ヨーロッパ(特にフランス)での入国審査の注意点

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ヨーロッパ 入国審査 注意点 ヨーロッパ旅行

 

みなさんこんにちは、happy ambassador の村川です。今日はヨーロッパの入国審査、特にフランスでの入国審査の注意点を紹介します。

 

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ヨーロッパの入国審査のシステム

 

ヨーロッパでの国の入国審査ではフランスやイタリアなど国ごとで特別これといった違いはありませんが、とりわけこのフランスについては、出入国の際に注意が必要です。

 

ヨーロッパ 入国審査 注意点

 

ヨーロッパでは(イギリスとアイルランドなどを除き)多くの国がシェンゲン協定を締結しています。そのためヨーロッパへの入国審査は、最初のシェンゲン協定加盟国で行われます。

 

また逆に出国審査は、シェンゲン協定加盟国のうち最終出発地で行われます。

 

例えば、最終目的がパリの場合、日本から直接パリへの直行便でパリに入国する、もしくはカタールやトルコなどシェンゲン協定加盟国以外(イギリス以外のヨーロッパの国々)を経由して入国する場合は、パリで入国審査を受けます。

 

しかしヘルシンキ(フィンランド)や、フランクフルト(ドイツ)を経由してパリに入国する場合は、経由地がシェンゲン協定加盟国であるため、経由地である、ヘルシンキやフランクフルトで入国審査を受けます。

 

1度シェンゲン協定加盟国で、入国審査を受けて入国してしまえば、その後のシェンゲン協定加盟国内での入国審査は不要です。

そのため、たとえばフランクフルトからパリまで電車や飛行機で移動しても、入国審査はありません。(一部例外的にシェンゲン協定加盟国間の移動でもバスによる移動の場合には入国審査がある場合があります。)

 

そのため、例えばイタリアもフランスもシェンゲン協定に加盟しているため、シェンゲン協定加盟国からの経由であれば、その場所で入国審査を受けます。他方で、シェンゲン協定加盟国以外の経由もしくは、日本からの直行便でイタリアやフランスに入国する場合には、イタリアやフランスで入国審査を受けます。

 

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ヨーロッパの入国審査で注意するべき点

 

まず注意すべきは、ヨーロッパでは入国審査がありますが、入国の際に必ず入国のスタンプを押してもらうことです。また出国審査の際に必ず出国のスタンプを押してもらうことです。

 

正直なところ、イタリアやフランスなどヨーロッパの国々(これはシェンゲン協定加盟国で入国審査全般に言えること)での入国審査においては、それほど多く質問されることはありません。

パスポートを出せば、基本的にスタンプを押してもらってそれが返ってくるだけです。

 

しかし問題なのは、むしろ出入国のスタンプを押してもらわないことです

スタンプがもらえないと次のヨーロッパでの出入国の審査の時にかなり厄介なことになります。

 

私もこの経験が1度あり、このせいでだいぶ厳しい入国審査を受けるハメになりました。

 

ヨーロッパ 入国審査 注意点

 

私のスタンプを押してもらえなかったことでの体験談

 

数年前になりますが、フランスでの旅行を終えてパリのシャルルドゴール空港からフランスを出国して直行便で日本に帰ろうと、フランスの出国審査を受けました。

 

この時気付かなかったのですが、なんとフランスでの出国審査でパスポートが返されただけで、スタンプが押されませんでした。

 

その翌年に次は、フィンランドのヘルシンキを経由してイタリアに旅行をしようと、上記のシェンゲン協定のルールにより、ヘルシンキで入国審査を受けました。

ヘルシンキはわりとヨーロッパの中では、入国審査が厳しい方です(たまに1つ、2つ質問されることがあります。)しかしその時は、やたらと質問が多かったです。

 

滞在目的、滞在期間から始まり、滞在先の日程、滞在先のホテルの予約表の確認、同伴者の人数とその関係、帰国便のEチケットの確認などなど、合計7、8個にも及び、前回いつ最後にヨーロッパに来たのかまで聞かれました。

 

最後はかなり怪しまれながら、入国のスタンプを押してもらえたのを覚えています。

 

これは、前回のヨーロッパへの入国のスタンプがあるのにヨーロッパでの出国がないことからオーバステイを疑われたからです。

 

ヨーロッパの観光目的期間は、基本的に180日以内に90日間と定められています。つまり出国のスタンプがなく前の入国の時から、90日間以上が経過していれば、その期限を超えて不法に滞在したのではないかと、ヘルシンキの入国審査官が疑ったということです。

