みなさん、こんにちはhappy ambassador の村川です。今日はワインと瓶ビールの海外からの持ち帰り方(スーツケースへの梱包の仕方)について記事を書きたいと思います。
まず、ワインと瓶ビールを持ち帰る際の規定について
まず、海外からワインやビールを持ち帰る際には、ワインやビールが液体であることから飛行機の荷物上のルールと、それらがアルコール類であるため、税関上のルールの2つが問題となります
手荷物のルール
そもそも、国際線では液体類を飛行機内に持ち込むためには1つ100ml以下までで合計1Lまで、それもジブロック1つに入れる必要があります。そのため、空港の免税店で購入する場合を除き、原則ワインやビールなどの酒類を飛行機内に持ち込むことはできません。
そのため海外から帰国する際にワインやビールをお土産として持って帰るには、ワインボトルや瓶ビールは必ずスーツケースに入れて、空港で預ける必要があります。
15年前ぐらいまでであれば、液体類をその量に関係なく飛行機内に自由に持ち込めました。そのため海外からお酒を持って帰るのに、ワインや瓶ビールをわざわざスーツケースに詰める必要はありませんでした。
しかし現在はテロ対策により、飛行機内にワインやビールなど液体物を持ち込むことはできません。
もしワインやビールをお土産として海外からスーツケースの中に入れて預けずに、飛行機に持ち込もうとすると、空港内のセキュリティゲート通過時に液体物を理由に廃棄を求められます。
免税範囲のルール
また、アルコール類を日本に持ち帰る際には、免税の範囲を越えれば、課税されます。
酒類の日本に帰国する際の免税の範囲はワインやビールなどのアルコールの種類に関係なく、1人合計2250mlまでです。(特に持って帰る本数は関係ありません。)そのため上記の量を免税として日本に持ち帰ることができます。
もっともこのルールは変わることも考えられるので、税関のホームページを旅行前に確認してください。
ワイン・ビールを安全に持ち帰るためのスーツケースへの梱包の仕方
上記で述べたように、ワインボトルや瓶ビールは、国際線で海外から日本に持ち帰るためには、液体類であるため必ずスーツケースの中に入れて空港で預けて、持ち帰る必要があります。
しかし他方で、空港でのスーツケースの扱いはそれほど丁寧ではありません。そのためそのままスーツケースにワインボトルや瓶ビールが入れば、積み込み積み下ろしの時や、飛行機から空港のターンテーブルまでの移動時などでスーツケース内で瓶やワインボトルが割れ、中身が飛び散る危険があります。
そこで、ここではどうすれば安全にスーツケースにワインや瓶ビールを入れて、割れずにそれらを日本に持ち帰ることができるか、スーツケースへのワインの梱包方法について解説します。
(ちなみにビール瓶の場合も基本的にスーツケースへの梱包の仕方は、ワインの場合と同じです。)
私は今まで10回以上この梱包方法で、ワインボトルや瓶ビールをスーツケースに梱包して、海外から持ち帰りましたが、一度もワインやビールがスーツケース内で割れたことはありません。
ワインのラッピングの仕方
スーツケースに直接ワインを入れて梱包すると移動の際にスーツケース内の位置がずれて、割れてしまう恐れがあります。また万が一にもワインが割れた場合でも、スーツケース内の被害を最小限に食い止める必要があります。
知人に赤ワインをヨーロッパから持って帰ろうとして、スーツケース内で割れて中の衣類が汚れた人がいました。そのため海外からワインを持ち帰る際には、ワインボトルが割れることによりスーツケース内の衣服などが汚れるリスクは常に覚えておいてください。
まずワインボトルを、プチプチ(気泡緩衝材)で覆います。この時に、側面のみならず、ワインボトルの頂点と側面の部分も覆うようにしてください。
そしてその後に、テープでプチプチを止めます。ここでもワインボトルをある程度テープで、ぐるぐる巻きにしてください。
以下参考までに写真を見てください。
次にこのワインボトルの周りをタオルで巻き、上記同様テープで止めます。
タオルはクッションの役割と共に、万が一ワインのボトルが割れてしまった場合に中身を吸収して、スーツケース内でワインの中身が飛び散ることを防ぐ役割があります。
