重さ最大20㎏までの荷物しか荷物をバスに持ち込めず、それ以上の個数を持ち込む場合には追加料金をチケット購入時に払う必要があると書いてありました。
しかし、私がバスに持ち込んだスーツケースは28㎏ほどあり、重量は超えていましたが、バスに乗車する際に特に荷物の重さを測られることはありませんでした(そもそも長距離の飛行機に乗るのに、バスへの荷物が20㎏以内はというのは現実的ではありません)。そのため個数は分かりませんが、バスに乗る際に重さはそこまで見ていないと思います。
後は、バスに乗り込みバスの車内の空いた席に座るだけです。特に座席の指定等はないので、空いている好きな席に座るようにしてください。
またバスの車内の一番後部には、お手洗いが設置されています。さらに、バスの各座席にはUSBポートが付いており、スマートフォンなどを充電することができます。
バスの座席の正面辺りには、充電用のUSBポートが設置されている。
バスの座席ですが、元々長距離も走ることがあるバスなので、ゆったりしており個人的には座り心地もよかったです(このバスの座席に7,8時間もずっと座って居れるかはまた別の話ですが)。またバスの中は、早朝便で清掃がしっかりされた後なのか、きれいでした。
バスの座席シートの様子
バスの走行中はシートベルトをしておくように言われます。ちなみにバスの出発後にシートベルトをしていなかった数人の乗客がバスの運転手から注意されていました。
ロンドン・ヒースロー空港に到着後
ヴィクトリアコーチステーション発のバスは、ヒースロー空港ターミナル4→ヒースロー空港セントラルバスステーション(ターミナル2、ターミナル3の最寄りのバス停)→ヒースロー空港ターミナル5の順で停車します。
もっとも、途中の空港ターミナルで降りる乗客がいない場合は、そのターミナルのバス停には停車しません。
バスが、ヒースロー空港のそれぞれのバス停に停車すると、運転手の方がバスのトランクルームから荷物を出してくれるので、受け取ってください。
まとめ
知り合いのイギリス人によれば、ロンドンからロンドンヒースロ空港までの移動には、時間と費用を考えると、一番バスで行くのが良いという現地の人が多いとのことです。
たしかに、バスの移動であれば一度スーツケースをバスの下にあるトランクルームに入れてしまえば、電車のように荷物を管理する必要はありません。そのためバスの車内ではヒースロー空港到着までゆっくりとくつろぐことができます。
また費用についてももちろん地下鉄ほどは安くありませんが、10ポンド台であることを考えるとそれなりに安いと思います。加えて、ヴィクトリアコーチステーションからヒースロー空港までの所要時間もわりと短いです。
もちろん後は、ヴィクトリアコーチステーションまで行くのをどう考えるかに寄りますが、ヒースロー空港への行き方としてバスを利用するのは便利だと思います。
今回は、ロンドンからヒースロー空港までのバスの行き方について紹介しました。最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
ヨッシー
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