みなさんこんにちは、アシスタントのヨッシーです。今回は、ちまたで話題のエアポート理論について、私が思うことについて紹介してみたいと思います。
エアポート理論とは

エアポート理論とは、空港での待ち時間を極力短くするために、搭乗する飛行機の出発15分前などギリギリに到着し、搭乗する考え方です。
主に、TikTokなどで、海外のインフルエンサーなどが実践する様子を配信し、このエアポート理論が有名になりました。
日本の国内線であれば、航空会社によって保安検査場を通過しなければならない時間は、異なっており、JALやANAでは利用する航空機の出発20分前までに保安検査場を通過しなければなりません。
そのため、仮にエアポート理論を実践するのであれば日本の国内線であれば出発20分ないし30分前に空港に到着して、ギリギリを狙うことになりますが、私はこのエアポート理論を実践することはおすすめしません。
私がエアポート理論の実践をおすすめしない理由
次になぜ、私がエアポート理論の実践をおすすめしないのか、その理由を説明したいと思います。
エアポート理論の実践をおすすめしない理由はいくつかあります。ギリギリの搭乗は仮に乗れたとしても他の乗客を待たせ、飛行機自体の遅延のリスクを上げます。また、空港の利用制限との関係で、飛行機が欠航してしまうリスクも否定できません。
また、平日の日中のビジネスマンが多い便であれば、通常であれば15分前に搭乗が完了していることも珍しくなく、その中でエアポート理論を実践しようとする人がいれば、他の大勢に迷惑がかかりかねません。
ただこの他人に迷惑がかかりますという日本らしい理由は、エアポート理論を否定する理由となりえますが、私がここで強調したい理由は、やはり乗り遅れるリスクが高く、乗り遅れた場合の代償は大きい点です。
そのため、今回はエアポート理論を実践した場合に乗り遅れリスクとその代償について紹介したいと思います。
保安検査場の通過ができないリスク
保安検査場を通過するとは、保安検査場の端末に航空券をかざすことを言い、実際に保安検査場を受け終わる必要はありません。
しかし他方で、決められた時間(例えば出発時刻の20分前など)までに、端末に航空券をかざさなければ、自動的に搭乗しないと登録され、航空券はキャンセルされてしまいます。
そして、このキャンセルされた航空券は空席待ちをしている他の乗客に割り当てられることになります。
そのため、いくら保安検査場に決められた時間に並んでいても、航空券を端末にかざさなければ自動的にキャンセルさるため、保安検査場が混んでいれば飛行機に乗れなくなってしまいます。
そして、年末年始やゴールデンウイークだけでなく、普通の土日であっても保安検査場が込み合うことは珍しくありません。
そのため、エアポート理論に沿ってギリギリに行動すると、結局保安検査場を通過できず、結局飛行機に乗れないなんてことも十分起こりえます。
ゲートに到着しても飛行機に乗れないリスク
次に仮に、ギリギリでも保安検査場を通過できたとしても、搭乗締切時刻までにゲートにいなければなりません。JALやANAなど多くの航空券が国内線であれば、出発の10分前を搭乗締切時刻としています。
仮に、保安検査場の通過を出発20分前、搭乗締切時刻を出発10分前とすると、少し多めに見積もってもゲートまでの移動時間は、10分しかありません。
小さな空港であれば、保安検査場を通過した先が、搭乗ゲートということも十分あり得ますが、羽田空港や関西国際空港などの大規模空港になれば、搭乗ゲートまで500m以上ということも珍しくありません。

羽田空港では、保安検査場から搭乗ゲートまで500m近くあることも。
また空港の作りがややこしいと、保安検査場からゲートまで距離があることもざらで、迷ったりすればさらに時間がかかります。また、空港に慣れていないと、ゲートまでの途中で迷うこともあります。
私も飛行機自体は年間数十回乗っているため、飛行機自体には乗りなれていますが、1、2回しか利用したことがないターミナルや空港であれば、保安検査場から搭乗ゲートまでの間で迷うこともあり、10分では移動が厳しいと思うことも多々ありました。
そのため、保安検査場を抜けてから10分や15分では、搭乗ゲートまでたどり着かず結果として飛行機に乗れない危険があります。
飛行機に乗り遅れたときの代償

次に、エアポート理論を実践して、飛行機に乗り遅れた時の代償について話していこうと思います。
まず、飛行機に乗れなければ、運が良ければ次の便に振り替えてもらえるかもしれませんが、それは航空会社の対応次第です。まず、JALやANAの国内線であれば、対応してもらえるかもしれませんが(それもおそらく現場判断となることも)、LCCだと難しいと思います。
また、私の知り合いでスカイマークに乗り遅れてチケットを買い直す羽目になった人もいました。
仮に、運よく次の便に振り替える対応を取ってもらえたとしても、どんなに頻繁に飛んでいる路線でも1時間に1本程度と、確実に追加の待ち時間が発生します。地方路線であれば、1日5便以下ということも珍しくなく、次は3時間後なんてことも十分あり得ます。
加えて、振り替えてもらおうにも便に空席がなければ、振り替えてもらえません。日にちをまたいでも、当然宿泊費は出ませんし、自宅から空港に行く場合も、さらに往復の交通費が別途かかります。
いくら待つのが嫌だからといってギリギリを攻めるとかえって、その代償は大きく、普通に時間に余裕を持って行けば待つはずだった時間の倍以上待たなけれまなりませんし、金銭的にも高くつくリスクは高いといえます。
最近の航空会社の意識

例えば、ANAでは2026年4月から、HPの注意情報の案内に「定時運航へのご協力のお願い」との見出しで、早めに搭乗口に来るように促しています。
また、JALでも同じような案内が、「搭乗手続きの締切時刻厳守と機内持ち込み手荷物に関するお願い」との見出しで、HP上に出ています。
これらの案内は、以前はゴールデンウイークやお盆、年末年始の前などの空港がとりわけ混雑する期間限定で出ていたが、ここ1、2年で常時出るようになりました。
また、空港ではJALが、「時間が来たらお待ちしません。」、「過ぎた場合はご搭乗いただけません。」など日本の航空会社にしては、強めの言葉で注意を促す案内を出しています。

羽田空港の第1ターミナルのJALの電光掲示板の表示。

上の写真と同じ、羽田空港の第1ターミナルのJALの電光掲示板の表示。
このことからも、航空会社としても定時運航のために、エアポート理論を実践しようとするギリギリを攻める乗客に対して、強い姿勢で臨もうとしていることが、うかがえます。
正直なところ2024年辺りから、機材繰りや人手不足もあるのではないかと思うが、JALもANAも午後ぐらいになると折り返し遅れなどにより、10分から20分の遅れが目立つようになり、夕方を超えると、30分、場合によっては60分近くの遅れが見られます。
航空会社としてもそのような遅れは、最悪空港の門限に引っ掛かり、便の欠航、ダイバードにつながることから、乗客にも定時出発の協力を強く呼びかけているのだと感じてます。
最後に
今回は、エアポート理論について、国内線を私が思うこととして、そのリスクとその代償について紹介してみました。
私は、国内線を利用する場合には、出発時刻の1時間前には空港に到着しておくべきだと思います。(預ける荷物の有無でも、多少は変わりますが、荷物を預けない場合でもやはり最低45分前には到着しておくべきです。)
JALの国内線についてはおおよそいつぐらいに優先搭乗がはじまるのかを考察した記事や、国内線に乗る際には、最低どれぐらい前に空港に到着すべきかについての記事を出しています。
そのため、それらに興味があれば、あわせて読んでみてください。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
ヨッシー



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