そのため、ワインボトルを巻くタオルは、大き目のタオルの方がいいです。
そして、その後ビニール袋でさらに、タオルを巻いたワインボトルを、その上から被せます。
これで、ワインボトル自体のラッピングは完了です。500mlの瓶ビールであれば袋の代わりに、大きめのジブロックに入れるのも良いと思います。
スーツケース内での梱包の仕方(具体的にどこに置くのか)
スーツケース内でワインを割れるのを防ぐには、ワインをスーツケース内に置く位置が重要になってきます。
まずスーツケース1つにつき、梱包をして持って帰れるワインボトル数は最大3本までを目安にするようにしてください。
別に、入れようと思えば1つのスーツケースにワインボトル4本ぐらいまでは入ります。しかし通常預ける荷物の重さが23kgであることや、スーツケースに詰めてからホテルから空港までの移動等を考えると、1つのスーツケースにワインボトル3本ぐらいが妥当な量だと思います。
実際、私も1つのスーツケースにワインボトル3本と瓶ビール1本を入れて持ち帰ったことがありました。
その時はスーツケースの重量が23kgを超えました。(たまたまスーツケース1つの重さ制限が30kgまでだったため預けられましたが。)正直、ホテルから空港までのスーツケースを持った移動が大変でした。
まずスーツケース内でもワインボトルをスーツケースの中心に置くようにしてください。この際に、ワインを直接スーツケースの側面に置くのではなく、セーターやタオルをワインの下に引いてから置くようにしてください。
写真ではワインの位置をわかりやすくするため、そのまま置いています。実際は上記のようにワインを梱包してください。
またスーツケースの片面にワインボトルを2本入れて梱包する場合は2本とも中心に寄せて、ワインボトルどうしの間隔を少し離します。
スーツケースの片面に入れるワインボトルもしくはビール瓶の本数(他のお酒の瓶も同じ)は最大2本までにするようにしてください。
これは3本以上ワインを置くとワインどうしの間隔を十分に取れず、スーツケースの端に置くことになるためです。
また、できればワインを梱包して置くスーツケースの面はチャックなどで他方の面と隔てることの出来るスーツケースの面の方が良いです。なぜならその方がスーツケース内でワインが動くのを防止できるからです。
スーツケースはとりわけ外に近い方が衝撃が強いです。それゆえに確実にスーツケースの中心にワインを入れて、梱包をすることがワインへの衝撃を減らすことにつながります。
ワインボトルを2本並べる場合は、必ずあいだにタオルやセーターでクッションを作ります。(もちろんこのワインの上にもタオルか服を置くようにしてください。)
この時に重要なのがワインボトルの向きです。必ずワインボトルをスーツケースの向きと揃える(キャスターとワインボトルの底を揃える)ようにして、スーツケースに梱包するようにしてください。
後は、マフラーやセーター、タオルなど弾力性のあるものをワインボトルの下に引きます。そのあとワインボトル本体の周りをダムを作るように詰めていきます。
さらに最後に重要なのは、ワインが入っている面のスーツケース内に出来るだけ空間を作らず、ワインボトルを出来るだけ固定してスーツケースに梱包することです。
ワインを固定しなければ、スーツケースの中で動き割れる恐れがあるからです。固定といっても大きな空間を作らず、出来るだけ動かないようにすれば良いです。
ここで目安となるのは、スーツケースを閉めて立てにしても、ワインが上下に動かないことです。
まとめ
ワインボトルや瓶ビールの海外からの持ち帰り自体はそれほど難しくはありません。
しかし逆にスーツケースの中に何も考えずに入れて詰めると、ワインやビール瓶などがスーツケースの中で割れる危険性はかなり高くなってしまいます。
この記事が、ワインボトルやビール瓶をスーツケースに梱包して海外から持ち帰る際に、参考になればと思います。
最後までブログを読んでいただき、ありがとうございます。
村川
コメント
スペインでワインを持ち帰りたくて、このサイトに巡り会いました。
とても参考になりました。
これから帰るのでこの通りにトライしてみます❗
ありがとうございます