 

ちなみにヨーロッパからの出国の際には、国にもよりますが出国であると言うのに、パスポートの隅々までめくって以前の入国審査で押されたスタンプを探します。

それは不法滞在をしていないかをチェックしているためです。

 

私の場合とは逆に入国審査の場合に入国審査のスタンプがなければ、出国審査で怪しまれ、最悪の場合今後の予ヨーロッパの入国拒否なんてことも十分ありえます。

 

逆に言えば、入国のスタンプがないということはいつ入国したかわからないからです。

 

【c】【公式】トリップアドバイザー

 

そもそもの原因

 

そもそもどうしてこのようなことがおこるかというと、スタンプの有無についての出入国審査官の認識の違いです。

 

どういうわけか、特にフランスでは入国審査や出国審査では日本人にはスタンプが不要と認識されている場合があるようです。

 

これは出入国審査官の立場に立って見れば分かりますが、①そもそもEU加盟国の国民は本人確認で入国できます。そのためパスポートの提示でスタンプは不要です。

フランスへの入国であっても、例えばシェンゲン協定加盟国のオランダ人にとっては、自国への帰国と同じなので、特段なんの手続きも不要です。

 

しかし②日本などの一部の非シェンゲン協定加盟国には、ビザなしの入国を認めている国があります。この場合は滞在期間に制限があるため本人確認かつスタンプが必要です。

 

③その他の国はビザが必要です。

 

どうやら入国審査や出国審査の段階で出入国審査官からすれば、①と②がビザなしで、それほどのチェックが要らないということが共通していることから、両者の場合を混同してしまっているようです。

 

後はなぜか分かりませんが、そのような運営が、フランスが多いようです。私も他にもドイツやフィンランド、オーストリアでの出入国審査を受けましたが、そのようなスタンプを押されないというミスをされたことはありません。

 

またとりわけ、ドイツとフィンランドどの入国審査は、たまに1つ、2 つ質問がされることがありますし、出国の際に入国審査のスタンプが見つけられないと、どこに押されたかなども聞かれることがあります。

そのためわりとしっかり入国審査及び出国審査がされているイメージがあります。

 

しかし、スタンプの押し忘れはある意味人為的なものであることから、フランスやイタリア、ドイツなど特定の国に関わらず、ヨーロッパへの出入国審査では、起こりうることです。

 

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出入国のスタンプを、もし忘れられた時の対処法

 

とりわけフランスでの出入国審査では、私は1度忘れられたことから、スタンプを押しているか必ず確認するように心がけています。

 

しかしこちらも人間であることから、スタンプが押されていないことに気づいたのが後だったということも多々あります。そのためその場合の対処法をここでは紹介します。

 

まずは、旅行中の滞在を証明するものを保管しておくことです。1番有効などはホテルの領収書です。またショッピングのレシートや、免税手続きのレシートも使えなくはありません。

 

他方で私が必ずやっているのは、日本の出入国のスタンプを必ずもらうことです。これは、国からの正式な証拠です。そのため少なくともいつ日本を出国して、帰国したかを相手方に示すことができます。

 

今は日本の出入国は、自動ゲートであれことから、スタンプが必ず押されませんが、頼めば押してくれます。

私はパスポート状に記録を残すということも兼ねて、ヨーロッパへの出国及びヨーロッパからの帰国の場合のみならず、全ての日本からの出入国時には、必ずスタンプをもらうようにしています。

 

またそういう意味では、ヨーロッパの出国のスタンプが忘れられた場合に、次のヨーロッパ旅行までに、他の海外に行くのであればその時の日本を含めてヨーロッパ以外の国での出入国のスタンプも有力な証拠になります。

 

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まとめ

 

日本のパスポートの信用力の高さのおかげもあり、基本的にヨーロッパでの出入国審査はそれほど厳しくありません。

 

しかし人によってまた同じパスポートで複数回ヨーロッパに旅行に行っている場合には、出入国審査の時に、入国目的のみならず旅程や滞在先を聞かれることもあります。そのため出入国審査をヨーロッパで受ける際には、飛行機のEチケットとホテルの予約表を持っておく方が良いと思います。

 

また、本当にヨーロッパ(特にフランスでは)、入国審査と出国審査時には、必ずスタンプが押されているか確認をするようにしてください

わりとネット上では、ヨーロッパの入国審査や出国審査時のスタンプがもらえず大変だったという話が、ちらほらあります。

 

最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。

 

村川

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